令和に起こる「父親と母親のクライシス」

令和時代に確実に起こると自信を持って言える
社会問題のひとつが
「父親と母親のクライシス」
です。

え、母親はとっくにクライシスだと?
ええ、ええ、おっしゃりたいことはわかります。
繰り返しですが、私が言っているのは
「父親と母親のクライシス」です。
一括りです。

どこまでいってもワークとライフの調和を見出せない母親たちと
それに寄り添い続けてワークとライフの調和が見出せなくなった父親たちの
クライシスです。

要するに、両方が引っ張りあって、同時に壊れると言ってます。

具体的な悪影響リスクとしては
・育児放棄や虐待の増加
・離婚訴訟の増加
・不登校児やいじめの増加、学力の低下
・現代病疾病者の増加
・企業の生産性低下
・さらなる少子化/晩婚化の加速
・将来的には、孤立した高齢者の増加
などが挙げられます。

これを予防することには悲観的です。
ありていに言ってしまうと、
表面化・深刻化することは止められないでしょう。
(その根拠は炎上しそうなので書きません。)

としたときに、
あとは自分がその被害者や加害者とならないようにするしかありません。

具体的な方法は私も当事者世代なので模索している状況ですが、ひとつのアイデアに「キャリアデザインの見直し」があると思います。
「フルタイムワーカーであり続けることが、人生において重要なのか」ということ。
好きなときに働き、好きなときに家族や自己の時間を過ごす。
それが認められる職場に属し、それが認められるスキルやネットワークをアップデートし続け、それでいいんだ、腹八分目でちょうどいい、と思えるマインドセットを持つ。

これは持論ですが、
将来に不安を抱える理由は
環境が不安的だからではなく、
手に職を持ってないからです。
多くの人が、自分が所属している会社というシステムの中でしか生きられなくなってしまっている。
そこを失ったときのスキルや、ネットワークを持っていない。
だから、万一に備えるために、資産を積み上げようとする。万一のときは、ひっそりと余生を過ごせるように、と。

生涯をかけて資産を積み上げることではなく、
その生涯そのものの日々を実りあるように人生をデザインする。
そんな自然回帰的なキャリアデザインを持つことが、
少なくとも自分をクライシスから遠ざける、ひとつのヒントになりそうです。


(最後に、ウェルビーイング・ワークライフハーモニーに特化したライフスタイルやビジネスメディア市場のポテンシャルが伸びそうだ、と予測しておきます。)

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