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【心理】万引きや痴漢の加害強迫観念ってご存知ですか?

今日はまたお恥ずかしい話をします。

みなさんはこんな心理に
なったことはありませんか?
私だけでしょうか?
デパートで、バカラの高級グラスが
並んでるのを見ると、クラクラして
側を通りすぎる時、
リュックのひもが絡んで
バカラのグラスを全部、
倒してしまうんじゃないか?
毎回そんな不安がよぎります。

どうしてだろう?
ちょっとネットで調べてみました。
すると、この世には、
万引きするかもしれない、
痴漢をするかもしれない、
損壊するかもしれないといった
「加害強迫観念」という心理が
あるんだそうです。 
でも実行したら、明白な犯罪ですよ。

してはいけない、と
わかっているだけに、
それをやりたくなる。

お葬式で、逆に笑ってしまい
そうになる欲求を必死で
がまんした体験は、
お持ちではないですか?

もちろん、痴漢は上の例では
女性を深く恐怖に落とす、
という意味では、
同じにしてはいけませんが。

ただ、器物損壊に関しては
時々、この加害強迫観念に
なってしまうことがあります。

医師の話では強迫観念になる人は
真面目過ぎて抑圧が
強すぎるんだろうと。
別にしたい訳ではないのです。

してはいけないと言われたら
余計にしてみたくなる
「幼児性反発心」らしいです。

こんな不安を感じたり
抱えてる人がいたら、
どうか安心してください。

この強迫観念の人が
実際に行動に移す例は
ゼロに等しいそうです。

とはいえ、私も念のため
あまりバカラのショップには
近づかないようにしています。

ドジな私ですから
何が災いして、グラスを
全部ひっくり返してしまう
可能性がないとも……。

そういえば、大事な友人の
お通夜で、彼のお母さんに請われ
棺の中の友人のお化粧をした顔をみて
つい笑いそうに、、、、
これも幼児性反発だとか。

それから、うつ病になり
もう11年を過ぎましたが、
その間、ずっと河合隼雄先生の
ユーモアに助けられてきました。
ユーモアは精神の弛緩作用です。
それでも、自分がいつか
狂人になってしまわないか、
ずっと不安、恐怖と対面してきました。

そうなったらダメ、
そうなったら怖い、
そうしたら私の人生は終わりだ、
と思うと、余計、その気持ちが
大きくなってしまいます。

私はきちんと成熟して
来なかったのかもしれません。

まあ、近所ではいちばん
いや西東京ではいちばん、
頭ん中がガキというか幼児だという
自信はあります(苦笑)。

だからこそ?
ひたすらnoteで自分の不安を抑え、
狂人にもならず、
万引きもせず、
バカラも割らないよう
まともな人であろうと、
しっかりしようと
必死になって書いてきました。

あ?
だから、私の記事はユーモアが
ないのかも。

恩師であり、
第二の主治医である
河合隼雄先生なら
なんていうかしら?
「マジメも休み休み言え!」
でしょうか。

河合隼雄先生はいつも
常識的な物言いに固まる心を
ほぐすため、リラックスするため、
ユーモアを忘れない人でした。

「耐えるだけが精神力ではない」
「火を消す方がよく見えることがある」
「生まれ変わるためには
死なねばならない」
「心の支えがたましいの重荷になる」

これは『こころの処方箋』の中に
出てくる小タイトルです。

どれも、私たちの常識を
ときほぐすユーモア。
河合隼雄先生らしいカルテです。

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