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時代に目覚め、時代を変える人々・与論島集中講座編 〜離島ムーブメント

時代に目覚め、時代を変える人々・与論島集中講座 〜離島ムーブメント 

=離島ムーブメント=

これからの世界は、離島から変わわりえる…?!

日本の「文化の岩盤」は、島国という地政学的な立地の精神性に根ざしています。

日本は南北に広く、海の面積を入れると世界で4番目に大きな国なんですが、そんな国が、資源を取り合ったり、戦争でしのぎを削ったりする大陸競争文化ではなく発展した理由は「無限の豊かな海のおかげで、争う必要のなかった【和(やわらぎ)を持って貴しとす】という島文化」…いいや、ずばり「縄文文明」であるところに一番の特徴があります。

つまり、僕たち日本人は、根本として島人(しまんちゅう)である事に精神の岩盤があります。

勾玉の形をした島「与論」

島文化とは、なんぞや?

島のエッセンスは、離島文化の中にあります。
離島から世界を変えれば島国は変わり世界が変わる…ともいえるのではないでしょうか?

=キッカケは、ウクライナ支援=

今回、第二回目になる与論島集中講座は、僕のオンラインサロンメンバーになってくれた方が以前、ウクライナ支援の呼びかけに応じて「みまもりすべ」の講座を開くために、与論島に呼んでくれた事から始まりました。

第一回目で大きく盛り上がった僕らは、その仲間達の熱い思いに絆されて、島から「本気で世界を変える島のコミニティプロジェクトの雛形を与論島で作ってたい…」という話になりました。

島の方々と

=意識と身体感覚を未来に繋げる=

昼過ぎに与論島に着いた僕は早速、島の公民館に向かいました。
そこで、「天踏」「天手」「 みまもりすべ」の講座を行いました。

「勾玉の座」太腿の付け根(大転子)の可動を確認

〜天踏Amafumi 〜

まずは自分の心と身体を、しっかり意識で結びつけるのが「天踏Amafumi 」。
自分で自分の身体を本当に意識できているか確認しながら、丁寧に具体的に自分の身体を動かしてみます。

えっ?そんなの誰でもできる?
いやいや、本当に意識を使いこなすのは、難しいものなんです。

「天踏」は言わば動くヨガ。
全ての動作を動き続けながら行う事で、実は自分がどんなに自分の身体をコントロールできていないかを自覚して、改善していきます。
整えて動けば歪むのか普通ですが、動けば動くほど整っていくのが「天踏Amafumi 」です。

〜天手Amante〜

「天手Amante」は、僕の創始した平和を作る武術、危険な時でも平常心を保ち、直感力を養う身体を培います。今回は、本当に使える受け身などやってみました。

〜みまもりすべ〜

「みまもりすべ」は、護身術ですが、普通の護身術と違い、逃げる事に専念し、たった一つの技術で全てに対応し「みまもりすべ」ます。
それだけでなく、身を守る、子を見守る、親を見護るという、護身+ボディーガード+介護も含みます。
それもたった一つの身体の動かし方で全てに対応するのですぐできるようになるのが特徴!親子で参加される方もいて大変盛り上がりました!

=朝サップ、コミニティ論講座=

与論島2日目は、早朝5時に港に集合!
前回も参加させてもらった「与論朝サップチーム」に参加させてもらいサップ体験!

練習が終わったら9時半からは、前日の夜に来れなかった人のための天人&天踏、みまりすべ講座2回目!熱心に2回とも来てくださる参加者も多数!

お昼からは、与論島のいろいろな場所を見せてもらい島活性化のヒントや、与論人による与論のコミニティ拠点づくりのための現地視察とアドバイス!

夜は夜で、地域の人を集めての「コミュニティ論講座」をさせてもらいました。
この日は、地元の神社の宮司さんや、公民館の館長さんのサロンメンバーのお父さん。沢山の島の方々が来られました。

=与論人の島愛がヤバい!
  そしてそれを超える展開!=

地元に古くから伝わる「七夕祭り」というのがあるそうです。島の創世神話を再現するもので、船を皆で担ぎ、与論島の最も最初の一族の末裔を乗せて神社を目指す…というものです。

コロナで三年もできなくて、何とか祭りを復活させたいというお話から、テーマは「七夕のネタ超え講座」と「七夕と世界情勢の関わり」、そしてそれらを踏まえた「未来の島の新しいリーダーのカタチとは」…という観点から、かなり広い分野の話をさせてもらいました。

そこで、島の古老達が、かなり進んだ意識を持っておられるのには驚いたばかりではなく、打ち上げの飲み会になると「私達はムー、レムリアの末裔なんです…」発言まで飛び出す始末!!!

さすが竜宮の存在が日常にある島人の方々!!
島の公民館で、世界最先端の非常に突っ込んだ内容までお話ができました。
(これからは島の時代だなぁ)と、
つくづく思いました。

島には「与論ケンポウ」というお酒を回し呑む儀礼があり、断ることができません。
連日深夜過ぎまで飲み続ける結果となりました。
いや、皆さんお酒強い(^◇^;)

まさか、このレベルまで地域の人と話せるとは僕も思っておらず、与論やるなー!という感じでした!

=与論島の七夕=

七夕の秘密とは、「七夕」を「たなばた」と読むところにあります。中国から来た「七夕(しちせき)」の祭りが、日本にあった「たなばた」という儀礼によく似ていた事から宮中行事として合体させて行われた事端を発します。

布を織り染めぬいた後、水でさらす行為から罪穢れを洗い流す意味があり、日本の謎の女神「瀬織津姫」と関係が深い行事が「七夕まつり」なんです。

これは「七」という循環の数(週 曜日、七草など)から、一年で北極星を一周廻る北斗七星が関係しています。
つまりこれは、地球の自転を表していて、自転を意識することは、地球全体を意識する文明の段階に差し掛かっている今の時期に七の数字を大切にする事が、北極星や地球意識の秘密開示に直結してるんです。

今年は特に5つある節句の中で、七夕から最も陽のエネルギーの高まるという9/9重陽の節句までがとても大切で、この期間、しっかりと滋養をして、しっかり働いて秋の収穫に備える事が大切です。

今年の本来の七夕は8/4(旧暦の7/7) なので7/7から8/3は、新暦、旧暦という二つのタイムラインのブレの調整のため大事にしてほしい…
正しく必然を天地から受け取り実行していく期間するべき…

こんな感じの、お話をさせてもらいました。

あとは、様々な世界情勢を解説して、今世界はグローバリズムからナショナリズム…それを通り越して文化的、かつ、地政学的な地域毎に、まとまって活動する「地球シマ意識の集合体へ説」…というユニークなお話もしました。

アメリカはカゥボーイ文化、ロシアはバイキングルーツのロシア人スラブ民族のルーツはキエフですし、中国は中華文明、インドはインド思想、ヨーロッパはEU、南米は南米文化圏などなど…行き過ぎたグローバリゼーションの反動は、地球が部分集合の連携という自分達のルーツを基本にした「世界連邦」の時代になるなどの話をしました。

つまり、縄文から島文化をしっかり持っている我々は、世界の先駆者としてお手本となる文化文明を持っている事になり、我々は、誇りを持って島文化を世界に広めいく必要があるわけです。

だから!

与論頑張ってください!!
…というわけです!!
皆さん!!
島国は世界を救いますよ!!

=海のみまもりすべ!水上安全法=

与論3日目!
この日の午前中は、夏休み前という事もあり子供と大人のための「みまもりすべ水上安全法」をやりました。 

溺者救出の際は、まず海岸の目印を確認して、溺者の救出後の復路で潮に流されないようにしないといけません。

それから水辺でのダッシュの仕方。
溺者に近づく時は、溺者を目視し続けて泳ぐベッドアップスイム。

そして立ち泳ぎなどを練習!

それからは二次災害を防ぐため、パニックになり救助者にしがみつく溺者を振り解き、バックにまわって溺者の安全確保をする(水中格闘技みたいなもの) 溺者を安全捕縛術の練習をしました!

そして、コロナで変わった心肺蘇生の常識と例外を解説。

大概の水上安全法ではここまでですが、海岸から波にさらわれない場所まで1人でも溺者を運べる方法などもやりました。

夏休み前に皆さんにもお伝えしたかった内容です!

まずは、準備運動!
まず陸上でシュミレーション
助けに行ったら、前から、しがみつかれてた!
あっという間にバックにまわって
溺者を落ち着かせます。
浅瀬に来たら、そのままおんぶして安全な所まで
人がいれば皆で運びます。
陸上まで救助泳法で運びます。
溺者が意識がないなら心肺蘇生をします。 人がいれば119番とAEDの手配。 人がいなければ電話をしながら心臓マッサージを。コロナ以降、人工呼吸はしない…という指導ですが、家族などの場合は当然OKなので、一応やり方は説明!
意識がある場合は回復姿勢で気道確保させて回復を待ちます。
ヘッドアップスイム、波があると溺者を見失い自分も体力を消耗してしまう!
水の中をどう走ると早いのか?
子供ちゃんもいるので、ゲーム感覚で楽しく遊びながら学んでいきます!

=演劇ワークショップ= 

久しぶりの演劇ワークショップ!

与論島には、「野生の島人」という劇団があります。 
今回はそちらで演劇のワークショップをさせてもらう事になりました。

「野生の島人」は、沖隆寿代表のもと、勧善懲悪の世界ではなく、島の生命が正邪混濁で響生している天然の死生観を芝居にしていきたいという劇団です。

まさしく「野生の知性」でみる演劇…という感じ。
今取り組んでいるお芝居も、島の神話や、民話、伝説がベースになっている不思議な世界観のお芝居でした。

僕はその話を聞いて、演出家のコマとして正確にその意図を咀嚼しきって動く演出ではなく、演出家、役者、関わる人々皆んなが、脚本からインスピレーションを頂き、それをぶつけ合う事で作品を生み出すやり方が良いと考えて、そんなワークをしました。

=Don’t think!Feel! =

「野生の知性」で見る演劇なら演者も「野生の知性」で演じなくてはいけません。

これは、なかなか教えられる人はいなくて、大脳で「野生の知性」を解釈して作品を作っても、頭で解釈した「野生の知性を哲学した演劇」になってしまいます。

そこで僕は以前、フィリピンの山岳少数民族の所でミュージカルの作品を作るプロジェクトでの話をしました。それは「考える演劇ではなく」まさしく「感じる演劇」でした。

=敵対する首狩族が部族の子供達=

フィリピン側の要請としては、野蛮な部族間闘争をやめ、豊かなジャングルを守る環境問題に取り組める次世代の子供達を育てるというものでした。

彼らに自分達の神話を家で聞いて来させて、そこに環境問題を取り入れた芝居を作るんです。

しかし、驚く事に、集められた5部族の子供達は全員他民族と言語が違うんです。

大体のストーリーラインはあるものの、半ば即興の演劇であるにも関わらず、言葉が通じないまま会話が成立し、お芝居が進んでいくんです!まさしく普段から動物と会話する事を珍しい事ではない彼らは考えるより感じる力の方が遥かに高い能力があるわけです。

そうです。
日本人が彼らのような感性と意識を取り戻すには「野生の知性」を哲学していては全くダメなわけです。

島人の動きや、伝統芸能の中にあるステップや発声から、祖先の空間の意識の仕方、感じ方を紐解き、それを体に入れる…という作業が必要です。 

僕のラボの会員さんは、ぜひこの過去記事読んでください。↓
・2020年6月8日< 天人学> ビデオ作品「YAMANBA」(2010)から
https://www.facebook.com/groups/333911557140007/posts/806661513198340/

・2020年6月8日< 天人学> ビデオ作品「YAMANBA」(2010)から
https://www.facebook.com/groups/333911557140007/posts/807604863104005/

今回は、彼らに馴染みの深いエイサーの動きを少し教えてもらい現代人の身体操法である1軸センターのステップワークを2軸割体の体の足掻きに治し、祖先のどんな気持ちを表現しているステップなのかの意味を感じてもらいつつ、身体感覚を縄文に戻すワークをしました。 

与論のエイサーを、見せてもらって与論の身体性を探ります。
軸移動で真ん中を空けると直感が動き出す。

最後は主人公のヒロインが蝶になり花を見つけて、愛しい人に届けるまでの葛藤を踊ってほしいと言われて即興で演じました。

脚本を解釈して演じる現代の演技ではなく、まず身体が反応してその自分を解釈、それをみた仲間や演出家がその劇場の場に何が降りてきているのかを味わって、そこで初めて議論を交わす…それが縄文式演劇です。

=「かりゆし」で、打ち上げ=

その日の夜は、島のミュージシャンが営む隠れ家的お店「かりゆし」で、打ち上げパーティがありました。
島の民謡やお話を聞きながら、最後はカチャーシーでだ大盛り上がり!
これぞ島の打ち上げという感じになりました!

「かりゆし」で打ち上げ!

島の皆様、ありがとうございました!

地域活性化の講座や、護身術「みまもりすべ」武術「天手」、そして、未来の兆し人となる奥義の学校「天響ノ道」これらの僕のワークは、すべて世界の支援活動の寄金につかわせてもらっていて、全国自腹でどこへでもいかせてもらいます!

みなさんの街でもぜひ、みんなで協力できる雛形つくりを初めてみませんか?

そして、これだけでは終わらない、信じられないミッションが今、与論で始まろうとしている…

与論島 to be continued!

=天響ノ道=

JUN AMANTOが身体哲学構築のため環太平洋を旅し、先住民やその民族に伝わる伝統や古代の叡智をまとめた奥義秘技が開示される「天響ノ道(あまゆらのみち)」

=EART LIFE LABO=

この記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開しました。
最新の記事が読めるだけでなく、本気で学び、繋がりを作り、社会を具体的によくしていく学びと実践の場のサロンです。関心を持たれた方は、ぜひご入会検討ください。

=参考動画「ネオ縄文」=

=JUN AMANTO=

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。


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