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【98.水曜映画れびゅ~】『リンダ リンダ リンダ』~こういう青春って、良いよね。~
『リンダ リンダ リンダ』は、2005年公開の日本映画。
香椎由宇、前田亜季、関根史織、ペ・ドゥナなどが出演しています。
あらすじ
とある地方都市の女子高校生たちの高校生活最後の夏を描く青春群像劇。バンドからギタリストが脱け、3日後に迫る文化祭で何を演奏するか困った響子、恵、望の3人は、オリジナル曲を断念。ブルーハーツのコピーをすることに決めて、韓国人留学生ソンをバンドに引き入れて練習を開始するが……。
一緒にバンドやろうよっ!
高校3年、最後の文化祭。
軽音楽部所属の5人組のガールズバンドが、文化祭を数日後に控える時期に、ギターの骨折を発端に分裂してしまう。
最後の文化祭をほろ苦く終えることに諦めがつかなかったキーボードの恵、ドラムの響子、ベースの望は、韓国からの留学生ソンを無理やりボーカルとしてバンドに引き入れ、ブルーハーツのコピーバンドとしてステージに立つことを目指す。
とにかく本番まで時間がないなかで練習を重ねる彼女たちの、青春の1ページが描かれる。
青春っていいな~
文化祭期間の高校を舞台に描かれる青春群像劇。
この作品で一貫して描かれるものは…
「とにかく、青春っていいな~」ってこと!
夜の学校に忍び入ってコソコソ部室でバンドの練習をしたり、友達の家に泊まって鍋をつつきながら決起集会したり、友達と恋バナしてたらテンション上がっちゃって「告っちゃう?」ってノリになっちゃたり…。リアルにありそうな、等身大の青春模様が描かれています。
それに、1人ひとりのキャラがいい感じでバランスとっていて、いいんですよね~。
ヤンチャ気味な雰囲気を醸し出しながら、音楽には真面目な恵。
優等生気質で献身的、そして少し乙女な響子。
冷めた感じで黙々と練習に取り組むクールな望。
みんなの妹みたい感じのおとぼけキャラだけど、人一倍情熱を燃やすソン。
そんな姿を見ていくうちに、自分も学生時代のあの頃にタイムスリップして、彼女たちの青春を一緒に体験しているかのような感覚になります。そして、その青春がめちゃくちゃ楽しいんですよねっ!
観終わった後に、晴れやかなアオハルを感じる爽やかな作品となっています。
ブルーハーツ×青春=最高っ!
そしてバンドメンバーが選んだ楽曲が、ブルーハーツ。これが、とにかく良いっ!そりゃあ、なんといってもブルーハーツですからね!青春との相性は超絶に最強ですよ!
『リンダリンダ』や『終わらない歌』などが、荒げずりながらも、情熱と青春の詰まった彼女たちのバンドで演奏されるシーンは、最高です。
映画を観た後は、ブルーハーツをもう1度聴きたくならないわけにはいかない、ブルーハーツの偉大さを再実感できる作品でもあります。
前回記事と、次回記事
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次回の更新では、今泉力哉とNetflixがタッグを組んで製作された、有村架純主演の温かな物語『ちひろさん』を紹介させていただきます。
お楽しみに!