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名バイプレイヤーはいつもそこにいる

副菜調理はこれ一冊でおまかせ

映画の話なのですが。

ぼくが敬愛する作家ポール・オースターが監督・脚本を務めた『ルル・オン・ザ・ブリッジ』という映画があります。

主人公のサックス奏者(ハーヴェイ・カイテル)が発砲事件で重傷を負ったのち、青い石を拾ったことで謎の集団に監禁され尋問を受けるんですが、その尋問をする博士役に、オースターは当初作家のサルマン・ラシュディを考えていたんだそうです。

しかし彼を起用する直前に制作スタッフたちの安全を保証できないということで(どうしてかは「悪魔の詩」で検索してね♪)、急遽代役に選ばれたのがウィレム・デフォー。

彼は「日曜日にシナリオを受け取り、月曜日に役を引き受けてくれた。その次の日曜日に僕とハーヴェイとのリハーサルをしに来たときには、役柄をしっかり身につけていた。どの台詞も完璧に入っていたんだ。翌日の月曜日から彼の出るシーンを撮りはじめた」のだとか(レベッカ・プライムとのインタヴュー。新潮文庫『ルル・オン・ザ・ブリッジ』所収)。

それまで『プラトーン』や『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』で名脇役として彼を認識していましたが、このエピソードを知ってからというもの、すごく尊敬する俳優になりました。

え〜と、なんでそんな話を書こうとしたんだっけ?

そうだ。

料理にもグリル料理や煮込み料理といった主役級料理を支えて、食事全体に豊かな調和をもたらす副菜・サイドディッシュというものがあります。

今日はそんなサイドディッシュをメインに据えた(ややこしい)cookbookをご紹介します。

アメリカの新聞「ポートランド・プレス・ヘラルド」の2月9日付け記事からお届けします。

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