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June
2022年10月30日 10:47
送られてきた本を、少しだけ読んだ。一番最初のページに、「謹呈」という文字と彼の名前が書かれた白い紙が挟んであった。実家からその封書が転送されてきたとき、大手出版社の名前が入っていたので、すぐに書籍だとわかった。そのまま捨ててしまおうかという想いもあった。しかし、本好きの性で、まるきり新しいハードカバーの本をいきなりゴミ箱に捨てることなんてできなかった。あれからもう20年弱経過しているの