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【本を買う】人が本を買いたくなるメカニズムがわかった…かも?

さっき、気づいたら
本屋のレジカウンターに並んでいました。
文庫本を3冊持って…。
いわゆる衝動買いですね。汗。
まさか5分前の自分は、
そうなるとは思ってもいなかった。
恐ろしいなあ。

人はどんな心のメカニズムで
本を買いたくなるのか?
私の最近の一番の謎ですが、
今日は自分の先ほどの体験を
もとにしてメカニズムに
迫りたいと思います。

電車を待つ間、
駅上ビルの本屋さんに立ち寄りました。
すると、今日は新潮文庫の新刊発売の日。
うっかり忘れてたから、
新刊ラインナップを見てテンションが
上がります。興奮してきたあ。

来月25日に没後50年になる
三島由紀夫の短編集が出てる。
最近とかく、気になってる
作家の短編集です。
これは短いから読みやすいし、
値段も特別高くはない。
これはもう即買い決定。

ふと平台を見ると、
三島由紀夫の既刊文庫が
解説者が新しくなって
出し直されてるらしい。
投げ込みチラシを見る手に
力が入る。興奮と動揺が激しい。

『金閣寺』は恩田陸が解説を書いてる。
恩田陸と三島由紀夫が
そもそも頭ではピンと来ない。
逆にそれゆえ気にはなる。
恩田陸は三島からどんな影響を
受けて来たんだろう?

『仮面の告白』は中村文則が解説者だ。
この自意識人間の組み合わせは
ピッタリだな。

平野啓一郎は『サド侯爵夫人・
わが友ヒットラー』担当か?

うわ、新装された文庫は持ってるものも
多いけど、新しい解説が気にはなる。
でも、変わったのは巻末の解説だけ。
4~6ページの解説目当てに
600~800円を出すのは、
コスパとしてどうだろう?

これは一度今日は保留にしよう。

『君の膵臓を食べたい』の
住野よるさんの青春短編集も
出ている。『かくしこと』。
学園ものはミステリーなら買う場合も
あるけど、普通の青春小説は
うーん、悩むなあ~。
ちょっと書き出しを読む。
上手い、巧みだ。
でもなあ、学園ものかあ、
これも今日は保留だな。

他に北村薫や塩野七生の
小説も、今月文庫になってた。
うーむ。うーむ。

日本推理作家協会賞に選ばれた
『夫の骨』で今後が期待される
矢樹純さんのミステリーも
短編集で文庫になった。

でも『夫の骨』も未読な私としては
まだ、買うほどの引力はない。

ううう、おおお、と
心の中で唸りっ放しの10分間でしたが、
三島由紀夫の新しい短編集を
買ったついでに、
既刊の短編集『憂国』も買うことに…。

それから、体を反転させ、
新潮文庫と向き合う棚を見た。
そこは中交文庫です。
中交文庫には三島由紀夫の
評論集が何冊かある。
三島は小説家としては
見かけ倒しな一面もあるが、
頭脳明晰な希代の評論家。

それで前から気になってた
谷崎潤一郎に関する三島の評論集を、
湧いてきたテンションで買ってしまう。
その評論本はずっと
買わずにきたのになあ。

結局、今日は衝動買いで
三島由紀夫を三冊買ってしまった。
最初は新刊でテンションが
上がってしまい、
新装本は一冊書い、
勢いで、前から気になってた
評論集まで買う羽目に。

恐ろしいなあ。
最初にフルボルテージになり、
勢いで既刊まで…。
当分は本屋さんには来ないようにしよう。

これが人が本を買っていく
心理的メカニズムかあ。
いや、私だけかな(笑)?


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