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(再読)遅考術

自分も他人にとやかく言えるほど、優秀なわけでも頭が切れるわけでもないですが、比較的、自分の頭で考えることを大事にしている方かと思います。
テレビやラジオで聞いた話、人から聞いた話もとりあえずは受け止めますが、何かを判断するときにはそのまま実行するのではなく、本当にそうか?をできるだけ立ち止まって考えるようにしています。

twitterなりを見ていると、極端に偏った考え方・発言をしているのに加え、他人からのコメントや意見に激怒しながら反論する、そんな人が結構いる印象です。
ネット界だけでもなく、身の回りに目を向けても(科学的に正しい、正しくないかは別にして)
・電子レンジが体に悪い、と言う理由で一切使わない人
・トランス脂肪酸が体に悪い(事実だそうですが)、と言って自分が嫌うだけに留まらず、食べている人を馬鹿にしたり、あからさまに軽蔑したりしている人
・とある健康食品にどハマりしている人
結構いますよね。

で、そう言う風な考えに陥らないためにも、本書はワクチン的な1冊だなと思いながら読了しました。陰謀論を面白おかしく取り上げた本は数多くありますが、陰謀論にハマらないようにするにはどうしたら良いか、と言うのを書籍にまとめてトレーニングまでついている。そんな親切な本です。
個人的には、小中学校のレベルで
・代表性バイアス
・確証バイアス
・利用可能性バイアス
・なぜ人は陰謀論に陥りやすいか
といった内容は、生徒の将来のことを考えても学んでおくべきかとも思っています。何かしら、良い手段はないかしら・・・

おすすめの1冊。

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