スタジオジブリと著作権
あのスタジオジブリが、自社作品の場面写真などの画像を正式にフリーで使っていいと発表し、9月より順次作品点数を追加して先日最後の更新を終えました。
その数、何と1178枚!
「常識の範囲で、ご自由にお使いください。」
とのことです。
SNS時代の著作権
このnoteもそうですが、ブログやSNSなど映画作品や著名人の画像の著作権を気にして使っている方はあまりいないとは思いますが、本来であれば著作権に触れる範囲のことです。
それを有名スタジオが自らその著作権を開放してくれるというのは、情報を扱ったりnoteのようなところで書いたりしているユーザーからしたらとてもありがたい画期的な出来事!!
しかもジブリのようなメジャースタジオがそれをやってくるなんて。
ジブリの危機意識
でもこれはすごく英断だと思います。
著作権って守りすぎると作品が埋もれてしまって全く世に出なくなってしまう。新作でない作品なんかは特にそうです。
作品を次の世代に繋いでいくためには宣伝が必要で、それをしてくれる人たちには画像などの使用を開放した方が作品の認知や広がりにつながります。
これだけ情報が溢れた世界で、そのコンテンツが扱いづらかったりすると情報に残らなくなって、それに気づく人が少なくなって最終的にはそのコンテンツは埋もれてしまい、誰も知らないものになってしまう。。
過去作が日本中に知られているジブリがその危機感に気づいているのは、さすがとしか言えません。
鈴木敏夫プロデューサーの考え
鈴木敏夫プロデューサーがラジオでも発言していましたが、やっぱりいつまでも作品を忘れないでファンが繋いでくれるためには必要なことだという意識が素晴らしい。
▼ジブリと著作権(前編)
▼ジブリと著作権(後編)
「常識の範囲」での使用
とはいえ、何に使ってもいいという訳ではもちろんありません。
ジブリの画像を使用することで、それが作品の宣伝につながりより多くの人に興味を持ってもらうキッカケになれば権利元の利害と一致します。
逆に、その画像を使用して物を作って売ったり利益を得ることは権利元の商売を邪魔していますし、リアルに機会損失になりますのでこれは「常識の範囲」の外になります。
その作品が好きで、作品のためにできることを考えていれば結果的には相手型にプラスになるのではないかと思います。
ボクはnoteでもそんなことを気にしながら書いていたりもします。
それにしても嬉しい
スタジオジブリの画像が1000点以上も使いたい放題だなんで、本当にすごい。
堂々と公式から画像が選び放題だし、この機会にいろんな人がジブリを題材にnoteやSNSなどで作品を発信して書き手にとっても権利元にとってもプラスになるようになれば、本当にハッピーだしいい未来しかない。
このいい循環がもっと全体に広まることで映画業界全体が盛り上がるといいなーと思います。
最後に
何気ないニュースかもしれませんが、ボクにとってはすごい画期的なビッグニュースでした。
この意味がすごく大きいことをぜひちゃんと考えたいし、noteを書いているクリエイターの人たちには知ってもらいたいことでした。
創作をしていく上でも意識したり、何かのヒントになれば嬉しいです。
最後までありがとうございます。
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