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なぜあの人は仕事ができて、あなたは意志が弱くて、あの人は優しいのか

こんにちは。
まだ時々残っている桜を見るのが
小さな楽しみになっています。
コーチのじゅんです。
最近自分が新しい段階に来たなぁと思っています。
成長を実感できているということですね。

同じ内容の音声版です↓

最近僕がコーチングでよく使う言葉で

「あなたの中に100人いると思ってください」

というのがあります。
色んな事を説明するのにとても便利で
自分が大変な時にも助けてくれる考え方です。

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あなたは優しい人ですか?冷たい人ですか?
仕事ができる人ですか?できない人ですか?
集中力がありますか?いろんなことに気がつく人ですか?
話すのが得意?話を聞くのが苦手?
欲深い?世界平和願っている??

どうでしょう?
全部にYES/NOがつく人もいれば
「時と場合による」という人もいるでしょう。

これまで何度か書いた事ですが

人は種類ではなく状態

だと僕は思っています。
つまり、「優しい人」は存在しなくて
「優しい時のあなた」と「優しくない時のあなた」
がいるという事です。

もうちょっと好きな例が
「こだわりが強い人」と「あんまりない人」です。
多少の差はあれど、
人は誰でも自分にとって大事な事はこだわるし
そうでない事にはこだわらない

じゃないですか?

僕は例えば
文章の句読点にはこだわらないですが、
どの単語を使うかにはこだわるし
料理がどんな材料が入っていないかにはこだわるけど
味付にはこだわらない
買い物の値段自体にはこだわらないけど
値段の付け方にはこだわる、など。
似たような事でもこだわる事こだわらない事ありますし、
それすらも気分で変わります。


あなたの中にはたくさんのあなたがいます。
優しいあなたと優しくないあなた
自分の事しか考えていないあなたと
世界平和を願うあなたが同居しています。

「あの人はいい人だ」

という感想は、しかしありますよね。
好きな人、嫌いな人もできます。
「全部同居しているなら嫌いな人も好きな時があるはずだけどまじ全然一度も良いと思った事ないんですけどキィィィ」
みたいな感想もお持ちだと思います。

これには2つの側面があります。

1,「人はすぐ決めてしまう」

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という事です。
僕の好きな言葉に
「私は人を理解せずに、すぐに判断してしまう」
があります。
第一印象や何度かの言動で「あの人は嫌なやつだ」
と決めてしまうと、以降その判断を元にあなたは生きます。
90%の人の90%の印象が
第一印象、つまり最初に会った時の言動で決まってしまいます。

これは何故か?
決めたほうが脳が楽だからですね。
毎回その人の存在を0から観察するより
決めてしまった方が脳が楽をできます。
その代わり、真実から遠ざかり
例えば「○○人は△だ」というような偏見を生んだり
「あの人はいつも怖い」など過剰な判断を生みます。
これを「単純化」と言い
物事を断定したがる人はこの癖があります。
(因みに完璧主義も単純化です)

判断の何が問題か。
判断がなされると、
人は判断にそった情報を集めるようになります。
それにより最初の判断が強化され続ける
現象が起こり、極端な結論が出ます。

「自分は何をやってもうまくいかない」
「どうせはみんなに嫌われている」
「良い人そうに見える人は嘘ついている」
「あの人に何を言ってもムダ」

何故なら「その方が楽だから」です。
情報を公平に集めると自分の判断が
「そうでもない」という結論になりかねない。
そうするとまた迷うので
決めたことが正しいと思いたい気持ちから
それを肯定する情報に注目し
そうでないものを目に入れないor否定します。
これを繰り返すと陰謀論者やカルト化します。
周囲の方で思い当たる方もいるでしょう。

決めつけている事を僕らは
「視点」と呼んでいます。
何か行き詰まった時に
コーチングでこの視点を変える事
とても大きな変化を起こしてくれます。

因みに恋愛のもつれも、
ほぼこの「視点」が原因ですが
それはまた別の機会に。

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2,慣れた自分の方が強い

こちらが今回の本題です。
「優しい人」と「冷たい人」の正体でもあります。
全ての人に
優しい(=周囲に気遣ってあげる)と
冷たい(=自分以外に無関心)の要素があります。
しかし「あの人は優しい」という感想は起こります。

1番だけを読むと「優しいと決めつけただけ?」
となりますが、
世の中には明らかにいつも優しい人、
そうでない人がいます。
その違いは
「その要素を出すのに慣れている」
という事です。

目の前で人が困っている時に
「なんとかしてあげたい」という思いも
「めんどそうだからスルーしたい」という思いも
両方出てきます。それは正常な事。
その中で「助けてあげよう」と行動する人は
その決断に慣れているのです。
親にしつけられた、
ある時自分で決めた
なんとなく。
理由はともかく「慣れた」事により
判断に迷わず、行動にストレスが少ない。

逆に、普段「人に思ったことを伝える」
行為に慣れていない人は
それがどんな事であれ勇気がいったり
考えるだけでストレスが貯まります。

これは、あなたのある部分は強くて(出てきやすい)
ある部分は弱い(出しにくい)ということ。
そして全部慣れの問題。

コーチングで伝える事は
「あなたは好きな自分を強化して
好きじゃない自分を弱くする事ができますよ」

という事です。

慣らす事で強化できる

「意志が弱くてダイエットが続かない」
という人には
「毎日何かを続ける自分」
を強化する事から始めようとか
「イライラして怒りっぽい」
という人には
「イラっとした時にそれを観察する自分」
に慣れてみようとか。

慣れこそ力

です。あなたが今「そういう人」なのは
日頃から「そういう考え」や行動に
慣れているからです。
逆に言えば新しい「慣れ」で上書きすれば
あなたは変化する事ができます。

じゃあ、どういう自分になる?

そんな事をいつもコーチングでやっています。


ではまた。
良い一日を。


サポートされたら、俺はその倍額を寄付する。倍返しだ。