ゴールデングローブ賞、ノミネート発表!
アカデミー賞の前哨戦としてとても注目されるゴールデングローブ賞のノミネートが発表されました。
1月〜12月31日まで公開の作品が対象となるため、例年は年明けにノミネートされて2月頃に受賞される流れですが、今年は例年よりも1ヶ月ほど延期されて、受賞しきも2月28日になりました。
結論から言って、今回のノミネート作品は動画配信の作品が圧倒的に多いことが特徴!
劇場公開されている作品が激減しているという事情もありますが、動画配信の存在感がますます高くなった印象です。
全部挙げると大変なので、主要部門を出していきたいと思います!
ドラマ作品賞ノミネート
(映画部門)
『MANKマンク』 ※Netflix
『ノマドランド』 ※3/26公開
『シカゴ7裁判』 ※Netflix
『ファーザー』
『Promising Young Woman』
Netflixが2作品、ノマドランドは本当に早く観たい。延期せずに無事公開されることを願うばかり。
コメディ/ミュージカル作品賞ノミネート
(映画部門)
『ザ・プロム』 ※Netflix
『続ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』 ※Amazon
『ハミルトン』 ※ディズニー+
『パーム・スプリングス』 ※4/9公開
『MUSIC』
こちらも3作品が動画配信。「パームスプリングス」もアメリカではHulu配信だったと思います。ディズニー+も入ってくるようになりましたのでこれからの動画配信の勢いを感じます。
監督賞ノミネート
クロエ・ジャオ(『ノマドランド』)
デヴィッド・フィンチャー(『MANK マンク』)
アーロン・ソーキン(『シカゴ7裁判』)
レジーナ・キング(『あの夜、マイアミで』)
エメラルド・フェネル(『Promising Young Woman』)
「あの夜、マイアミで」もAmazonで配信中です。
クロエ・ジャオは中国出身の女性監督で、過去作「ザ・ライダー」がNetflixで配信中で、次回作があのマーベルの「The Eternals」(原題)という若手ながらすごい活躍ぶりです。
主演男優賞(ドラマ)ノミネート
(映画部門)
チャドウィック・ボーズマン(『マ・レイニーのブラックボトム』)
アンソニー・ホプキンス(『ファーザー』)
ゲイリー・オールドマン(『MANK マンク』)
リズ・アーメド(『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』)
タハール・ラヒム(『The Mauritanian』)
チャドウィック・ボーズマン(ブラック・パンサーが有名)は昨年ガンで亡くなってしまいましたが、今回のNetflixオリジナル作品で見事なノミネートです。
主演女優賞(ドラマ)ノミネート
(映画部門)
フランシス・マクドーマンド(『ノマドランド』)
ヴィオラ・デーヴィス(『マ・レイニーのブラックボトム』)
キャリー・マリガン(『Promising Young Woman』)
アンドラ・デイ(The United States vs. Billie Holiday』)
ヴァネッサ・カービー(『Pieces of a Woman』)
フランシス・マクドーマンドが本命視されてますが、これで獲ったら「スリー・ビルボード」に続いてすごいキャリアになります。
主演男優賞(コメディ/ミュージカル)ノミネート
(映画部門)
サシャ・バロン・コーエン(『続ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)
ジェームズ・コーデン(『ザ・プロム』)
アンディ・サンバーグ(『パーム・スプリングス』)
デヴ・パテル(『どん底作家の人生に幸あれ!』)
リン=マニュエル・ミランダ(『ハミルトン』)
サシャ・バロン・コーエンは、「シカゴ7裁判」でも助演でノミネートされていてますが、こちらのものすごいコメディで獲ったら本当にすごいです笑
主演女優賞(コメディ/ミュージカル)ノミネート
(映画部門)
マリア・バカロヴァ(『続ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』)
ケイト・ハドソン(『Music』)
ミシェル・ファイファー(『French Exit』)
ロザムンド・パイク(『I Care a Lot』)
アニャ・テイラー=ジョイ(『Emma』)
アニャ・テイラー=ジョイは、ドラマ部門で「クイーンズ・ギャンビット」の主演女優でもノミネートされていて、本当に躍進の年。
アニメーション作品賞ノミネート
『ソウルフル・ワールド』 ※ディズニー+
『2分の1の魔法』
『ウルフウォーカー』
『Over the Moon』
『The Croods : A New Age』
ディズニーは2作品入っていて『2分の1の魔法』は劇場公開して、「ソウルフル・ワールド」が動画配信でこちらが本命か。
外国語映画賞ノミネート
『ミナリ』(アメリカ)
『Another Round』(デンマーク)
『La Llorona』(フランス/グアテマラ)
『The Life Ahead』(イタリア)
『Two of Us』(アメリカ/フランス)
「ミナリ」が最有力か。こちらは韓国系アメリカ人監督で、「ノマドランド」のクロエ・ジャオも中国出身ですが、有力作品にアジア系の人が増えてきているのも今回の特徴だなと思います。
ドラマ作品賞ノミネート(テレビ部門)
『ザ・クラウン』 ※Netflix
『ラヴクラフト・カントリー』
『マンダロリアン』 ※ディズニー+
『オザークへようこそ』 ※Netflix
『ラチェッド』 ※Netflix
こちらは、ほとんどが動画配信! ドラマに関しても動画配信勢が本当に躍進しています。
コメディ/ミュージカル作品賞ノミネート
(テレビ部門)
『THE GREAT エカチェリーナの時々真実の物語』
『エミリー、パリへ行く』 ※Netflix
『The Flight Attendant』
『シッツ・クリーク』
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』
Netflixは1作品ですが、日本だと鑑賞できるのがNetflixだけの作品もあって、こちらでも動画配信の影響力がかなり感じられます。
リミテッド・シリーズ/テレビ映画作品賞ノミネート
『クイーンズ・ギャンビット』 ※Netflix
『ふつうの人々』
『Small Axe』
『フレイザー家の秘密』
『アンオーソドックス』 ※Netflix
「クイーンズ・ギャンビット」は、Netflixドラマ史上でもかなり試聴されたドラマらしく、チェス人口が5倍にもなったという社会現象まで起こした作品。こちらは大本命ではないでしょうか。
最後に
他にもドラマ部門の俳優賞や脚本、楽曲などなど部門はあるのですが主要なところに絞ってみました。
ノミネート情報自体は結構いろんな映画サイトや情報サイトで載ってます。
それにしても今回は動画配信の躍進の年だったなー、と改めて思います。
アメリカはこのまま劇場が閉まったままだとこの状況はどんどん加速して行ってしまうなと思います。
とはいえ、2月28日の授賞式が楽しみです。
最後までありがとうございます。
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