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Globis #4 ビジネス定量分析「分析とは比較である」

復習第二弾はビジネス定量分析(ビジ定、現ビジネス・アナリティクス)。データ分析を仕事にしている私にとって、今振り返っても学びがあるおすすめできる科目です。科目詳細が気になる方はこちらを参照ください。科目名称は私の受講時から変わりましたが、リンク先の科目説明やケース名見る限り内容はほぼ一緒と思われます。

1. 個人的な一番の学びは何か?

表題にも記載した「分析とは比較である」をあげます。私は仕事で数字を無意識に扱っていましたが、実は分析(比較)してるんだなとハッとさせれれました。この考え方に則るとほとんどの方が分析をしているはずです。例えば、営業や経営企画系の職種だと、

売上計画に対して実績は何%か?
前年売上に対して今年の実績は何%か?
市場規模の何%のシェアをとっているか?

等々、数字を扱うと思いますが、これらは計画との比較、過去との比較、市場(や競合)との比較です。単独で「今年の売上1億円だ」と考える人はいないですよね。

目的に対して問と仮説を立て、その検証(根拠)として数字を扱い分析する。一連のサイクルを学べるクラスですが、「分析とは比較である」が一番印象に残る学びでした。

ビジ定

2. 実務でどう活用できたか?

本クラス受講時の職種はシステム開発でした。この時は工数やKStep数、バグ密度等の数字を扱っていました。追っていた数字が少なかったこともあり、日々PDCA回すために目的意識をもって使えていました。

しかし、半年後に社内でデジタルマーケの部署に異動、仕事内容も大きく変わり、扱うデータも変わりました。デジタルマーケ領域だとGoogle AnalyticsやFirebase、その他多機能なツール類が世の中豊富にあります。大変ありがたいことにそれらはレポートまでしてくれる。最初は、データや指標が多すぎて、どう活かしていいのかわからないこともありました。この時に、一度立ち返り、何をしたいのか、その上でどう活用するか思考の整理に大変役立ちました。

3. おすすめ書籍は何か?

3冊紹介します。1冊目はGlobisのハードカバーの教科書。ビジネスの場で定量をどのように扱うかといった内容に始まり、可視化、回帰分析、モデル化等といった内容にも触れます。講義内容のエッセンスが学べます。講義は高くて無理という方はこちらを購入ください。

2冊目はコンサルの面接対策本。前半のフェルミ推定はモデル化の思考練習に、後半のビジネスケース問題はモデル化と仮説を元にしたデータ収集を考える練習になります。

3冊目は滋賀大の河本さんの書籍。ビジネス現場で分析をどう活かすか?という問いについて前職の大阪ガス時代に書かれた本です。仕事への向き合い方、分析との付き合い方のヒントがちりばめられています。

4. 余談(当時の想い出)

Globis生活で初めての予習アサインメントがブルーベリーサプリ。ケース読んでも状況や数字が全然頭に入ってこず、「まじでこんなの3年もやるのか、いや、無理っしょ。」と思った記憶があります。そして、初めてのレポートがクレオパトラ。いくら考えても腹落ちする解に辿り着かず、迷走に迷走をかさね、結果、私の構築したストーリーはよくわからないものに。レポートが終わった時は、ここまで苦しんでうまくいかない徒労感が残りました。

ただ、ブルーベリーサプリやクレオパトラで苦しんだ時間や、学んだこと、悔しさは未だに残っており、その後の仕事にも生きました。受講して本当によかったと思います。

おわりに

普段から人は意識せずとも分析(数字の比較)をしています。こうした無意識に行っている作業には一人ひとり異なる前提条件を用いていることも多いです。また、前任者が使っていた実績管理や報告指標をあまり考えることなく、そのまま引き継いでいる人も一定の割合でいるのではないでしょうか。数字は言葉と違って人と共有がしやすいです。その反面、前提が異なっていたり、目的を見失って使うと危険なものになります。

今、ご自身が使われてる数字は何と比較しているのか?また、目的に対して数字の使い方はあっているのか?をぜひ考えてみてください。少しでも危険だなと思われた方は正しい使い方を考え、変更してください。無意識で行っていることを意識の下に置く。目的を見失わずに数字と向き合うことでアウトプットがかわります。

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