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死生観

92歳の義父が誤嚥性肺炎になり入院している。

今まで何回か誤嚥性肺炎で入院しているが、今回は回復が悪く、酸素濃度が低くて酸素吸入がずっと外せない。

生命力が強い義父だが、今回は年齢的に体力が持つかが不安である。

いろんなことが頭をよぎる。。



80代の親戚の叔母は、有料老人ホームに入っているが、精神的に不安定なため、お嫁さんに毎日、寂しいから来てくれと電話をかけまくるので、お嫁さんの方が参ってしまっているという。

高齢者社会を支える我々の世代としては、本当に忍の一文字だ。

何だか辛いな、誰も悪くないのになと思う。死や老いに対しての漠然とした不安が人をネガティブな思考にさせる。

死や老いに対してもっとポジティブに捉えていかないと身も心も持たない。

そんなことを考えながら気分転換にボーっとYouTubeを眺めていたら、歌人の田中章義氏がこんなことを話していた。


「死は人生一度のビッグイベントで
 あり、一生に一度だけ体験できる
 もの

 人生に一度だけというのはすごく
 尊いものであると勝手に思っている

自分がそれをどう感じるか知的好奇心がある

最後のスーパー楽しみなものでもある」

と話していた🧐

え〜。そんなの机上の空論だよと最初は思った。

本当に死が身近にある人はそんな風には考えられないだろう。

田中氏はまだ50代で若いし、あくまでもそれは短歌を詠むマインドであり、そういった心境を作るための理想論ではないかと。

短歌の世界のことはよくわからないので、歌人の心情は私にとっては未知の世界だ。

現実に、肉体的に苦痛を伴いながら死を目前にした時にはそんな気持ちになる余裕などないのではないだろうか。

でも、逆にもしかしてそう思えたら、そういう境地になって楽しめることが出来れば、死は怖くなくなるのかもしれないとも思った。

興味のある方はこちらをどうぞ

    社会人のための死入門 2023


私自身は、人間は死んだら終わり、ハイそれまで!とは思えない。

何らかの形で、自分の意識体は続いて行くと考えている。たぶん私はそうなってほしいと期待しているのだと思う。

そう思っているので、人より死に対する恐怖心はもしかしたら少ないかもしれない。

ただ、私は肉体的な痛み😣に弱い。だから、その痛みということに対してはやはり恐怖心がある。

痛みがあることで生を実感するということもあると思う。

義父が苦しそうにしている顔を見ると、それはそれで辛い。。

人間、死は誰にでもやってくるビッグイベント。確かにそうだ。そして避けては通れない。

だったら、それに向けていろんな本を読んで教養を身につけたり、多くの体験を積んで死の瞬間に動じないだけの境地を作っておきたい。あくまでも理想だけれど、そういう生き方をなるべくしたいと今は思っている。

そして、出来ることなら痛みを伴うことなく、コロッとお迎えをいただきたい🙏

そんなことを思いながらぼーっとYouTubeを視聴した昨夜だった。

最後まで読んでいただきありがとうございました😇

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