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回顧録、休職中2020②


夏はあわただしかった。見事にホクロがとれたね。

2020年も秋が深まってきた。僕はというと毎日リハビリの日々って感じだ。進捗はミリ単位って感じだろうか?出来ることを増やしていく、経験値を重ねていく。得意ではないけど例えるとロールプレイングゲームのようなもの、まぁ実際はそんな簡単なものでもなく・・・。まず訪問リハビリではトイレを普通にしていくことから始まる。この頃はまだ「オムツ」状態、漫画「プラネテス」の主人公の姿が脳裏をよぎるけど、そんな優しいもんじゃない。トイレには介護用の補助バーが後付けされており、便座から起き上がるのは手すりがあるから楽だった。トイレ内での動作とかも訪問リハビリでレクチャー、日々の生活の動作は殆ど訪問リハビリで動作を覚えた。トイレにお風呂の動作を重点的に。特にお風呂に関しては急性期はストレッチャーごと、回復期も最初はそんな感じ、後半はシャワーで、湯船につかることはなかった。当然帰ってもまだシャワー、介護用の風呂用の椅子でシャワー、この頃はまだ自分では洗うことができなかったから洗ってもらわないといけない(情けない)。


食事の方は未だに水分はトロミがいる、1%のトロミ、これがまた手間でししょうがない、段々と水分量を増やしていくがすぐにむせる。
固形物はだいたいイケるのだが、どうしても水分がダメだった。
行ってるクリニックでも毎月1回確認してもらうがなかなかだった。
これは回復期の嚥下テストでもなかなか次のステップに進めなかった時によく似ている。
あの時も2%のトロミから1%のトロミになかなか移行できなかったもの。


食事に関しては食べることがリハビリだ。
特に口腔内の感覚が右側の感覚がないからだけど、左で嚙む癖が入院生活で定着して、尚且つものを「吸う」ことができない、
麵類などは極力今日まで避けてきた、がようやく少し試す機会が出来た。
少量であればなんとか食べることは出来る、「すする」ことはできないけど。
これと問題なのは麻痺の人特有っポイけど、頬っぺたの内側、頬袋に食べたものが溜まるってこと,これが凄く嫌だった。

少量のパスタ。

秋が深まれば当然シクロクロスシーズンである。
数年前から滋賀の烏丸半島でいつもとは違い少し大きな大会があることから、全国から選手が集まってくる。
これはチャンスだ、なかなか会えない人にも会えるかも。

この時だったかな関東の人にも会えたの、少しではあるけれども関東勢の人たちにも会えて本当に良かった。
これが僕のメンタル的に良かった。
当然関西クロスの面々には会えてますます元気をもらった。
何より(シクロクロスの)世界戦のドネーションピンバッジを入手できたのがいい。

36隊
朝6にコータローさん。


買えたの良かった。

季節は秋から冬になっていく、当然シクロクロスが好きだから会場にも行きたいが、両親のことも考えると近場でも二の足を踏む。
烏丸半島行けただけでもいいか。
色んなイベントが中止になったな。

1年はアッという間、特に時代がそれを助長させてた。
なんでも中止、そんな世界。
自分も大丈夫と思いつつ、肺活量が少ない、呼吸が浅いってのを自重しなければならない。
自宅とリハビリ病院の往復、外出もリハビリ時がほとんど。
確かに肺炎だけは避けたい、これは嚥下能力が下がっているだけでなく、肺活量も下がっているようだから、不要なトラブルは避けておきたいって理由。
なにしろ帯状疱疹になっちゃうくらいだから免疫も下がってるし。

吹き流し

結構心肺機能を上げることに努めるけどなかなか難しい。

フィットネスバイクを頑張ります。

この頃になるとフィットネスバイクも日常になっていった。
夏場からこの時期にかけてはサイクルジャージ着用で頑張った。

そして寒さも段々ときつくなっていった。

近くを歩く。

僕は結構人間的に恵まれているのかもしれない、姪っ子・甥っ子にも慕われて、近場を歩行練習したり。

こういうことをよくするからもあるかな。
2020もあとすこし。

見返すとホントに写真が少ない、2020年は大きなトピックスも無く淡々と過ぎていった。
本来ならばオリンピック観戦があったのだが・・・、チケットはMTBが男子、女子とも当選だったが手にするまでに倒れたのだ。
そして一緒に行く予定だった巨匠、トーイさん。

巨匠、トーイさんと一緒に行けなくて残念だ。
いつもの感じで全日本MTB以来の修善寺入りだったのに。


僕の休憩はいったいいつまで続くのだろう?。
フィジカル的には少し左腕が動くようになってきた、またこの頃はバスタブに介護用の椅子を沈めて入浴出来るように訪問リハビリで経験値を獲得した。
この効果が大きくいつ振りにバスタブに入っただろう。
入院生活後期はバスタブ横でかけ湯まで、帰宅してもそんな感じ、当然バスタブには介護用の椅子と滑り止めのマットが敷かれているが。
流石に肩まで浸かることはできないが、大きく前進だ。

自分自身の動きは生活の中で出来ることが1つ1つ増えていくのが大事。。
ただやはり自分の趣味の中で自転車にも乗れない、運転もできないプラモデルも作れない、ないないづくしでフラストレーションもたまってくる。
でもその他の動画鑑賞や音楽鑑賞で乗り切った気がする、あと姪っ子甥っ子がよく遊びに来るようになった。
日々のSNS更新でバカ言ったり、それがガス抜きだったのかもしれない。

まだまだリハビリは続く。

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