なぜ老人の薬は増えるのか
なぜ老人の薬の量が増えるのかは、心理学的要素があります。「人は加齢を認めたくはない」のです。病院に行けば治ると思っています。それは間違いです。外科的手術や、画像診断、血液検査は必要な場合がありますが、殆どの老人はサプリメントで肝臓疾患を患います。
夜中に見たことがあるかも知れませんが、「こうしたら健康になる」という怪しいサプリメントが多く売り出されていますよね?
脂溶性ビタミンは血液検査で足りない場合のみ、食事で補えない場合は、サプリメントを使用します。脂溶性ビタミンを過剰に摂取すると、病気になるのです。
脂溶性ビタミンとは、ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK
私が診て来た患者さんで明らかに肝臓の数値が高いお年寄りがいました。なぜなら、頭は健康、身体は老化しているからです。若い頃の記憶を思い出し、それに近づけたいという思いから、沢山のサプリメントを飲んでいました。なんと5万円分もです。
そして、もう一つの重要な問題点は、核家族化。
お年寄りは自分の経験値をお嫁さんに教えたいのですが、現在の嫁は強いのです。ここで二極化が生じます。お年寄りの言ったことをイジメとして取るか、師として受け止めるか、そこがキーワードです。
強く物事を言えば、当然亀裂が生まれます。結婚したては、姑さんに気に入られようとしますが、段々とお互いの認知のズレが生じます。
例えば、お年寄りは寂しいので、姑さんの動向を見てしまします。しかし、お嫁さんから見ると、監視されていると思うのです。
しかし、本当に意地悪をする姑もいるんですよね。そこが難しい所ですが、意地悪をすると身体が悪くなってから、施設に簡単に入れられてしまいます。
お年寄りは寂しいので、身体も思うように動かず、甘いものを食べたり、病院で友達を作って、悪い所自慢をするようになるのです。甘いものを取り過ぎると糖尿病のリスクが増えるのです。これが悪循環を生みます。また、「このサプリメント良かったわ~」と言えば、みんな同じサプリメントを買うんでよね。
プラセボだったり、たまたまその人にあったサプリメントはあるかも知れません。しかし、サプリメントは肝臓で代謝するんです。この悪のスパイラルが疾患を引き起こす場合があります。そして、病院は全てを治してくれる場ではないと言うことです。不調を訴えて、病院に行けば薬を処方します。しかし、薬には必ず副作用があるのです。それは体質に依存します。副作用で具合が悪くなれば、また病院に行き薬を追加されるのです。
医師も治さないと「やぶ医者」と言われ、薬を出さないと利益が上がりません。
また、病気は生活習慣病や、農薬まみれの野菜などを食べれば、難治性の病気になることもあります。しかし、無農薬野菜や有機野菜は手間がかかるので、スーパーと比較すると、買う人は少ないのです。
病気を予防するのであれば、まず定期検診に通うこと。「未病」のうちに治療をすること。生活の改善をすることが大切だと私は思っています。
小原 純 June Miura Obrara
北海道夕張郡栗山町「くりやま公式サポーター」・日本心理学会認定心理士・日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー・日本ダンスセラピスト協会認定ダンスセラピーリーダー・国家資格 はり師・きゆう師・某大学院博士課程
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