好きなことで死なないクリエイターのPRテク⑤「ルーティーンを伝える」


 現代社会において、今やなくてはならない存在となったお店があります。

 コンビニです。

 多種多様な品揃えやアクセスの良さ、公共料金その他諸々の支払いサービスなど、コンビニエンス(便利な)という名に恥じない活躍をするコンビニ。

 利点をあげればキリがありませんが、その存在の最大のメリットは何かというと、

 24時間営業であるという点になるでしょう。

 行こうと思った時に、確実に入れるという安定感。これがコンビニという存在を確たる存在たらしめた要因であることはもはや疑いようはありません。

 この考えに従うと、営業時間が多いものほどいいのかというと、どうやらそういったわけでもないようです。

 世の中の飲食店には、週1営業。もっといくと年に数回しか営業しないというお店もありますが、そんなお店も(物珍しさという理由も大きいでしょうが)行列ができると評判のものもあります。

 純粋に提供しているもののクオリティが高いとか、物珍しいからとかそういう理由は大きいでしょう。ですが、それの他に重大なメリットが存在します。

 それは、客が営業日を確実に押さえてから向かうということです。

 そうです、コンビニと激レア店舗の共通点は「行こうと思って向かった時に、確実に営業している」ということなのです。


 さぁ、本題です。あなたの作品は、見ようと思った時に見れるところにありますか?

 日々の投稿に埋もれさせてお目当てに辿り着くのが大変になってたりしませんか?

 ユーザーに更新があるかどうかわからず仕舞いにさせてはいませんか?


 あなたが失踪したり、ひっそりとのたれ死んでも誰も気が付かないなんて、そんな状態にはなっていませんか?


 ルーティーンという「お約束」

 

 インターネット上のサービスの中には「通知設定」という機能を実装しているものもあります。

 クリエイターがコンテンツを投稿・更新するとそのタイミングで登録しているユーザーに通知が行き、リアルタイムで知らせてくれる機能です。

 ですが、おそらくこの機能を活用させられている人は、もはや死にかけのクリエイターではないでしょう。それに、この機能があなたが使用しているプラットフォームにない場合もあります。

 しかし、使いこなせない機能がないといって、ユーザーにあなたの作品が投稿されたことを知らせずにいるわけにはいきません。

 そこで、擬似的にユーザーにコンテンツの更新があると知らせる方法を取る必要があります。やることはシンプル。

 決まった時間に更新をする。

 たったこれだけです。

 理想は「毎日○時」と決めて投稿することですが、毎日活動できる人ばかりではないでしょう。その場合は「毎週何曜日の何時」まで決めて投稿しましょう。

 このルーティーンは、少なからずユーザーにも影響を及ぼすはずです。

 「この時間に開けば、あの人の新規投稿が確認できる」と、ユーザーの無意識に刷り込むことができればあなたの生存は確定です。

 営業日を知らせることが来客を産むのです。お客が来る店は潰れません。

 

最後に 


 当然と言えば当然ですが、これは継続してこそ効果を発揮するものです。2日3日で成るものはルーティーンとは言えません。

 ですが、ただ継続するだけでは非効率です。出来るだけ早い段階から意識することで、より早くこのルーティーンを醸成することができるのです。

 「成功するには」というお題目の元には必ず「継続」という条件がついて回ります。

 我慢強くい続けるにも限度がありますからね。瀕死状態から抜け出す為にも、早めに上質なルーティーンをユーザーと共に作りあげましょう。



 これからも小規模クリエイターが「死なない為」にやるべき広報活動について記事を書いていきます。
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