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UX関連記事 (2022/9/26)

久々に窓掃除をしました。ワイパーを使うとかなりきれいになってスカッとしますね。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

iPhone 14 Proの「ダイナミックアイランド」を試す 何がどう便利になった? (ITmedia Mobile)

iPhone のダイナミックアイランドについての記事です。
ダイナミックアイランドというのは iPhone 14 Pro/Pro Max に搭載された機能で、上部のカメラやセンサー部位が拡大して各種情報を表示することができます。
この記事では実際のふるまいがまとめられていて、写真も載っているので、実機を触っていなくてもイメージが伝わりやすいです。
実際には情報通知機能を整理しただけとも捉えられますが、ユーザーが情報へアクセスしやすくなったと考えれば、UI の進化と言えると思います。
将来的に Pro/Pro Max 以外も現状の切り欠きではなくダイナミックアイランドに統一されていくのかもしれませんが、別に切り欠きでも実現できない UI ではないので、既存ユーザーにも展開してほしいなぁと思ったりしています。

解約フロー:ユーザビリティとビジネスのバランスを両立する方法 (KOTOBA UX)

https://www.kotobaux.com/blog/user-experience-design-1%2Fcancellation-flow-how-to-balance-usability-and-business

サービスの解約についての記事です。
解約フローを面倒でユーザーに諦めさせるようなものにするのはやめて、わかりやすくするというのを推奨しています。
いくつかポイントが記載されていますが、一番大事なのは「ナゼを理解する」という点だと思いました。
最初に 3つのフローが紹介されていますが、「ビジネス重視」のフローは、むしろビジネスにとってマイナスになるのではないかと思います。
個人的にも、人の縁はどこでつながるかわからないので、ユーザーに嫌われるような施策は避けて、自らブランドを貶めないようにする必要があると思います。

ありそうでなかった?「占い×シンプル」 UIデザインのポイント (LINE CREATIVE CENTER)

LINE占いの UIデザインについての記事です。
複数人で協業する中でデザインについての方向性を議論したり、お互いのデザインに刺激を受けながらより良くしていく過程がわかり、興味深かったです。
確かに占いといって思い浮かぶデザインには何やら背景が濃い紫色で・・・といったようなステレオタイプがありそうですが、その前提から疑う姿勢が大事なのかなと思いました。
個人的にはあまり占いを信じていませんが、普段の自分の思考では出てこない気づきを得られたりするので、信じるというよりは切り口を得るという観点で、たまには良いのかもしれないですね。

UXデザイン本。初学者のための学習本5選~UXデザインの教科書、ほか (ポップインサイト)

UXデザインに関連する本についての紹介記事です。
UXデザインや UXリサーチ、人間中心設計などについても触れつつ、5冊が紹介されています。
比較的古い本が多いですが、これらは今でも必読の本だということになると思います。
Alertbox は続編が出てもおかしくないように思うので、期待したいところです。
私もそのうち UXデザインのお薦め書籍を紹介したいと思いますが、なかなか腰が重くて・・・。

UI Animation—How to Apply Disney’s 12 Principles of Animation to UI Design (Interaction Design Foundation)

UI のアニメーション原則ということで、ディズニー社によりまとめられた内容を元に紹介されています。
全部で 12項目あり、それぞれについてモバイルアプリでどのように活かすかが例示されているのでわかりやすいです。
こうして見ると、アニメーションには大きく分けて 3種類あって、①行き先を見失わないようなユーザビリティに効くアニメーション、②アプリをリッチに見せるアニメーション、③一見無駄だがユーザーとのつながりを保つアニメーション、と思ったのですが、皆さんはいかがでしょうか。

Research vs Vision: the origin story of Sony Walkman, Mini Cooper, and the iPhone

リサーチかビジョンか、ということで、ユーザーリサーチをあまりしていない(と思われている)革新的な製品を取り上げて、その開発ストーリーが紹介されています。
日本からはウォークマンが登場しています。
ミニクーパー の話はほとんど聞いたことがなかったので新鮮でした。
リサーチとビジョンでどちらが優れているかについては結論まで述べられていませんが、最後のまとめを元に考えると、まず課題に根ざしたビジョンがあり、そこからリサーチやテストを通じて磨き上げていく、というパターンになるのかなと思いました。

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