ランキング4

金曜日のcookbookランキング

#123 小さく集まる大きなしあわせ

新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。

6月第2週のランキングをお伝えします。

今週は妻の個展の写真撮影と搬出があったり、国立新美術館で始まったクリスチャン・ボルタンスキー展を観にいったりと、わりとバタバタとした日々でした。

妻の個展は高崎だったんですが、今回もまたフタツメで特濃タンメンを食べましたよ。

前回は平日の夕方で比較的座席に余裕があったんですが、今回は日曜日の夕食時だったので、けっこうな雨にもかかわらず店の外にまで列ができている状態でした。

鶏ガラと豚骨のこってりとしたスープだけでなく、自家製手もみ麺もうま味が強くてクセになっちゃうんですよね。

店舗はまだ群馬と新潟にしかないようなので、機会があるたびに訪れて「カレータンメン」や「トマトタンメン」、そして「自家製排骨カレー」なども試してみたいです!

ボルタンスキー展はじっくりと時間をかけて見ることができたんですが、彼の作品の良いところはホロコーストなどを題材にしながらも、そういう社会的テーマ性に即物的に反応するのではなく、いったんそれを自分というフィルターにかけてから作品として現出させているところだと思います。

いまの作家だったら、たぶん実地調査をして実際に故人が使用していた物品などをそのまま呈示するアプローチが多いんでしょうけど、それだったら博物館の仕事でもいいわけで、そこの境界線をきっちりと引く姿勢にずいぶん魅力を感じました。

彼の考えていることは、「フィクションのなかで真実を語る」ことに近いような気がするな。

展覧会図録でボルタンスキーは「いまは神話を作りたい」と語っていて、そうだよ、神話ってもともと人間が作ったものなんだから、現代人が未来の語り草になるような神話を作ることだって充分に可能じゃないか、と思った次第です。

東京では9月2日まで開催されているので、興味を持った方はぜひ観にいってみてくださいね。

それでは今週のランキングを見ていきましょう!

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続きはぜひククブクのページでご覧ください!


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