嫉妬する旨さ「ゴーヤとピーマンの嫉妬煮<佃煮>」の作り方
自分とは違う一面を持つ人間に嫉妬したことはありませんか?
ピーマンとゴーヤを佃煮にしたら、お互いに嫉妬するくらい美味しくなってしまったので「ピーマンとゴーヤの嫉妬煮」と名付けました。
ゴーヤからするとピーマンの甘みが羨ましく、
ピーマンからするとゴーヤの苦みがねたましい、
夏をドラマチックに盛り上げる、最高のおかずです。
ピーマンとゴーヤの嫉妬煮(佃煮)
材料(2人分)
・ゴーヤ … 1本
・ピーマン 4個
A砂糖 … 大さじ3
Aしょうゆ … 大さじ2
Aみりん … 大さじ1
A味噌 … 大さじ1
・鷹の爪輪切り … 小さじ1/2
・白いりごま … 大さじ1
・かつおぶし … ひとつかみ
週末農ライフサークル「NINOFARM」で作ったピーマンとゴーヤ。
①ゴーヤは縦半分に切ってスプーンで種と綿を取り除き5ミリ幅に切っておきます。
②ピーマンも縦半分に切り、種を取り除いたあと、1㎝幅に切っておきます。
③ゴーヤは、熱湯にいれサッと茹で、ザルにあげておきます。
④鍋にごま油と輪切り唐辛子を熱します。
⑤ゴーヤとピーマンを中火で炒めます。
⑥Aの調味料を加えて、おとし蓋をしてしばらく煮詰めます。
汁気がなくなるまで煮込み、最後に白いりごまとかつおぶしを入れて、出来上がりです。
実は、たまたまゴーヤの佃煮を作ろうとしたらピーマンがあったので、一緒にしてみただけなんですけど。
これが最高に美味しい一品になってしまいました。ゴーヤだけだと、もしくはピーマンだけだと分からないお互いの良さが引き立つのです。
器と箸置きは砥部焼です。
ピーマンの甘さとゴーヤの苦みのように、あえて一緒にいることでお互いが引き立つ。
自分とは違う一面を持つ人と、たまには一緒に過ごすことで、化学反応が起きるかもしれませんね。
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中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。