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きりしまの、うつと大学と、

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うつで、自分と向き合うために休学したわたしの、体験談や感じたこと、残したいこと、復学してからのことをまとめています。誰かのこころの片隅に、のこりますように。
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2020年8月の記事一覧

【うつ×復学】復学ってどうやってするの?

こんにちは、きりしまです。 私の大学での経験談になりますが…復学の仕方についてお伝えしようと思います。 (私の体験なので、違う大学もあるかもしれません) まず、休学するとき、休学届に「いつからいつまで休学」と書くと思うので、その休学期間が終わりに近づくと、大学から手紙か連絡が来ます。 たぶん履修登録もあるので、二か月前ぐらいに届くでしょうか。 そして、「復学します」みたいな書類が来るので、それにサインして学務係に提出すれば、自動的に復学できます。 書類などなく、時期になると

【うつと私】きりしまがnoteを始めたきっかけ。

こんちわっす、きりしまです。 noteを初めて、今月で約半年が経ちました。 せっかくなので、初心に帰って、 「どうしてきりしまがnoteを始めようかと思ったか」 ということを書いてみようと思います。 軽くは下の記事の冒頭で書いたことがあるのですが… 改めてまとめてみようかなと、思います。 はっきりこれ、といったきっかけはありません。 休学したのが2018年の6月から。 復学したのが2019年の4月。 私はぼっちながらどうにかこうにか大学に慣れ、毎日なんとか生活していました。

【うつと私】「十分な休養」という難しさと、私なりの実践。

「うつ病をよくするためには、十分な休養をとりましょう」 よく聞く言葉だ。 うつ病だけではなく、いろんな病気でも、「十分療養しましょう」ということは言われる。 この「十分な療養」というのがほんとに難しい。 私は本格的な療養を、一人暮らしにて、大学休学という形で経験したが、これがかなり難しかった。 一人暮らしだと、食事、洗濯、掃除、買い物、ゴミ出し…すべて一人でする必要があるから、嫌でも動かないといけない。 実家暮らしなど誰かと一緒に住んでいると、頼れる人がいればその人の家

【うつと私】心理学を学んで救われた話。

「親同士の不仲を見せることも、虐待にあたります」 一年前、何気なく聞いた虐待についての授業で、はっとした。 まさかの先生の発言に、私の息が止まった。 「親の悪口を聞かされること。親の愚痴を子どもが聞くこと。これらは全部虐待にあたりますので、私は『やめてください』といいます」 あぁ、そうか。 私が「つらい」と思ったあの日々は、間違ってなかったんだ。 父親は母親の悪口をよく言った。 「母ちゃんはああだからな」「もう柳のように受け流すしかない」 母親も父親の悪口をよく言っ

【うつと私】過去の記憶についての考察

認知的な心理学の勉強にて、長期記憶について学んだ。 その中で気になる部分があったので、書き留め+考察していきたいと思う。 〈学んだこと〉 ・記憶の抑圧説:自我を脅かす記憶や自分にとって不都合な記憶は、無意識に押し込めて再び意識に上らないようにする機能。防衛機制とも呼ばれる。 ・人間は、楽しいときには楽しい記憶を、悲しいときには悲しい記憶を想起しやすい(同じ気持ちの時に記憶を想起する) ・うつ傾向の人は嫌な記憶を想起しやすいため、嫌な出来事を再体験すると気分がさらに落ち込み、