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2023年6月 読書感想まとめ

振り返ってみると6月は、稲盛和夫さん永守重信さんを挟みながら
いろんな方面の本を読んだな、と思いました。
少し疲れていたので、小説などスッと入ってくる本が多いような気がします。
宇佐見りんさんの「かか」の書き振りや、オーディブルを先行させるという古内一絵さんの「百年の子」の試みには、今までにない新鮮な感覚がありました。時代は変わっていくのですね。
合間に、林真理子さん、宮部みゆきさんの作品を読むと、やっぱり読んでいて、どっしりと安定したものを感じてしまいます。やっぱりすごいです。
あらすじではなく、備忘録的なつたない読書感想です。

誰か―Somebody (文春文庫)感想
宮部みゆきさんにすると短い作品だった。少しずついろんな登場人物がいる。思考や考え方が、まんべんなくちりばめられていたところは、何が正しいと言うことではなく、本人が納得するか取得できるかだと思った。それぞれの人の気持ちや気持ちの奥底にあるものを深く感じた。
読了日:06月02日 著者:宮部 みゆき

太陽と毒ぐも (文春文庫 か 32-17)感想
題名に思いあたらず、再読してしまう。そうそう、と覚えているところと、新鮮な感覚と。人の性格、癖、性癖、習慣は人格に入るのか。それ以外の部分はとっても合うんだけどな…と悩む人たちの気持ちが興味深く面白かった。不足恐怖症と過剰恐怖症、とても分かりやすく感じた。私は過剰恐怖症だと分かりなるほどと納得できた。
読了日:06月02日 著者:角田 光代

三面記事小説 (文春文庫)感想
いつの間にか人が何かに執着するような、視野がひとつのことだけになってしまうようなところが、短編集の共通点のように感じられた。プラス面というよりマイナス面で一つのことに固執することの怖さを伝えてくれた。興味深さの中に怖さもあり、心に重さを感じる内容だった。
読了日:06月02日 著者:角田 光代

百花 (文春文庫 か 75-5)感想
偶然に、前に読んだ本の読み終わりと、次に読みはじめた本の内容が被った。認知症の母親と若い息子の話が被った。たまにある。キーワードとかテーマとか。そちらの方に今回は気を取られ、作品が若干混じってしまった。
読了日:06月02日 著者:川村 元気

新装版 美食倶楽部 (文春文庫)感想
いくつになってもつきまとう女性のプライドをテーマとしたような3編。詳細なツボを言い当てていて、ドキッとさせはれるところと、手放しで面白いところとがあった。女性のプライドって何に対するものかふわっとしている感じでわかりにくい分、根深いと感じる。
読了日:06月03日 著者:林 真理子

初夜 (文春文庫)感想
いつも女性の気持ちの機微を軸としてのストーリーが多いが、今回は、男性や周りの人の思いが結構前に出てきているように感じた。どちらにしても、人の心に少しある、ズルさや表面に出したくない思いを上手く描かれていて、うんうんと頷きながらや、苦笑いで頷けないこともあって、とにかく面白い。
読了日:06月03日 著者:林 真理子

この世の喜びよ感想
読みはじめ、誰が考えたことで誰が「あなた」なのか、わかりにくく読み返してしまった。頭を使う作品だと思ってしまった。喜怒哀楽があまりなく、スーッと淡々と事実が入ってくるような感覚になるのも、二人称だからなのだろうか、思った。
読了日:06月04日 著者:井戸川 射子

野ばら (文春文庫 は 3-59)感想
タカラジェンヌと財閥系を血縁に持つお嬢様。どちらの生活も、その両親の生活もストーリーとは別に興味深かった。だけど、どんな生活をしていても、結局は人間の泥臭さ、女性のいやらしさを描いてくれるのが真理子様だと思った。人間観察が本当に上手だなと思う。全く知らないが、宝塚や歌舞伎など、そういった世界の取材も相当しているんだろうな、と感じた。面白かった。
読了日:06月05日 著者:林 真理子

百年の子: (小学館)感想
「百年の子」と言う意味は何だろうと思いながら読んだ。子どもとは何かと考え、子どもを1人の人間と認める近代的な考え方が始まってたった百年。近代的子ども感についてまだ未熟で、子どもたちが鋳型にはめられないように考えることが児童文学の仕事だという熱い思いに感動した。人間の歴史は100万年、子どもは100年覚えておこうと思った。また、背景にずっとあった女性の働き方、人権についても歴史は百年にも満たない。読み終わったあとに、じわじわとした感動があった。
読了日:06月06日 著者:古内 一絵

かか (河出文庫)感想
はじめは誰が誰なのか、誰が言った言葉なのか、呼び名もまちまちだし、意味が全くわからなかった。ので、二度目、読んだ。二度目でやっと分かった。そうしたらすごく感動した。親に愛されたい子どもの気持ちがそこにあって、また、方言が、私の心にすごく響いた。(二度目)心の動きがすごくよく伝わってきた。悲しいくらいにかかが好きなんだと言うことがよく分かった。
読了日:06月09日 著者:宇佐見りん

心。感想
経営者となっても、心を大切に生きてきた稲盛さんの生き方を尊敬する。綺麗ごとだと言いたくなるけれど、そうやって会社を作った人がいるのだから、言い訳せずに見習っていきたいと思う。組織がどうあるかは別としても、自分が信じるものを大切に生きていくことは必要だと、強く感じた。
読了日:06月09日 著者:稲盛和夫

運をつかむ (幻冬舎新書)感想
稲盛さんの本の後に永守さんの本を読んだ。同じ京都の狭い地域にこんな社長が2人もいるなんて、すごいと思った。永守さんの勢いが伝わってくる。努力があって運がある。ユーモアとバイタリティを感じた。たくさんの歴史に残る採用試験をされたと言う話はよく聞くが、面白い勢いのある社長だと思った。
読了日:06月09日 著者:永守 重信

風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)感想
高校生の推理もの。私は初めて読むが、シリーズものだったようで、登場人物のキャラクターが出来上がっていて、ある意味安心して読めた。大人でなく高校生目線の謎と言うところに、少し新鮮な感覚があったので、最後まで結末が予想できないところは面白かった。
読了日:06月10日 著者:青崎 有吾

サンドの女 三人屋 (実業之日本社文庫)感想
最近、続編から読んでしまうことが多くて残念に思う。今回ももう少し前情報を知っておいた方がいいのかどうかわからない。話の筋とは関係ないが、小説家が書いている自分のことは、書ける範囲の自分のこと…というのが「そりゃそうだ」と変に納得できてしまった。シリーズはどんな話なのか少し興味が湧く。
読了日:06月10日 著者:原田 ひ香

ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために感想
場合にもよるかも知れないが、成果が出るまでやり続ける覚悟というのも必要だと感じた。成果がすぐに出るものばかりではないが、世の中では、成果を出せという風潮があるので組織にいるとこれは難しい。しかし、自分で何かを成し遂げたいと思っている場合には、覚悟をもって長期のスパンでの思考は大切だと感じた。失敗があっても、自分で立ち直るレジリエンスを駆使し、打席に立つ回数を増やすことが必要だという。長期思考は、最近の本にはあまりないと感じたので、それもひとつとして活用したい。
読了日:06月10日 著者:ドリー・クラーク

震える牛 (小学館文庫)感想
あまり社会派の相場さんは読んだことがなかったので少し新鮮。やっぱり市販のものは添加物等が多く使われてるんだ…と久しぶりに思い出した。会社の利益か、良心かどちらかの選択を迫られたらみんなどうするのだろうか。そういうことを考えたくないから、考えない人が多いのかも知れないな、と思った。
読了日:06月12日 著者:相場 英雄

十字架のカルテ感想
精神鑑定で本当に精神疾患があるのかどうかを見抜く、あるいは、刑罰を受けられるものなのかの判定を行う。患者とのやり取りの中から、真偽を見極める。その力は専門的な医学的知識と、患者の観察から仮説を立てて臨む様子が興味深く面白かった。私が題名にもったイメージとは、少し違ったが非日常的無い内容で面白かった。
読了日:06月13日 著者:知念 実希人

さとりをひらいた犬 ほんとうの自分に出会う物語感想
気軽に読み始めた本だったが、意外も意外。すごく哲学的な本だった。最後には、自分とは?自由とは?と犬が問答していく過程を一緒に体験できた。盛りだくさんだったと思う。初めは、子ども向けなのかな、と思ったが、大人の読みものだった。何度も読むと良いと思える本だった。
読了日:06月13日 著者:刀根 健

満月珈琲店の星詠み (文春文庫)感想
望月舞さんが星詠みをテーマにされているのは知っていたが、初めて読んでみた。今までの作品よりも内容が大人っぽく、すーっと入ってきた。運命のようだけど性格のようでもあり、星詠みに興味が湧いた。違う路線でのストーリーが楽しみ。
読了日:06月14日 著者:望月 麻衣

マイクロスパイ・アンサンブル感想
あっちの世界とこっちの世界を行ったり来たりで、なかなか馴染めなかった。何が幸せなのか、何がプライドなのかを考えた。全体に気持ちいい感じがある。サバサバして坦々と楽しい感じがした。
読了日:06月14日 著者:伊坂 幸太郎

絶対にミスをしない人の脳の習慣感想
王道。一つ一つを丁寧に実践すればミスは減ると思った。医学系のことになるとお医者さんの言うことは、裏打ちがあって信用できると思えるので、やっぱり強い。王道だと感じた。
読了日:06月14日 著者:樺沢 紫苑

腸がすべて: 世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド感想
2冊続けて、Dr.の本。読んでいて信頼できる気がしてしまう。腸に関しては、私自身が精神的なダメージを腸で受けやすく、すごく気を遣っているので、知っていたことも知らなかったことも、ふむふむと読めた。やっぱり腸は大切だと改めて実感した。
読了日:06月14日 著者:フランク・ラポルト=アダムスキー

光のとこにいてね感想
すごく私の心に響いた。ずっと読んでいたい、読み終わりたくないという思いになった。母親に対するそれぞれの思いからはじまり、2人が別々だけど変わらずそれぞれに育っていく様子が、とても嬉しく感じられた。主人公の2人の様子が変わるがわる語られるところも、2人の中に私が深く入れるところなんだろうと思う。「光のとこ」ってすごく可愛い。
読了日:06月15日 著者:一穂 ミチ

幸せな人生をおくるために(講話CD付き)感想
経営者であり仏門に入られた稲盛さんなので、ひとつひとつそう思うと奥行きの深い話ばかりだと感じる。人の心に響く内容というのは、表面的な内容とその人の人格からくるものだと感じた。再読だと思うが記録があるかどうか…
読了日:06月17日 著者:稲盛和夫

しんどいオカマのちょっと一杯いかがかしら? ~人生の不安を解きほぐす、オトナのためのお悩み相談~感想
オカマと言われる人たちの懐の深さを感じる。やはり周りとの違いを子どもの頃から感じながら、相手の気持ちを推しはかることを常とされていただけあってか、いろんな人の気持ちがわかるな…と感じた。オカマの人と話したことはないと思うけれど、頼りになると感じられた。
読了日:06月17日 著者:BSディム

男性中心企業の終焉 (文春新書 1383)感想
上手く表現できないが、切り込み方がとても実際的ですごく共感できた。女性の現状を捉える視点や日本が今まで作り上げてきた風土?的なことまで、どうして?なぜ?とどんどん掘り下げていくところにモヤモヤを解消してもらえている感覚があった。時代の変化が大きい時代、同じ女性でも年代によって、時代感の違うところにも納得。家庭も夫の会社も…と考えると本当に簡単なことでなく、意識の問題って時間がかかると感じた。
読了日:06月18日 著者:浜田 敬子

キュレーターの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
困難な状況はあるが、行き詰まることなく犯人へ辿り着く。キュレーターと呼ばれる犯人へ辿り着く、そこに違和感があるといわれればそうである。いつも最後の最後まで、誰が犯人か、また、どこでその結論に至ったのかが、読者にはわからないこの感覚。先が早く読みたくなってしまった。私の中では、今の時代の正統派の推理小説という感じ。いつもながら、とても面白かった。
読了日:06月18日 著者:M W クレイヴン

成しとげる力感想
永守さんの勢いが感じられる本だった。目標を掲げてそれに近づいていくバイタリティのようなものが感じられた。この間まで平成の時代だったが、平成を生きた社長という風に少し前の様に感じられた。学べるところはたくさんあった。
読了日:06月20日 著者:永守重信

世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた感想
すごく読みやすい。50冊の必読書のエッセンスをちゃんとまとめてくれているので、すごくいい。すぐに忘れてしまうので、何度も読みたいと思う本。シリーズがある様なので読んでみたい。
読了日:06月20日 著者:永井孝尚

幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)感想
幸せというテーマは抽象的で主観的なものだが、研究での根拠を示されていることから、ここに答えがあるんだという感じを強くもった。人の行動を統計で分析するだけで、幸せのメカニズムもわかるというところがとても興味深かった。人によって何を幸せと感じるかは異なるが、書かれていること全て腑に落ちた。時代によって幸せが変化するということも根拠を示されるとすごく納得できた。面白かった。
読了日:06月20日 著者:前野 隆司

科学者たちが語る食欲感想
以前にも読んだ気がする。今回はまた新鮮に理解できた。タンパク質か炭水化物かという感覚が残った。食物繊維を取れる炭水化物の大切さと、割合と超加工食品には気をつけること。長寿を考えるのなら、低タンパク質、高炭水化物食。カロリーを摂るため少し太るがそれは良性の肥満だということ。色々な意識を変えないとダメだな、と思った。
読了日:06月23日 著者:デイヴィッド・ローベンハイマー,スティーヴン・J・シンプソン

ヨルガオ殺人事件 上 (創元推理文庫)感想
前作はカササギだったことを思い出した。ストーリーの構成が面白い。何をどう考えて真犯人を見つけて?いるのか。とても気になる。早く下巻が読みたい。
読了日:06月23日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)感想
初めの馬を虐め殺してしまう部分に心痛くなってしまった。こんな内容が続く様だったら…と思った。これからどんな展開になるのかが楽しみ。昔の作品ではあるが、まったく色褪せた感じがない。人の心が動く部分は同じなんだと感じる。
読了日:06月23日 著者:ドストエフスキー

黒猫の小夜曲 (光文社文庫)感想
二作目。今回はストーリーが推理小説的になっていったので、少し戸惑った。以前も同じ様なことを書いたかもしれないけれど、人は言葉で伝えないと誤解してしまう生き物なんだとつくづく感じた。自分の都合のいいように解釈をする人もいるだろうけれど、自分を責めてしまう人にとっては本当に人生が変わってしまうことになる。こんな死神?がいたらいいなと思う。
読了日:06月25日 著者:知念 実希人

喪を明ける (徳間文庫)感想
少し先の世界で、変わったこともたくさんあるように感じたけれど、その平凡な日常の中に、人のプライドや母親への思いなど変わらないものを大きく感じられた。現代でも日常生活と死は遠い存在になっている。時代が進んでも死は必ず人間に訪れるもので、人に優しい世界だからこそ、死に対する色々な想いだけが頭でっかちになってしまって、一人歩きしている様に感じた。静に心に訴えるものがあった。
読了日:06月25日 著者:太田忠司

犬を盗む感想
全体的には可愛らしいストーリー。色々な偏見があるけれど、言い訳せずに生きていく強さが見えた。犬の気持ちの描写が少しのヒントになったり、状況がわかったりで心痛いところもあった。さっぱりとした物語だった。
読了日:06月25日 著者:佐藤 青南

名もなき毒 (文春文庫)感想
やっぱり宮部さんの作品は奥が深くて面白い。普通に生活していると毒に触れることが少ないし、毒には触れたくないと思っている。毒を吐き出す人は、周りに毒を撒き散らすけれども自分は全く浄化されていない。毒が増加するばかり。概念として存在せず、名付けられないものはそれに対応できない。古い作品だが、人間関係を主とする様な社会での問題の根本ではないかと感じた。心理学や社会学の研究が進めば、名もなき毒に名がつけられることがあるのかもと思った。
読了日:06月26日 著者:宮部 みゆき

数字のセンスを磨く~データの読み方・活かし方 (光文社新書 1241)感想
数字には疎い私にとっては、非常にわかりやすく説明してもらえた。数字に縁のない生活をしているものにとっては、数字というと動かしようのない事実といったイメージがあったが、数字を出すなら、統計を取るなら、その条件はどうなっていたか、といった視点が必要だとよくよく理解できた。文系の頭では、ピンと来ず理解できないところもあったが、数字と一口に言うのではなく、何が条件となった数字なのかを知ることが大切だと思った。
読了日:06月26日 著者:筒井 淳也

メインテーマは殺人 (創元推理文庫)感想
いつも構成が面白い作品だなと感じるが、今回もまた現実と物語の狭間をウロウロしているような感覚があった。殺人を客観的に見ているようで、少し入り込んでいる感覚が不思議だった。的外れな質問をする作者にイライラしながら読み進めていたが、最終的には親しみを持っていた。いろいろ興味深い作品だった。
読了日:06月27日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ

贖罪 (双葉文庫)感想
久々に湊さんらしいと(勝手に)思えた作品だった。少女たちの子どもの思考での行き詰まり感や、周りの大人や、逃げられない様な感覚。それぞれの存在感はないが、真綿で首を絞められる様にジワジワとくる。心に迫ってくる感じがすごい。怖い言葉は出てこないのに、ベースに怖い感覚があった。面白かった。
読了日:06月28日 著者:湊 かなえ

犯人は僕だけが知っている (メディアワークス文庫)感想
高校生の若さと人を思う気持ちが爽やかでよかった。同じような不遇な幼少期を育っても、人間性が同じようになる訳ではない。何かが少しずつ違ったんだろうと感じた。相手のことを思える強さが大きな優しさで、すべてを包み込んでくれたように思えた。
読了日:06月30日 著者:松村 涼哉

朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術感想
すごくわかりやすかった。文章術と言うよりも、ウェブ上での様々なコツを教えてもらえた。ザッと読んだので、何度か読んで取り入れていきたい。
読了日:06月30日 著者:奥山 晶二郎

現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則感想
量子力学という言葉に引かれて、手に取った。人から出る周波数や量子力学的に捉える考え方に、なるほどと納得できた。視点が変わるというか、考え方が変わる時には景色が変わる。人は、自分で勝手に自分のあり方を決めつけているところがあると思えたし、そういった、目に見えない気持ちや雰囲気のパワーも感じたこともある。目に見えないものを、見える化してくれていた。
読了日:06月30日 著者:村松大輔

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