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YAMAHA スーパーウーファー(サブウーファー) YST-SW40 音が出ない。分解。ボリュームノブを修理した話。

ジャンク品980円でゲット。

YAMAHA スーパーウーファー(サブウーファー) YST-SW40を買った。ジャンク品で980円也。

購入前に動作チェックをしたところ電源が入るので、いけるやん。と購入を決意したものの、家に持ち帰り、同軸ケーブルを差して視聴を試みるものの音が出ない。

やっちまったか…。
色々と弄っているとボリュームノブを押すと音が出る。ことが判明。
ならば、なんかで押さえつけてやればいいじゃないか。とテーピングを貼り付けてその場を凌ぐ。

しかし、反発力がなかなか強く、すぐに音が出なくなる。

このYAMAHA スーパーウーファー(サブウーファー) YST-SW40は1996年製。もはやビンテージと言ってもイイぐらいのスピーカー。
しょーもない音質だったら処分してしまうのだが、ドンッドンッと締まりのある低音が心地良くて素晴らしい。
どうにか修理したい。と奮起し分解整備を決意。

分解方法

直るとは思ってなかったので、素材写真が少ない。

まずサランネットを外す。サランネットはぴっちりくっついているし、古いものなので固着している恐れがある。

ピックなど使い慎重に剥離させていくこと。真上に力をいれないとサランネットのピンを折る恐れがあるのでご注意を。

次に、コントロールユニット部分。これはネジが見えているのでそれをはずしてやれば良い。

ユニットを引き出すことができるのでこれでボリュームノブへアクセスできる。

プラスチックの外装もネジで止まっているだけなのでカンタンに取り外せる。ボリュームノブを裸にしてやる。

唯一の難関はボリュームノブの分解だろう。と言っても構造がわかればカンタン。
よく見ると金属部と基盤部分は、爪で引っかかっている構造になっているので、そのツメの引っかかりをちょいと曲げてストレートにしてやると分解できる。

取り外したノブ部分を見ると接点の金属部分が少し折られる形で接触する仕組みになっている。修理前はなんらかの理由で引っ込んでしまっていたので、押すとこの部分がくっつき音が出るという状態だったらしい。

なので、この金具を接触しやすいように立ててやればOK。後は分解したときと同じように元に戻してやれば良い。


やった!音が出た!

この金属分が折れたりしなければまた同じように修理ができると思う。


YAMAHA スーパーウーファー(サブウーファー) YST-SW40の良いところ。魅力、メリット

最後にこのスーパーウーファー(サブウーファー)に惹かれた部分をご紹介。

メインのホームシアターにはYAMAHA NS-SW050を使っている。

今どきのスーパーウーファー(サブウーファー)で手頃なモデルは、アンプ側で上手いことコントロールできるのか同軸ケーブルで接続して本体ではボリューム調整ぐらいしかできない。

ところがこちらのYST-SW40は、同軸ケーブルでの接続はもちろんのこと、スピーカーケーブルでの接続も可能。昔のモデルなどサブウーハーの出力ができないアンプでも間に挟むことで対応している。

するとサブウーハーに向かない帯域をカットオフする必要があるのでクロスオーバー調整ノブもついている。

私はこれを利用して変態的な接続をしてPCの音楽を楽しんでいる。

もともとUSB-DACタイプのアンプ→Bose Companion 2という接続をしていたのだが、その間に分岐して挟み込みどちらからも出力されるという構成にした。当然すべての音が再生されるのでサブウーハーではクロスオーバーを調整して、キックの音中心に再生させている。迫力の低音が心地良い。

艶があり、音場が広がったので大満足。
あくまでパソコンスピーカーという構成なのだが、低音を足してやるだけでこんなにリッチになるものかと感心した。

今度は高音が埋もれてしまい物足りなくなったが、そもそも省スペースを目的にアクティブスピーカーをベースに構成してサブウーハーを無理やり後付しているのだから、これで十分楽しんでいる。

素人が破壊覚悟でやった作業なので、これ以外の不具合はわかりませぬ。あしからず。

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