お風呂上がりは髪をすぐに乾かそう
お風呂上がりの濡れた髪。乾かすの面倒ですが美容室では
「すぐに乾かしてくださいね。」と言われたことはありませんか?
なぜ、濡れた髪が良くないのか?なぜ乾かしたほうが良いのか?その理由と、乾かす際のポイントをご紹介します。
髪は乾く時に形状を保ってしまう性質があるので、ハネたり、広がったりとクセがつきやすくもなり、朝のスタイリングに時間がかかってしまいます。
そして、髪は乾いた状態の時と濡れている状態の時では、毛髪強度が変わるという問題が。
毛髪強度とは、髪1本がどのくらいの重さに耐えれるかを数値化したものですが、健康な髪は乾いた状態で約150gの重さまで耐えれると言われていて、それ以上の重さだとプツンと切れてしまいます。
しかし、濡れた髪は約40%も強度が低下します。
これは、毛髪内部の結合(髪の中のタンパク質などを繋ぎ止めている結合)が水によって一部切れてしまうために起こってしまいます。
また、水によってキューティクルが開き、摩擦が加わるとキューティクルを傷めてしまうためダメージしやすい状態になってしまっています。
そして、髪だけでなく頭皮にも悪影響が。
髪の毛を濡れたまま放置すると頭皮に存在する常在菌が増えてしまいます。
頭皮には普段から多くの菌が存在しますが、マラセチア菌のように皮脂や汗などの分泌物を餌に急激に増殖する菌もいます。
マラセチア菌とは人間の皮膚に存在する自然な菌ですが、濡れたままの髪を放置するとマラセチア菌などの菌が繁殖しやすくなり、皮膚への刺激や肌の乾燥、かゆみ、フケなどを引き起こしてしまう場合があり、頭皮の臭いの原因にもなってしまいます。
髪を乾かす際のポイント
・タオルで優しく水気を取る。ゴシゴシ拭いてしまうと摩擦によるダメージにつながります。
・毛先には洗い流さないトリートメントなどをつけ、毛先が乾燥しすぎるのを防ぎます。
・乾かすのは、まず根元から。ドライヤーを持っている手と反対の手で優しく頭皮をさするように(シャンプーするように)髪を揺らしながら乾かすことで、自然な立ち上がりを出すことができます。
・風の方向は、顔の左は後ろ、右は前に向けて乾かします。つむじの生えグセに逆らって乾かすことでハネにくくなります。
・全体的に乾いたら毛先までしっかりと乾かします。
・全部乾いたら仕上げに冷風を頭頂部から下に向かって当てることでキューティクルが閉じ、ツヤが生まれ、手触りも良くなります。
いかがでしたか?
毎日の積み重ねが美髪を作ります。ぜひ参考にしてください。
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