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学生インターンシップレポート第3弾 ~小田原福祉会インターンシップ5日間の学び~

はじめに
 
こんにちは、はじめまして!
私たちは、小田原福祉会の夏季インターンシップに参加させていただいた大学2年生の酒井、平岡、河原です。今回のインターンシップでは、一人ひとりが介護、福祉の業界について理解を深め、少子高齢化に関する諸問題の事例検討を通して、社会福祉やソーシャルワークについて理解を深めました!
これから、5日間のインターンシップのスケジュールと学んだ内容を紹介します!!
 
 
 
5日間のスケジュール★
 
1日目 7/28(木)
・理事長との懇談
・事例検討(介護保険制度)
 
2日目 8/9(火)
・認知症サポーター養成講座
・地域包括支援センター
・事例検討(介護予防)
 
3日目 8/15(月)
・成年後見制度
・事例検討(8050問題)
・WheeLog!街歩きの打ち合わせ

4日目 8/18(木)
・WheeLog! 車イス街歩き in 小田原
過去のWheeLog!の詳細はこちらから↓
学生インターンシップレポート~Wheelog!街歩き in 小田原~|小田原福祉会潤生園|note
 
5日目 8/23(火)
・4日間の振り返り
・発表PPT作成
・5日間学んだこと共有
・適性検査のフィードバック面談


これだけは伝えたい!インターンシップの活動内容を抜粋!
 
その①「事例検討」
 
5日間の内3日間、テーマにそって事例検討を行いました。その中でも「8050問題」についての事例検討の様子をご紹介します!
まず「8050問題」とは、80代の親が50代のひきこもりの子どもの生活を支えている状態のことで、近年こうした親子が社会的に孤立し、深刻な問題となっています。

「8050問題」についての事例検討資料

資料を読み、グループで自分たちがこれまで学んできたことを生かして、この事例に対しての支援を検討しました。8050問題がなぜ起こっているのか原因分析をし、さまざまな問題点を話し合いました。

 
~~【事例検討の内容】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・高齢者施設の相談員(社会福祉士)は、Eさん(50代男性・引きこもっている)とFさん(80代女性・母親)を援助するにあたって、どのような支援を検討すればよいか?
・8050問題は何が原因となっているのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

★8050問題は何が原因となっているのか?
・若い時の引きこもりが長期化→介入が困難になり解決が厳しくなっている
・地域とのつながり、周囲との交流が少ないため
・親が倒れたときの支援体制が十分ではないため
・引きこもりを隠したがる→現状を親が肯定してしまっている、諦めてしまっているため
・8050問題がケースごとに複雑であるため、各支援機関が適切な支援を行うことが厳しい
・家庭内だけでの問題と思われがちであること→社会問題として捉えなおさなければ、社会復帰は難しい

ZOOMで事例検討

その②「認知症サポーター養成講座」
 
3日目には、地域包括支援センターの相談員さんによる認知症サポーター養成講座に参加し、認知症についての基本的な知識や認知症の方への接し方について学びました!
 
『学んだこと』
・脳の損傷した部位によって症状が異なる
・認知症の人への対応「①驚かせない②急がせない③自尊心を傷つけない」
・認知症の方のとる行動には必ずそうしようと思った原因があり、本人が一番不安に感じている
・認知症の予防(口腔機能の維持は脳の活性化につながる)
 
『感想』
認知症サポーター養成講座を受け、正しい知識を得ることにより、認知症の方への理解を深めることができました!また、私たちが認知症の方に対しどのような行動を取るべきなのかを学ぶことができ、認知症の方の助けになるような行動をしていこうと思いました!

⇧認知症サポーター養成講座で使用したテキスト⇧

その③「若手職員の森さんのカッコよさ//////(照)」
 
4日目のWheeLog!街歩きでは、潤生園のデイサービスで働く、3年目職員の森さんに同行していただき、車イスに乗って小田原の街歩きとバリアフリーマップつくりをしました!
 
小田原城を街歩きしていたときのこと、カッコいい森さんは急な坂を車いすで登ろうとしている年配のご夫婦を見つけた途端、迷いもなく一目散に助けに向かい、その方が帰るまでずっと寄り添って、車いすの助けをしていました。私たちは、一生懸命人助けをする森さんの姿と思いやりの精神にとても感動しました!!
私たちも、目の前に困っている人がいたら、すぐに手を差し伸べられる人になりたいと強く思いました!

車イス街歩きに参加した河原(左)と、かっこいい姿を見せてくれた森さん(右)のツーショット!
in ミナカ小田原の足湯
小田原城下の学橋にて

最後に、それぞれインターンシップに参加した感想をどうぞ!
 
河原「5日間を通して、介護と福祉のことを学ぶ中でたくさんのことに気づくことができ、自身の考え方や視野を広げることができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。学んだことを今後の大学生活に活かし、人のために動ける人になれるよう力をつけていきたいと思います。お世話になった潤生園の方々大変にありがとうございました。」
 
 
平岡「このインターンシップでは、介護・福祉や認知症についての制度や取り組みなど、学んだことを応用して実践する機会があったため、大変有意義な時間を過ごせました。潤生園の皆様、本当にありがとうございました!」
 
 
酒井「今回インターンシップを通して、介護や福祉、認知症について詳しく学び、事例検討を通していく中で、もう1歩踏み込んで考えることの難しさ、重要性を学びました。貴重な体験ありがとうございました!」

小田原城の前にて


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