かかとのこと2
「かかとのこと」で最後に続きって書いたんだっけ?
・・・書いてました。書きます。
かかとを感じて立つと、マインドフルネス感が得られて、安心な僕らは旅に出ようぜな気分になる、なのに、なかなかかかとを感じられない。それはなぜだろう・・・というのが前回までのお話でした。
結論からいうと、わたしの骨盤が前傾していたため、かかとをつけるのに違和感があってできなかった、ということなのです。
わたしの骨盤はこちらの接骨院で指摘されるまで、前に傾いたままでした。反り腰ともいうのでしょうか。
ちょっと生々しいですが、絵で表してみました。
ひどい絵ですね・・・。(昔、マンガ描いてたのに!!!)
「反り腰 骨盤 画像」で検索すると、たいへんわかりやすいものが多数出てきますので、ぜひ検索してみてください。特に骨盤の形とか、横からみるとこんななのかーって思うはず。
って、この回の文章を書いている間に、その噂の接骨院の院長が、反り腰にまつわるこんなnoteを!!! めっちゃわかりやすいし、反り腰が100%悪いわけではないという希望が持てる内容ですので、読んでみてください。
で、図に戻り、ここではパンツ部分を骨盤と思ってください。
×のとこがへそです。つまりかなりおなかが突き出た状態ですね。
これじゃ腰も痛めかねない。
こうなると、かかとを感じようにも、そら坂道に置いたリンゴは転がりたがるわーって感じで、感じられない。
で常に前のめりに立っているような、不安定な姿勢で何事にも向き合うので、そりゃ安心して旅には出られなくなる、というわけです。
たぶん、今までにわたしが会ってきたからだの専門家の人たちも、骨盤について同じようなことを言ってくれていたと思うのですが、最近まで自分ではわかりませんでした。
それよりも、気になっていたことは、あごでした。すこーし、上がっているようなのです。
声とからだのワークで、まっすぐにただ立つということをしたとき、あごの位置をけっこう後方に直されたことがショックで。なぜならあごのことは、もう20年来の課題だったからです。
「あごが上がったまま、アイラブユーは言えない」という衝撃の呼吸法との出会いについては、「て わたし」という世界と日本の詩を紹介する詩誌の創刊号にエッセイで書かせていただいたので省きますが、まだあご上がってるんだ、ということにさすがに呆れまして・・(学ばないことの傲慢さよ! 快楽主義者め!)
あごがあがったままモノ言うのって、要するに、イキってる、「あ~ん、なんか文句あんのかコラ」状態、もしくは、つねに上の空ポワ~ンという状態だと思うのです。わたしはどっちかっていうと後者かな。
いずれにせよ、自分のからだのセンターとつながってないでモノ言うのは、そら自分のこころのセンターからも外れますよって話。
まずわたしがしたことは、あごを常にひいて、あごの位置を矯正しようということだったのですが、あごだけを直そうとすることはすごく難しかったです。「矯正」って、不快だし、無理がある感じ。あごをひいた方がいいとは頭ではわかっていてもね。
これつまり、かかとをつけようつけようとして、なんか定着できてなかった、あの感覚と同じわけです。
あご。
かかと。
その間になにがあるか、もうおわかりですよね?
骨盤が、もしくは肚(ハラ)があったんです。
この3点がつながった時、すべての水は解決への水路へと向かって流れ始めたように感じました。
前に倒れていた骨盤をくるりっと平らに起こしたとき、それがわかりました。まだまだ倒れたがる骨盤なのですが、骨盤が平らになったとき、かかとは自然と重力と仲良くなりましたし、あごは本来(と言っていいかな)の位置へ。
なぜわたしの骨盤が前傾していたかについては、だいたい見当がついています。反り腰は一見お尻がぷりんってなってかっこよさげなのですが、それってつまり虚勢を張ることに似ていて。まあ、がんばっちゃってたのだと思います。
食器を洗う時に、流し台によりかからないようにしていたことが、たぶん発端だった気が。
流し台によりかからない。誰にも頼らない。
そんな最初の産後でした。
それがいつしか虚栄に変わり、つらいのにつらいと言えない、わたしがつらい境遇にあっているなんて人に知られてはならない、というレベルにまでいくんですけど、それはかなり別の話です。
噂の接骨院院長から、骨盤を起こすリハビリを教えてもらって、たまにやっています。毎日やれよって話ですが・・。
正直、2週間近くたちますが、まだ定着してるとは言えないです。忙しくて焦ってしまうと、すぐ前のめりになっちゃう。
でも、がんばりすぎてたわたしの骨盤に、もう少し、腰を落ち着けていいんだよ、こっちだよ、と声をかけ続けていきたいです。なんにせよ、かかとの支えが入ると、安心できるのは確かってことはわかったのだから。
楽しいことをしていきます。ご一緒できたら、ほんとにうれしいです!