政治的なことは、個人的なことである。~あまりに多元的な現代社会への一考~
1.多元的過ぎる社会 先月、統一地方選挙が行われた。さまざまな候補者が、全国各地で自分たちの主張を行い、有権者が投票した。そして、(特に若者の)投票率の低さが今回も嘆かれ、恒例行事と化している。(若者の投票率は、相対的に見れば何十年も前から割合としては常に低いのだが、この「最近の若者は投票しない」という評価が妥当かどうかは、また記すことにする)
しかし、私たちは何を指標にして投票をするだろうか。LGBTQを始めとするジェンダー関連の問題、在日外国人の問題、自然環境の問題、賃