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料理本には作られないレシピを載せる必要性もある

The 2019 Piglet 第1回戦第6試合『All About Cake』vs.『Solo』

cookbookのナンバーワン決定戦、The 2019 Pigletの実況中継を続けていきます。

本日お届けするのは1回戦も終盤の第6試合。

クリスティーナ・トーシの『All About Cake』と、アニータ・ローの『Solo: A Modern Cookbook for a Party of One』が対戦します。

前者は、ニューヨークやトロントなどにある人気デザート店「ミルクバー」のオーナーシェフが、『Momofuku Milk Bar』『Milk Bar Life』に次いで出版したベイキングのcookbook。

いっぽう後者は、2017年に惜しまれつつ閉店したニューヨークのレストラン「アニサ」のオーナーシェフによる、おひとり様向けのレシピをまとめたcookbookなんです。

この試合のジャッジをつとめるのは、ふたりと同様にシェフでレストランオーナーであるヴィヴィアン・ハワード。

ノースカロライナ州ディープランでタバコ農家兼養豚場を営む両親のもとで生まれたヴィヴィアンは、アメリカ南部料理の影響を受けて育ちます。

大学に出た後はニューヨークに出て広告の仕事をするのですが、レストラン業界に関心が移り、WD~50のワイリー・デュフレーヌやジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリヒテンのもとで修行時代を送ります。

その後、故郷のノースカロライナ州に戻り、現在は「シェフ・アンド・ザ・ファーマー」「ボイラー・ルーム」「ベニーズ・ビッグ・タイム・ピッツェリア」などのレストランを経営するいっぽう、ドキュメンタリー番組『A Chef’s Life』にも出演するなどして、ノースカロライナの食文化を発信し続けているヴィヴィアン。

2016年に発売したcookbook『Deep Run Roots: Stories and Recipes from My Corner of the South』がIACPアワードの2017年クックブック・オブ・ザ・イヤーを受賞したことも記憶に新しいです。

そんなcookbookで頂点を極めた経験がある彼女が、あまり接点のない2冊の対戦にどう決着をつけるのか。

1回戦第6試合が始まります!

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続きはぜひククブクのページでご覧ください!


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