広告のコピー、文章、写真
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広告のコピー、文章、写真


 ライフスタイル雑誌で、主にハイブランドの広告を主体に、ミシュラン星付きのレストランやワインの記事、ホテル情報、美術館などの記事をてがけた。ブライダル関連のホテル記事もディレクションしライティング。


1. 写真の選び方

 広告は写真の効果が大きいため、文章よりも写真ありきのことが多い。目を捉える、また商品や対象物が理解しやすく、ひきのある写真を選ぶ。または文章との関連と特色で選ぶ。広告の文章制限があり例えば600字程度であれば、写真を大きなもの一つで際立たせ、存在感を出す場合もあれば、ストーリー仕立ての文章の場合は順に文章に合わせて写真を掲載する時もある。ホテルや美術館などのさまざまシーンを複数見せたい場合は写真を情報として複数セットにして出す場合もある。プレスキットがある場合はその中から今回の目玉や見せ場になるものを選ぶ。取材の場合は、カメラマンと相談の上、全体(外観)、主体(人物、料理、商品)、また取材した中で印象に残るものや、空間、ゆかりのものなども撮影しておくとよいだろう。


2. コピー 

一番伝えたいことを中心にすえ、読むものに想像の余地を与えるように書く。あるいはと詳細を知りたくなるように曖昧にする。文章を書き終えたあと、全体を読み直し推敲しなおし最後にコピーを書くのもよいと思う。文章を帰納するという感じだ。

「アートを纏う」 

 ジュエリーのキャッチコピーでよく使われる表現。衣服を纏(まと)うというのが正確な表現だが、ここではアートのようなジュエリーを衣服のように日常として纏(まと)う という文章を暗喩法で表現している。


3. 文章

① 今回のコンセプト、新情報、一番企業(クライアント)が読者に伝えたいことを中心に文章を展開していく。

写真を選んだ時点で今回の目玉になるもの、一番伝えたいことは決まっているはず。そのことを中心に文章を作るのだが、過去の記事(同業他社の記事も)過去のプレスリリース、企業のHPなども目を通しておく。ブランド(商品)のストーリーや歴史がわかるとその流れの中で今回のコンセプトが明瞭化し、クライアントが何を大切に打ち出したいのか、どういったことで売り込みたいのか、最新作の特色ということがより明確になる。

たとえば、ワインであれば、サスティナブルパッケージの導入などハイブランドとしての使命などを打ち出しブランドイメージのアップを図っている。環境に配慮しているとなると、農薬の不使用や土地作りのことなども文章にするし、そのブランドの歴史も紹介してもよい。



② 製品(商品)の情報を正確に価格、商品内容は企業PR担当に確認をする

企業広報担当者とのやりとりをしながらの進行、製品における情報は正確さを要する。そのうえに消費者に興味深くささる内容をこころがける。 

 またそのほかの競合ブランドとの立ち位置なども背景知識として文章を書く上で必要になる。(雑誌ならブランドの並びなども関係してくる。あるフランスの高級ブランドは、どこのブランドと並びになるのかなども大事にしているからだ。)


③プレスリリースについて

プレスリリース記事はブランドにより文章が完成されている場合と、そうでない場合があり、そうでない場合のほうが圧倒的に多い。なぜなら海外のブランドは機械的に日本語に翻訳しているだけにすぎないような、理解し難い内容もあるからだ。また香水やワインなどライターにとって知識がないと表現する上で困難なものもあるので、プレスリリース記事を読む側の知識の深さも必要になる。

①②③を踏まえた上で、すべての情報を頭の中にいれて、咀嚼し、そして自分の言葉にして、それを雑誌やWEBなどのスタイル(仕様)に仕立て表現していく。

 


 

 


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教育出版社、広告メディアを経て、現在は子育て、ワインの勉強と、俳句・小説の創作をしています。