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ショスタコーヴィッチ交響曲第5番を聴く

ショスタコーヴィッチの交響曲第5番を初めて聴いたのは、、私がまだ高校生の時でした。

高校の図書室でショスタコーヴィッチのCDを見つけ、時間があったのでそのまま、試聴室で一人で聴きました。

ホルンが活躍する曲だったので(当時私はホルンを吹いていた📯)最後まで聴きましたが、なんて重くて暗い曲なんだろうと感じたことを覚えています。

(指揮者もオーケストラも覚えていない💦)

今日、久しぶりにサントリーホールでショスタコーヴィッチの交響曲第5番を聴くことが出来ました。

指揮者 広上淳一氏
演奏  日本フィルハーモニー交響楽団

何も知らない高校生だった私も、人生の酸いも甘いも経験し50代になりました。

世間並みの歴史の知識も得ました。

ショスタコーヴィチは、ソビエト連邦時代の作曲家です。

ソビエトでは、1930年代にスターリンが政権をとって以来、すべての芸術は、社会主義リアリズムの線にそっていなければならないとされました。
 
そして、多くの芸術家がスターリンの方針に従わないとして、社会的に葬りさられたのでした。

そんな中で、どんな思いでこの曲を作曲したのか。ショスタコーヴィッチの苦悩は私にはとうてい計り知れませんが。


第一楽章から第三楽章までは陰鬱な雰囲気でした。

それが、第四楽章の後半から歓喜や希望のような華やかさが垣間見れ、そのままフィナーレへと突入。

ショスタコーヴィッチは最後のフィナーレにどんな想いを込めていたのでしょうか。。

これは指揮者や演奏者によって解釈がずいぶん違ってくるのではないかと思います。

表現の自由というものは当たり前ではないということをあらためて感じた一日でした。



最後まで読んで下さりありがとうございました😊 

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