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自己肯定感が低いことに対する対策

自己肯定感を支えている6つの感覚

図にすると下記になります。

「自己肯定感を支える6つの感覚」

具体的に実行すること

初めにすること

まずは、どれが自分に不足しているのかを挙げます。複数(全て)でもOKです。

そう思えるようになったきっかけを振り返ります。
わがままでない赤ちゃんがいないように、生まれた時から自己肯定感の低い人はいません。
自己肯定感が下がるきっかけ(エピソード)があったはずです。
他人との比較の中で落ち込んで劣等感を感じたり、失敗して人にバカにされたことだったり。
思い出すことは辛いかもしれませんが、原因を特定しないと対策ができません。

2番目にすること

自身を振り返り原因を特定するだけでなく、今の自分にできること・できないことも挙げていきます。
そうする中で、⒉自己受容感は獲得できます。

自分の現状を把握した上で、小さくても1つづつできることを増やすことを考えて実績を積んでいく方が、ハードルも低くて良いと思います。

たまに「まず、ありのままの自分を愛しなさい」と書かれている本や言っている人(実体験では、宗教の勧誘)がいます。
それが出来るなら、自己肯定感の高い人か妄想している人です。
なんの努力もせず、ありのままの自分を愛してくれるのは、せいぜい親か飼っているペットくらいではないでしょうか?

3番目にすること

簡単な雑用(お手伝いやボランティアなど)をして、人に喜ばれる経験を増やすことで、⒍自己有用感は上がります。

人に役立つ機会を増やすことで、⒈自尊感情も上がります。

時には小さくてもできたことで ⒊自己効力感は上がります。

4番目にすること

普段から意識的にやることを決めることで、⒌自己決定感が上がります。
レストランのメニュー選びにみんなに合わしてではなく、好きなのを選ぶという小さなことでも良いと思います。”自分で決めた”という実感を増やすことが大切です。

5番目にすること

自分にとって少し難しい(大変)と思えることをすることで、⒋自己信頼感が上がります。
うまくできれば、⒊自己効力感が上がります。
初めからうまくいかないこと挫折につながるので、可能な限り小さなストレッチ(スモールステップ)から始めることをオススメします。

仮にうまくいかなくても落ち込むことはありません。主な原因は、考えや行動である場合がほとんどです。それを見直すことで、次回うまくできる確率は上がります。

うまくいかなくてはすぐ落ち込む人は、自分を天才だと思い違いしていると思って間違いないです。
バカほど自分が見えなくて、自身を過大評価する傾向にあるそうですよ(ダニングクルーガー効果)
ましてや発達障害者なら、一般の人よりできないことの方が多いはず。
落ち込んでいる暇があれば、少しでも改善方法を模索して実行した方が、時間の使い方としても有意義です。

6番目にすること

うまくできるやり方を学んだり、経験する中で工夫し、実際にやれることを増やしていきます。実体験の中で、自分の得意・不得意も見えてきます。
そして⒉自己受容感が上がり、他の項目を上げるきっかけが出来ます。

最後に

自己肯定感をあげるには、食事の栄養と同じくバランスをとって、それぞれ上げる方が良いです。

例えば、⒍自己有用感だけを集中して上げると、行き着く先は自己犠牲です。
実体験から、最後は便利屋として利用されて終わるケースがほとんどでした。

各項目は、それぞれが他の項目と相互に関係して高めることができます。
例えば、⒈自尊感情を上げるには、人から認められることで得る⒍自己有用感や自分の可能性を信じる感覚(⒊自己効力感、⒋自己信頼感)が必要です。
⒊自己効力感、⒋自己信頼感を上げるには、根拠・裏付けとなるものが必要です。それを得るためには、何かしらの行動を起こしているはずです。
⒌自己決定感がある程度は必要です。また結果に対する振り返りをしている必要があります。⒉自己受容感も必要です。

今できないことがあっても、それは課題であって、問題ではありません。

まずは、できないことも含めて自分を直視する。そして小さくても苦手なこと・面倒と感じていること、少しでも難しいことに挑戦して、成功体験を積み重ねる。

その中で、自分としての考えや軸が出来ていきます。

他人ではなく、過去の自分と比較して、将来の自分を良くする行動をしていくことでしか、自己肯定感を上げることは難しいように考えています。

自己肯定感が低いと思っている方が、改善する参考になれば幸いです。

参考:ダニングクルーガー効果について

参考にした書籍

Kindleは定期的にセールしているので、そのタイミングで買うのも良いし、本屋や図書館でチェックするのも良いと思います。
より良い改善方法を見出すきっかけが得られると思います。


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