【物価許容発言？】本の価格はもう少し安くしてほしい？

黒田・日銀総裁の物価上昇発言で
ざわついた時、
一番真っ先に頭に浮かんだのは
本の価格、値段についてでした。

本が高いなあ、とは
もう随分前から言われてますが、
最近は本当に
単行本は、2000円は超えてますね。
その小型サイズのはずの文庫本も、
もう1000円するのも増えてきました。

皆さんはどうですか？
現状の価格帯は、アリ？
下げて欲しいですよね？

本の価格の話では、
日本は海外に比べ、リーズナブルらしい。
アメリカやドイツの本の相場は、
単行本が2500円〜3000円前後らしい。

高いぶん、そのお金は
どこへ行ってるのか？というと
書店が潰れないで
きちんと経営されているらしい。

ところで、
「発売そく重版」や
「発売前重版」という言葉、
最近、やけに耳にしませんか？

特に「発売そく重版」は
頻繁に聞きますね。

「売れてるんだあ？
じゃあ私も気になってたから
買っちゃおうかな？」
……って、これじゃ、出版社の
販売部の思うツボかあ(笑)。

これは実は裏があります。
販売部は、
敢えて、ちょっと足らないよう、
部数を決めます。
たとえば、
初版、8000部と先に決めます。
でも、現実では10000部は
売れるかなあ、と推測してる。。。

そうして発売したら、
すぐに、全国の書店から
もっと欲しい、もう売りきれたよ、
という声が販売部にきこえたり、
アマゾンや楽天が完売になるあたりで
いかにも大ヒットしてる感を出して
「発売そく重版」と謳います。
これ、マンガ業界、ビジネス書業界
などでよく使う手法です。

皆さん、騙されないでください。

でも、この的中で、
してやった感をしてるのは
出版社の販売部だけなんですね。

編集部は、そく重版だなんて、
小細工なマネせず、
最初から重版する予定のぶんも
初版で多めに刷ってくれよ、
と、悔しがってたりします。

まあ、世間では、
「発売そく重版」は
売れてることだと感じますよね。

なぜ、編集者は
「発売そく重版」は
嬉しくないのでしょうか？

初版8000部で刷りましたが、
重版で2000部を後から刷る…
トータルで、10000部に…！
こんな場合がマンガでは
よくあったりします。
これが編集者には嬉しくない。

最初の段階で、
１万部予定で作業していたら、
まず一冊の定価を安くできたのに、
と思うんですよ。
また、紙だって、少し立派な紙を
使うことにできたかもしれない。
カバーを４色ではなく
発色がいい６色印刷で
刷れたかもしれない。

だから、発売そく重版なら、
最初から、重版を含めた数を
刷ってくれよなあ、販売部よ〜！
となるんです。

最近は、６月に発売された
乃木坂46メンバー
４期生、賀喜遥香の写真集
『まっさら』を買おうか買うまいか、
52才のくせにめっちゃ迷っています。
(汗)。

ニュースでは
発売前２回重版、
発売そく２回重版、
すでに４回重版したらしい。

でも、それはぜんぶ
出版社販売部の計略かもしれない。
どうなんだろう？

色々と先行カットも
ネットに投稿されている。
これが結構あざとい感じ。

賀喜さんは確かに
４期生の看板メンバーだけど、
バラエティとかには出ないで、
キャライメージも慎重に作られてきた。

とはいえ、坂道グループだ、
芸能界一、ドロドロした修羅場を
毎日見聞し、味わってるでしょう。
それなのに、タイトルが
「まっさら」だなんて(笑)

うーん、賀喜ちゃんの写真集、
どうしようか？？？