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温泉街・礁溪での休日

礁溪(以下、ジャオシー)は、台北の隣の宜蘭県にある温泉街だ。渋滞具合にもよるが、台北車站(台北メインステーション)から高速バスで2時間弱で着く。

大学の授業を終えてから直接最寄駅へ向かい淡水を出発した。到着してから晩御飯を食べようと決めていたので、台北のバス停で売られている弁当の誘惑に耐え、19時ごろに礁溪に到着してからそのままの足で、玉仁八寶冬粉という有名な冬粉(春雨のような麺)の店へ向かった。

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鶏団子が優しい味のスープの中に沢山入っていて大満足。値段も90元(約350円)と安価だ。

白水豆花という美味しい豆花屋さんにも行った。豆花とは豆乳ゼリーのような豆腐のスイーツだ。最近日本でも人気が出てきていると聞く。ピーナッツ風味で甘くてとても美味しい。

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礁溪で一番ショックを受けたことは、交通機関の不便さだ。バスは一本逃すと平気で二、三時間来なかったりする。電車も本数が少なく、同じ県内を移動するだけでも、時間を確認してから行かないと長い時間待たされることになる。時間を潰そうにも田舎なので潰す手段が少ない。私はセブンイレブンのイートインスペースでスマホを見ながらひたすらバスを待った。天気が変わりやすいのも不便に感じた。

しかし、良いところももちろんある。もちろん温泉だ。家にバスタブが付いていなく、普段シャワーを浴びるだけの生活のため、久しぶりに全身お湯に浸かれた時は疲労がとれていく感覚を確かに感じた。大衆温泉だけでなく個別温泉も多い。街を歩くとそこら中に足湯があり、無料で利用できる。空気が綺麗なのも魅力の一つだ。バイクの普及率が高い台湾の都心部の空気はやはり汚れている感じがする。普段その空気を吸っているので、ジャオシーの山の上の空気を吸った時は、とても美味しく感じた。夜景も綺麗だ。

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宜蘭の名産物といえば、三星蔥というネギだ。ネギなんてみんな同じ味じゃないかと思う人もいるかもしれないが、三星蔥は本当に美味しい。うまく説明できないが普段食べているネギと確かに違う。夜市に行くと三星蔥を使った食べ物がたくさんある。おすすめは三星蔥餅だ。これは餅のような生地の中にひき肉とネギがぎっしり入っているもので、宜蘭の夜市を代表する大人気の食べ物だ。

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ジャオシーに来るのは今回で3回目だが、初めてゆっくり観光できた。温泉以外にも魅力が多くあることを知れて、とても有意義な時間を過ごせた。



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