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今書いている小説について

 以前にこちらのnoteで、書いたことすら忘れていた小説が、ひょんな事からとある文学賞の2次選考までを通っていたとお伝えしました。

 現在はその小説を直しているところです。本当にほとんど内容を憶えていなかったのですが、読み進めてゆくと少しずつ当時の事を思い出してきました。

 この小説を書いた頃、僕は仕事に悩んでいました。上司との関係や、自分の将来にも不安を持っていて、この先どうするかな・・・なんて迷っている時期でした。その状況がありありと小説に表現されていて、なんだか読み進めるのが辛かったりもしています。

 内容としては、「サラリーマンが悪魔払いをする」と言う突拍子もないものですが、きっと僕はこの小説を書きながら、現実の不満を吐き出していたんだろうなと。

 そう言う意味では、本当に「書く」と言う行為を知ることができてよかったなあとしみじみ感じています。小説「中目黒の街角で」を描き始めたときも、失恋の痛手や有り余る想いを小説にすることでどうにか生きてこれた感覚もあったので。

 それにしても、当時小説にしてしまうほど悩んでいたのに、今ではその時の事をすっかり忘れているなんて、僕って本当に適当だなあとw そして、そう思える今に感謝しないといけないなと、小説を書き直しながら日々感じています。

 一月の下旬には投稿できるよう頑張りますので、皆様その際には読んでやってください。「中目黒の街角で」とは全く違うテイストの作品になっておりますので。



僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。