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日本語を話して書くからこそ日本語文法を学ぶ

「を」の前には出来上がった物を入れるのが正しい使い方。たとえば、「湯を沸かす」「飯を炊く」「穴を掘る」などです。「お水を沸かしてね」とは言いませんよね。

 いち段落のまとまりには、ひとつの考え(情報)を伝える。あれもこれもと詰め込まない。すると伝わりやすい。これも文章を書くときに知っていた方がいいことのひとつ。

 昨日、未読のもの、再読したいもの、手放す本と分けるために本棚の整理整頓をしました。未読の中に井上ひさしさんの本が数冊あり、午後はその中の1冊「作文教室」を読みました。上記のふたつは本の中に書いてあったことです。改めて日本語の奥の深さを痛感ました。

 あなたも私も、この世を去るときまで日本語を使います。的確に伝わる方法で話して書くことはお互いにストレスなくコミュニケーションが取れることになります。私も、もう一度、日本語の使い方をしっかりと学ぼうと思った次第です。

 P42「書いたから終わったわけではない。読み手の胸に届いたときに、自分の書いた文章は目的を達成し、そこで文章は終わるわけです。」 私も文章書きのひとりとして心に生涯刻みます。

 さて。「文章は好きに書けばいい」 そういうことを言う講師や書いてある本がありますが、実に無責任だと私は考えます。文法をおさえた上で、好きなことを書く。これが最良です。英語もそうです。英文法は一旦置いてから話しましょうとか、時制は過去形だけでなんとかなるという人がいます。間違いです。過去分詞、物凄く必要です。壊れたは過去形ですが、壊れていたは過去分詞。購入したものを持ってお店に行き、「壊れました」と言えば修理代が要りますが、「壊れていました」だと取り替えてもらえます。「壊れた」「壊れていました」は、大きな違いです。日本語でも同じです。

本当に、文法は大事ですね。とてつもなく。

山下純子

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