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改憲の行方/日本分割統治シナリオ/考察材料は「米中進展」(11月上旬)

JUN AMANTO公式NOTEへようこそ。

※このNOTEでは、JUNが代表を務めるAManToグループの、オンラインサロンEART LIFE LABOに投稿された記事の一部を、特別公開しています。

COP26以外の世界の動き

COP26に参加しない中国が、世界最大の二酸化炭素排出国(^◇^;)

世界中から落胆されたCOP26の間に、他で起こった動きが大事です!

=米中急接近=

◎11月7日

サリバン米国家安全補佐官は、台湾に懸念を示しつつも、「アメリカの過去の対中国方針が間違っていた」と言い放ちました。

条件をつけて共存できる道を探すべきで、中国の体制を根本的に変える意図はない…と。

この辺りは日本ではサラリとしか扱っていませんが、とても重要です。

=時系列で見る米中=

◎2021年7月

シャーマン米副国務長官が中国で王毅外相と会談をしました。そしてアメリカへある条件を提示しました。

・アメリカは中国の社会主義制度を破壊しない

つまり、サリバン補佐官の発言はこれを受け、数ヶ月の議論の末、トランプ政権の流れを受け継いで、中国に厳しい姿勢を見せていたバイデンさんの流れを大きく転換した画期的なインタビューと見なければなりません。

その後、この事実を裏付けるような展開が米中のキャッチボールで見て取れました。

=米中のキャッチボールの裏=

中国はまず早速に「ワシントンの戦略的発言を信じないが、サリバンの発言を評価する 」と公表。

中国がアメリカと折り合いをつけるのにOKを出したサインです。

◎11月9日

続いて、習近平さんは、今年新しく在米中国大使に赴任した秦剛さんに11月9日、アメリカでの晩餐会で、習近平さんからの手紙を読みあげさせました

内容は「中米は各領域で、交友と協力を共に国際社会の重要な問題に取り組み、考えの不一致に対応し、米中関係を健康で安全なものにする努力に取り組む」というものです。

長年、米大使を務めていたベテランの崔天凱さんを帰国させ、若手の秦剛さんが抜擢されたのは、中国が対米対策に新しい流れを作り出したいと考えていると考えることができます

これは習近平さんが、バイデン政権の方針である「協力する所と対抗する所を同時に進める」という言葉に答えた形になります。

◎11月10日

そして米中は、気候変動対策に対する共同声明を発表するといい出し、世界は仰天。COP26に参加しない中国とアメリカのこの動きは、明らかにバイデンさんのお手柄になります。

中国共産党はバイデン政権の今の支持率をよく知っているので、これは、アメリカに助け舟をだして恩を打っている中国の姿が見えてきます。

◎11月11日

そして、米中がオンラインで首脳会談をする発表がありました。(16日に開催)。

凄い流れ、まるで予定調和!

=バイデン氏、オリンピック訪問?!
米国はなぜ譲歩しだしたのか?=


バイデンさんが、北京冬季オリンピックに参加するという噂があります。

しかしこれは難しいです。
アメリカの民主党というのは、ある意味、寄せ集め的な部分が多く、民主党内でもバイデン寄りの人もそうでない人もいます。

ただでさえ支持率の下がっているバイデンさん、流石に、今そこまで手のひら返しをして中国に尻尾を振れば、さらに支持率が下がり議席を減らします。

ではなぜそんな噂が出るのでしょう?

それは今、習近平氏とバイデン氏は、相手に譲歩する必要があるからです。

=バイデン氏の場合=

バージニア州の州知事選、民主党最大の縄張りで共和党が勝ち、圧倒的多数で共和党が有利になりました。民主党は過半数を取れなくなります。

過半数を取れないと、民主党が決めた法案を共和党が反対したら、今までのようにアメリカを仕切れません。

アフガンや、メキシコ不法移民、治安の悪化など、失態続きのバイデン政権が、何かを解決することなく、点数が稼げるのは気候問題です。
COP26に参加しなかった中国と共同声明をとりつければお手軽な支持率回復に繋がるわけです。

◎11月5日

一兆ドル米インフラ法案可決。バイデン陣営は、ホッとしているでしょう。

この揉めに揉めた法案は、実は裕福層のアメリカ人は、中流階級よりもはるかに多くの税制上の利益を得る事になります!

民主党の中で票が割れて法案が通らなかったのですが、共和党からも賛同を得ないと、政党としての体制が保てないというところまで来ています。

つまり、旧支配者層の解体の進むアメリカでも、超トップには手土産を渡す事で、何かの密約がなされたと考えるべきです

さらには、米民主党の中に共和党的な民主党員が多くいるという事も大切なポイントです。

つまりなんでも良いのでやってる感を出さないといけないのが今のバイデンさんの立場。

◎2021年12月

バイデンさんは、12月に人権サミットを開催します。これも大統領選の前のマニフェストの実行です。

しかし、これもCOP26同様、大失敗に終わると予言しておきます。トランプ政権の時は、具体的に中国に大きなダメージを与えていましたが、声明は出しても制裁はできないのがバイデンさんです。

=習近平氏の場合=

中国はなぜアメリカに擦り寄るのでしょう?
ネットの噂とは真逆に、世界は米中戦争回避の方向に舵を切りました。

僕の予想通りでした。

まず、習近平さんが秘密裏に3年ぶりの外遊をしたのは前回触れました。↓

敵対する江沢民派の粛清が完了し、永世皇帝への道がほぼ確実になったという意味でした。自分の政治生命が安泰になったから、今度は来年以降の国家の運営について動き出したんです。

中国の最大貿易相手国はアメリカであり、今も中国は、アメリカからの技術と資金に頼っています。国として、アメリカとの関係を無くしていく事はできないです。習近平さんの政治闘争の勝利が、表にでてきた動きとが見て取れます。

米中両者は今、仲良くする理由があり、お互いに利用できるのは人権や関税等のシビアな話題ではなく「気候変動問題」だというわけです。

平和になるのは良い事ですが、この展開は、アメリカ左翼陣営と中国共産党が、ガッチリ組んでいく流れです。

アメリカは更に共産主義化していくことになります。

=アメリカが共産化していけば、日本はどうなる?=

日本が日米安保を捨て、憲法改正して真の独立国家にならないなら、日本も中国に取り込まれます。

80年代、中国の政治工作員による作戦は、「2025年までに日本を二等分し、大阪都を作って首都とし、中国の新しい省して取り込む(東北省という名前も、決まっています)。東日本は東京都を首都とする倭人自治区へ」そんな構想でした。

維新の会の今の躍進や左傾化、そしてそこに座るのは河野さん、東京都は小池さんが首相といったところでしょうか?しかし、今、この流れは大きく東から覆り始めています。小池さんの行方不明については、二階さん同様、もう表舞台には来れないでしょうコロナキャンペーンを進めた人々は米国にとっては外国人でも戦争犯罪者となり逮捕、軍事法廷にかけることができます。

=ジャーナリストが首を傾げるバイデンの矛盾=

米中首脳会談前後、大きな動き(僕的には)が、いくつかありました。
そして、この突然の動きに報道関係者は首を傾げています。

中国へ急速に擦り寄るバイデン政権…そんな中、バイデンさんは、矛盾した行動を矢継ぎ早に始めたんです。

◎11月10日 ブリンケン発言

ブリンケン国務長官が10日、「近く行われる米中首脳会談で、コロナの件に関して追求する!」と発言。

華やかなムードでバイデンさんを北京五輪に招待したい習近平さんが、それを面と向かっていい出せない状況をブリンケンさんはつくってしまったのです。


◎11月11日
すると、バイデンさんは矢継ぎ早にいくつか法案にサインしました。

1、アメリカは今年10月に禁輸対象だったファーウエイや、SMICの供給会社に総額1000億ドルの輸出許可を出していました

一方でバイデンさんは11日、米連邦通信委員会(FCC)の中国関連の5社に対して、国家安全保障を脅かすという理由で米国での使用に必要な認証を新たに追加する法案に署名しました!


この法案、夏に上院下院を通過していましたが、今、この時期にバイデンさんがサインしました。11月11日の事です。
つまりブリンケン発言の次の日…

◎11月13日
2,続いて、インテルは世界中の半導体不足を何とかすべく、再投資で新しい工場を作るのではなく、世界に今あるものを有効活用すべきだと、中国四川省にある工場で稼働させる計画を進めていましたが、バイデン政権が「安全保証的に問題ありすぎて無理!」とストップ

半導体などの高度な技術を要するものは、各工程を一国で賄うのが無理で、「サプライチェーン」つまり、世界中が各工程の得意な分野を専門として磨き、その技を協力し合って世界全体で半導体つくっています。

台湾が一番進んでいる半導体シェアですが、実際は日本やその他の協力が無ければつくることは不可能です。

世界経済を救うはずのインテルの行動を、アメリカは国防を優先したわけです!エライ!
これが11月13日の事です。
ブリンケン発言の3日後ですね。

=注目ポイントは、内容よりも時期=

ブリンケンさんは横に置いておいて、バイデンさんに限っては、少し待って米中首脳会談を終わらせてから、中国がムカつく法案にサインすれば、交渉はスムーズにいったはずです。

米中歩み寄りのキャッチボールが緊密に進む中、バイデンさんは、民主主義と自分の発言に矛盾した真逆の行動に出だしたんです。

わざわざ対中制裁措置をすすめて、友好の会談に臨むバイデン政権の腹の底が読めず、ジャーナリスト達を煙にまいています。

=アメリカの闇の構造を理解する=

これはバイデン大統領が、バイデン政権と全く別に動いている(動かされている)と考えると説明がつきます。
大統領であるバイデンさんが、民主党政権の手綱となって全く別の意図で動かされていると考えたらどうでしょう?つまり、民主党はいざという時は、アメリカ裏政府により動かされていると解釈するんです。(アメリカは、実質的には軍事政権下です)。

すでに議会で可決していた法案に対して、タイミングを計らって大統領承認の署名が行なわれたわけです

これらのはおかしな民主党の動きというより、バイデンさん単独の行動によるもの。

これらの下拵えによって、米中首脳会談は円満なモードだけでは済まない、ある程度の距離が置かれる状態で落ち着くということが予見できたわけです。

=中国歴史決議の不思議=

◎11月16日

「中国歴史決議」が、11月16日発表されました。40年ぶり3度目です。

明らかに共産党100年の歴史の中で過去とは違う歴史決議がなされています。これだけを読んでみると何も見えてこないんですが、過去の歴史を知ると違った見方ができます。

これは、共産党の正史のようなもので、歴史を決算してどういうものだったか定義づける意味合いのもので、色んな価値観の人がいてそれが当たり前の民主主義と違い、共産党ではこの「歴史決議」を過去価値観として学び全員が共有します。

このために、この数年をかけて習近平さんは、芸能界とゲーム産業という資本主義的産業を弾圧し、義務教育として全ての人民が学ぶ「習近平思想教育所」を全国につくってきました。今回の「歴史決議」も、習近平さんの偉業として全人民に思想教育されていくでしょう。

今回が過去と違う点は、歴史決議をする必要がないのに行われたことです。

=1945年毛沢東、過去の批判と未来への合意=

1921年、わずか57名で始まった中国共産党。最初はエリートの陳独秀氏の代表で始まりました。

貧困層からのし上がった毛沢東さんは、エリート気質を否定して、共産党とは何かを定義。全人民の合意の元、毛沢東から共産党が正しく始まったと宣言しました。

=1981年鄧小平、文化大革命後ー過去の批判と未来への合意=

鄧小平さんは、「豊かになるのは全員同時でなくてもいい。
できる人から豊かになり、再分配したらそれも共産主義!」(先行論)を唱えた人です。

毛沢東さんは、「中国は人数が多いから全員で農業をやれば豊かになる!」と唱えていたので、鄧小平さんは毛沢東批判をした人として有名です。

しかし、鄧小平さんが行った2回目の「歴史決議」をみると3割の批判と、7割の肯定で成り立っています。
つまり鄧小平さんは、トータルでは、毛沢東さんは素晴らしかったと歴史をまとめたんです。

=2021年習近平氏、過去の批判がない歴史決議?!=

今回の習近平さんの歴史決議には過去の批判がないです。
しかし、実際は過去を批判しまくって、のし上がってきたのが習近平さんです。

現在習近平さんは、国家主席•党の総書記・軍のトップと全ての権力を握っています。

習近平さんは、現在の江沢民派など、反対勢力からの全ての支持を受けて党のトップになりました。

ところが、胡錦濤さんからの遺言を守り、トップに立った途端、反不敗政策をはじめます。天井人であった周永康さんなどを皮切りに片っ端から上層部の人々を逮捕粛清していきます。

その当時の中国は汚職がすごくて、軍の称号もお金で買えるような状態でした。

現在も中国の暴動は、年間20万件(1日500件)もあり、国防費の22兆6千億円を治安維持費23兆円が上回るような力で人民の不満をねじ伏せている状態です。

これを批判して、正しい共産主義の在り方を再定義し「歴史決議」するのが筋のはず…

ここには何の意味があるのでしょう?

=何かしらの密約ありきの「歴史決議」=

つまり中国でも、超トップには、何かしらの合意を取り交わす事で、表向きには不名誉な批判対象として歴史に名を残さない…という密約がなされたと考えます。米中両国とも旧支配者と現政権の間に、何らかの上手打ちが行われたということです。

=中国共産党さえ残れば!=

中国の未来のストーリーは三つ

①習近平さんを追放、又は暗殺。台湾を併合一つの中国は達成され中国共産主義が世界の派遣国となる
②習近平さんが勝って、第二の文化大革命を起こし、理想的共産主義を目指す
③中国共産党は解体され、旧財閥、八家( ハッカ )を中心とした歴代王朝の末裔がそのまま軍閥として中国は分裂、中華人民共和国は「中華合衆国」になる

僕の聞いていた話では、③でした。
ヨーロッパでロスチャイルド亡き後の旧王族は、自分達が働くのはやっぱり嫌なので、各皇室は各軍閥を影で支配して実働は、共産主義に管理をやらせる…という流れです。

しかし、今回の「歴史決議」をみると、中国共産党は残りそうです。

つまり、「これから徹底的な共産党の粛清と浄化を行う!共産主義の理想を目指す!それは中国共産党が世界をリードして成し遂げる!」

皆んな共通の利害の一致する所で、超トップの人々の隠し財産などには手をつけない…という合意なのだとみて取れます。
だから誰の批判もしない「歴史決議」になったわけです。

(すこし古いニュースですが、2012年、ガーディアン誌が、過去10年分だけでも中共の幹部が400兆円以上の資産をオフショアを使って海外に隠しているとすっぱ抜いたことがありました)

本当に共産主義を貫くなら、自分達の資産も「共同富裕」のため全人民に差し出さないといけないわけですから…「ここには手をつけないようにしようね!」…という合意なわけです。

=2025年が転換期=

ロックフェラー、ロスチャイルドなどを仕切るイルミナティでは、2025年に共産党解体の案は残っていて、アメリカもアメリカ合衆国とアメリカ共和国の二つに分裂する話もあります。

お互いが綱引きをして争っている段階なので、最終はまだわかりません。

今のところ、アメリカも中国も分裂せず、内部改革で終わらせる世界体制に傾いた事が伺えます。

=まとめ・米中を踏まえた、日本の流れ=

以上のことから、中国の傘下になるか、極東でアジア版NATOを作りバランスを取るかは、五分五分の状態です。
イギリスの軍艦を海自が護衛するパフォーマンスが近々あると占っておきます。
それが見られたら、日本は憲法改正して来年その議論が始まる。これは日本の真の独立の道です。
憲法改正できなければ、中国に吸収され中国による日本分割統治になる。
どの道アメリカは引いていくから日米安保に代わるものを作れなければ、韓国のように属国になるしれません。韓国の来年3月の大統領選で、ユンソギョルさんになれば日韓関係は改善していくでしょう。

=EART LIFE LABO=

この記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOだけに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開しました。
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=JUN AMANTO=

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。私塾「天響ノ道」は、大阪・東京で開校。


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