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読書感想 #1 「どうせ無理」と思っている君へ 植松努

この3年間色々本を読んできたので、その中から読んでよかったな、また読みたいなと思える本を中心に感想を残したいと思います。
第一弾としては、前回の記事「大学院卒業」にも少し触れた本について記載したいと思います。あくまで個人的感想です。

なぜ本書を読むことにしたか?

昨年の夏、会社でやりたいことがあり、提案活動等を行っていました。しかし、うまくいかず少し落ち込んでいた時に、いつものように本屋に行き、色々見ていたところ背表紙にかかれていたタイトルに惹かれ、手に取り、購入しました。

著者プロフィール

植松 努
株式会社植松電機 代表取締役
TED x Sapporo2014 Speaker

幼少の頃より紙飛行機やロケットが大好きで、ロケット作りを目指すも、周囲に反対されたり、否定される。しかし、紆余曲折ありながらも、現在は町工場でロケットを作ることに成功している。

本書の概要

この本は、君が自信をもって何かを「やる」ための本です。
夢を叶えようと、スタートするための本です。
そしてこれは、「自信が持てない」という君のための本。
そしてこれは、「自分が信じられない」という君のための本。
「何かやるとか、わからない。夢を叶えるなんて無理」という思い込みを、君のなかから消すための本です。

本書の前書きから引用させていただきました。上記を伝えるために、著者の経験談と読者の経験を想像して、やさしく語り掛ける形で話が進みます。


本書から学んだことは何か?

誰かと比べたり、何かの勝負に勝ったりして生まれるのは、自信ではなくて優越感です。自信とはできなかったことができるようになった時、自分の能力が増えたことを感じられた時、自然と生まれてくる『自分を信じる力』だと思います。

先日も記載した言葉です。正直、上を見ると自分より技術で優れている人間はいますし、自分より人前で話すのが得意な人、マネジメントが得意な人もいます。周囲には多くの人がいるので誰かと比較してしまうと絶対に自分よりできる人が見つかります。そもそも人と比較してもしょうがない。

それより、自分がやりたい事(夢)に対して、自分ができること、できないこと、不足しているモノ等考え、どこを自分で成長させるか、どこを他の人とつながることで実現できるか考え、行動することが重要。そもそも一人で全てできる人はいないのだから、人を頼ればいいということを再認識。

そうした行動をするにも、自信が必要である。だから、自分の能力を増やし、小さな成功を積み重ね、自分を信じる力をつける。それは誰にでもできる。

現在まで3年間学ぶ環境に身を置いていましたが、生涯学び続けたいなと思えた一冊です。

どんな人に読んでほしい本か?

・自分で何かしたいことがあるが諦めている人
・「どーせ無理」が口癖になっている人
・年齢層は問わない

当時の私と同じく、自分で何かを諦めることが多い人に読んでもらいたい一冊です。著者が伝えたいのは「どうせ無理」の反対の意味です。しかし、それをタイトルにすると手に取ってほしい人のもとに届かないからこそのタイトル。

私は33歳にして本書を読みましたが、表紙や本書の中に出てくる絵、フォントサイズからメインの対象者は小中学生だと思います。しかし、大人が読んでも感じるところはありますし、子育てという点でも学びはあると思います。時間がない人はせめてTED x Sapporo 2014の動画(約20分)だけでも、ぜひご覧ください。



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