あなたは100万人目の「私をインチキ占い師だと暴こうとしてくる人」です

初対面の人に占い師やってますって言うとだいたい聞かれる質問がある。

「当たるんですか?」

回答→「当たること自体は重要ではないんですよ」

心の声→テメーは「明日バナナの皮踏んで転びますよ」って言われたらバナナの皮踏むんかい。

当たるか聞かれた程度でそんなキレんでもと思われるでしょうが、こちとらその質問受けるの100万回目なんですしょっちゅう同じこと聞かれたら辟易するでしょ&普通の仕事に置き換えれば、暗にマトモに仕事出来るんですかって言われたようなものなんで。

でも、まあ聞きたい気持ちは分かるので毎回質問には答えています。

そりゃ相手の立場からしたら、占い師なんてアコギ(形がなくて得られる効果が不安定なものを提供してるって意味で)な商売している人がなんでそんなことやってるのか知りたいわなぁ。

しかし、本当に当たるかどうか知りたいんじゃなくて、インチキを暴こうという思惑がある人だと話が長い長い。目の前にいるのが善良な市民を騙して法外なお金を巻き上げてるインチキ野郎だと納得するまで延々質問が続くからもうアタクシ喉が痛くなってしまうわ・・・

話を最初に戻すと、「明日バナナの皮踏んで転びますよ」って占いの結果が出たら絶対踏まないし、少なくとも踏まないように気を付けると思うんですよね。

もしバナナの皮踏んで転んだとしても、占い当たった!って喜ばないだろうし。

そういうわけで、重要なのは当たるか当たらないかじゃなくて「予想された未来が望ましくないものならどう回避するか・望ましいものならどうそれを確実なものにするか」、これが私が占いでやってることです。

ぶっちゃけ占い師は未来なんて分かりませんよ。だって予知能力者じゃないもん。

でも、起こるべきことが起こってるんですよ、日常って。

例えば、勉強しなけりゃ試験には受からないし、働かなきゃお金は出ていくばっかだし、「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えなければ人間関係は悪くなるし、アホばっかり雇えば事業はうまくいかないし、上手にアプローチしなけりゃあの子は振り向いてくれないし、とまあ、挙げればキリがない。

そんなふうに、日常では起こるべきことは起こるべくして起こってる。

でも悩んでたり混乱した状況の中にいる人って、上手に状況を客観視できずに、悲観的な気持ちや過去の成功体験に引きずられて判断がうまく出来なかったりするんですよね。

それを占い師側でうまく話を引き出して状況を整理し、出たカードや星にしたがって起こりえる確率が高い未来を予測し対応策を考える。

実際の鑑定はそんなことをやってます。

カードや星なんてアテになるのかって話はまた機会があれば。アレはアレでよくできてるんですよ。さすが古の科学だけのことはありますわ。

私からは以上です。少なくともこの記事読んだ人は占い師をインチキだと決めつけて「当たるんですか」って聞くのはやめてくれ~。

(単純な興味で聞かれるのは許せる)

いい占い師の見分け方はまた次回にでも。では~。

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