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【経済に隠れた命】廃鶏にとってベストな選択は…

こんにちは。
じゅんじです。

"自然とつながるサステナブルな暮らし"
をテーマに記事を書いています。

前回の記事で、
廃鶏と暮らすことになることをお伝えしました。

廃鶏とは、採卵ができなくなり
鶏舎から出されてしまう雌ニワトリのことです。

ニワトリは卵を産めなくても
人と生活には相性の良い動物です。

廃鶏と暮らすにいたって
廃鶏の背景について知る必要があります。(ダジャレじゃない)

今回は、
「ニワトリの採卵と課題について」
の内容をお届けします。

▼前回の記事

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”自然とつながるサステナブルな暮らし”の過去記事は、
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※冒頭まで無料で読めます。

ニワトリの採卵

ニワトリの採卵は、生後5ヶ月~1年、または2年の間に卵を産みます。

年と共に卵を産む頻度は落ち、3歳になると卵を産む頻度は落ちてきたり
卵の形が変形したりしてきます。

ニワトリはオスがいなくても産卵することができますが、
それは出産とは違います。

ニワトリがオスがいなくても卵を産むことは、
生理と同じようなことのようです。

ニワトリは日周期で排卵します。

生後2年までは、1日に1個や2,3日に1個の卵を産み
生後7~8年で産卵はしなくなります。

ちなみにニワトリの平均寿命は10年です。

廃鶏のベストな選択は…

"廃鶏"は冒頭でも出てきたように
採卵数と飼育コストなどを経済的な判断で
鶏舎から出される雌ニワトリのことです。

食肉用ではないニワトリは
年齢と共にお肉が硬くなっていくため食肉として難しくなります。

ミンチやレトルト食品、チキンエキスなどに加工されますが
その過程においてもコストがかかります。

採卵と食肉用とでは施設のシステムが異なります。

採卵用は採卵に適したシステムであるため
食肉のシステムは整っていません。

そのため食肉用の施設に移動させるコストもかかってきます。

廃鶏は加工処理をされ、鮮度を気にしないためか
ニワトリをケージに入れたまま放置する問題も発生します。

ケージに足が食い込んでしまったり、
ケージは上に積み重なられているため、上から糞尿が落ちてきたり
卵が落ちてきたりします。

中にはケージに入れたまま命を落としてしまいます。

処理をすることがいいのか、
お肉に加工することがいいのか、
ケージに入れたままがいいのか、

ベターは判断できそうな気がするだけで
ベストの選択は難しい。

経済では隠れている大切なこと

ベストの判断が難しい理由は、
どの選択にしてもニワトリにとっては”死”しかなくて。

自給自足の視点から見るベストな選択は
ニワトリのお肉を自分の体に入れて、命を循環させることかもしれません。

僕は、ニワトリ本来の習性でニワトリとして"生きる”ことをしてほしい。

採卵施設にいるニワトリは、採卵のために品種改良されたニワトリです。

採卵しないニワトリを飼育することに対して、意見があると思います。

しかし一年半前に廃鶏を飼っていたとき、
日向ぼっこをしたり、ゴロンと横になっていたり、
人に好奇心を持って突いたり、後を追っていく姿みると
品種改良された生き物は
"命ある"生き物だと感じました。

経済は大切です。
しかし経済では見えない部分を見ることも大切です。

その見えない部分を見えるようにして、
両方の大切さをしることも、
サステナブルな暮らしなのかなー、と思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

次回もお楽しみください!

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