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珈琲のお供に手作りの「あんぽ柿」はいかが?

毎年、秋になるとやることがある。


「それは、何?」「干し柿作りさ!」
「今年も作るのかい?」「……うーん。やめとくかも!」


そんなふうに思っていたのだが、近所のスーパーで美味しい野菜を生産しているKさんのうちの渋柿が9個入って200円で売られていた。(袋に生産者の名前が書いてあるのだ)


「うっ、Kさんの渋柿だ……。これは買うしかないじゃん!」



これで私は干し柿を今年も作るハメになってしまった。


けっこう、でかい柿でよ


むいて
むいて
沸騰したお湯に5秒くらいつける


よいしょっと

ここで、アパートに住んでいる私に一つの問題が生ずる。

柿は雨にあたらないところに置くようなのだ。「ベランダに干しておけばいいじゃん?」「いや、うちのベランダは屋根が狭い」「じゃあ、どうすれば?」「パパパパーン! いいこと思いついた!」


これさ!

「ジョージ、どういうこと?」「メアリー、良く見ておくんだ!」
(いつの間にか、ジョージとメアリーが登場!)


ひもも準備
こうして
こうするのさ!

「ジョージ、さすがだわ! なんていいアイデアなの!」「最高だろ? これで自由に柿を外にもうちの中にも出し入れ簡単さ!」


10日くらい干すとこうなる


あれ? これってあんぽ柿? 美味しそう!!

干し柿を作る予定が、あんぽ柿になってしまった。
このまま干し続ければ干し柿になるけど、美味しそうだし今年はあんぽ柿にしよう!


わぁお!!! 美しい!!


母さまに5つあんぽ柿をあげて、残りはよしペンと私のおやつ。母は「えっ?手作りのあんぽ柿なの?」と嬉しそう。

私は? もっちろん、よしペンより先に「いっただきまーす!!」


あんぽ柿with珈琲、最高のおやつだぜ。

「ジョージ、お味はどう?」「最高に美味しいよ、メアリー、君も食べてごらん! ほっぺたがおちて困っちゃうくらいさ!」「ワオ! 美味しいわ! これは来年も作るしかないわね!」



……思ったよりも上出来で、本当に来年も作るしかないよ。心の中のジョージとメアリー。



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