緊急事態宣言解除後を考える

弊社は緊急事態宣言に入る前のは2月の半ばから完全リモートワークを行っております。

そして、昨日緊急事態宣言が解除されました。
とは言えすぐに出社しないといけない理由はないため、今月(5月)いっぱいはリモートワークを続けていこうと思っています。

その中で、SNS等の他社の情報と自身の経験から最適解を出したいと思っています。最適解を見出す中で大事にしたいことは以下です。

1.スタッフの健康

・出社前に検温(出社前にSlackで報告)
・身体のだるさを感じたとき
 発熱がない場合は2日間はリモートワークで様子を見る
 発熱した際
 1-2日で熱が下がった場合は1週間リモートワークとし様子を見る(発熱がある場合はリモートでも勤務せず休む)
 4日以上の発熱
 基本は2週間の待機とする。その際はPCR検査の手配をおこない、できる限り早期の検査を実施する(その後は検査結果次第で判断)
※一人暮らしのスタッフは毎朝状態を報告

・オフィスでの手洗いの徹底(消毒液購入済み)
・マスク配布(購入済み)
・オフィスの清掃、除菌(除菌シート、使い捨て手袋購入済み)
・時差出勤、通勤ラッシュを避けるための時差出勤を認めます。ただし1時間自宅で6時間事務所となると生産性が向上しないため、おおよそ半分程度で区切るように心がける
・通勤時のマスク着用の義務化
・換気の徹底(Alexaでタイマーセット予定)

2.生産性の向上

生産性には資本生産性と労働生産性に分けられます。
『資本生産性』は、設備投資などの固定資産への投資の割合を見る数値です。オフィスの家賃やパソコンなど。
『労働生産性』は、労働者が生み出す売上や製品。ビジネスシーンで生産性と言う場合は、こちらの労働生産性を指すことが多いです。
資本生産性だけを言うならば、現在オフィスを契約していてほぼ利用していないのでコロナの影響で確実に落ちています。
労働生産性に関しては今の所検証しきれていないというのが正直な感想です。なぜならば、この2〜4月の売上に関してはそれ以前からの営業活動などによるものが多く、コロナ自粛期間で獲得できた案件数はそこまで多くはありません。上記でもあるように売上や製品が労働生産性なので、通勤時間がなくなったことによるストレス軽減や連続のミーティングが可能になる(移動がなくなり)という部分は製品の部分の生産性が上がっていることになります。しかし、売上に関しては正直これから(2〜3ヶ月後)に影響してくるので生産性が上がったor落ちていない。という判断ができません。

上記から確実に行ったほうがいいと判断できるもの
・インサイドセールス
・オンラインミーティング(クライアント、内部ともに)
・バックオフィス業務のアウトソーシング(経理業務も含めアウトソーシング化を行います)
・定期的なリモートワークによるスタッフのストレス軽減
・リモート環境の強化(モニタやヘッドセットなどは助成金申請中)
・外部パートナーの積極活用(地方でも)

未だ不確定なもの
・対面での営業
・対面でのミーティング(ワークショップなど含む)

3.コミュニケーションと教育、育成

また目に見えない「良さ」を見極めなければならないと思っています。リモートワークによる製品の生産性はネットニュースやSNSなどで色々取り上げられていますが、リアル(対面)での良さも理解する必要があると思います。具体的には以下の2つがポイントだと思います。

コミュニケーション
これは言わずもがなですが、リアルのほうがオンラインより優れている部分も多いかと思います。特に偶然性や人の状態を見極める力などオンラインより情報量が多いことでその能力は培われていくかと思います。
・他の人の案件のノウハウが聞ける
・スタッフの変化に気づきやすい
・雑談でコミュニケーションがはかれる
・偶然飲みに行く などなど。

教育と育成
もうひとつ大事なポイントの一つは教育と育成です。
全ての人が個人で生産性高く仕事をこなすことができれば売上も上がるでしょうし、それぞれのスタッフのストレスも低いことでしょう。しかし、会社とはチームであり、スタッフの成長が大事です。スキルによっては横について教えてもらう必要があったり、毎日進捗を見ながらタスクを見ていく必要もあります。特に6月からはアルバイトの子達が入ってくるためなおさらです。自分が右も左もわからなかった時のことを思い出してみましょう。タスクだけ与えられて何も教わらなくても成長できたでしょうか?
先輩や上司の仕事を見て学び方を学び、成長するというのは大事なことだと思います。

最後に

今回の新型コロナウイルスの件で、時代は大きく変化しています。その中でスピード感を持って柔軟に対応することが今、求められているのだと思います。状況は刻一刻と変化しますし、それが正解かどうかもわからない。だからこそ、他社がやってるから正しいではなく、自分の経験と情報を冷静に整理し、自社にとっての最適解になるように努めていきたいと思います。
そう、クリティカルなもの以外は慎重に考え、緊急性を伴うものはスピード感を持って取り組みます。


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