凡才過ぎる男

20代男性であること以外、何もない人間です。

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最近の記事

政治的なことは、個人的なことである。~あまりに多元的な現代社会への一考~

1.多元的過ぎる社会 先月、統一地方選挙が行われた。さまざまな候補者が、全国各地で自分たちの主張を行い、有権者が投票した。そして、(特に若者の)投票率の低さが今回も嘆かれ、恒例行事と化している。(若者の投票率は、相対的に見れば何十年も前から割合としては常に低いのだが、この「最近の若者は投票しない」という評価が妥当かどうかは、また記すことにする)  しかし、私たちは何を指標にして投票をするだろうか。LGBTQを始めとするジェンダー関連の問題、在日外国人の問題、自然環境の問題、賃

    • 人は何も信じずに生きられるのか?    ~宗教云々についての考察~

      1.宗教に揺れた2022 「2022年、何が起きましたか?」と言われたとき、始めの方に出てくるのが、宗教関連の問題である。安倍晋三元首相の銃殺事件を皮切りに、旧統一教会と政治との関連が数多く指摘されるようになった。  これまでも、こうした宗教と政治の関連性は、インターネットなどで噂されていた。しかし、こうして表立ったのはほとんど初めてに近かったため、これほどまで話題となったのだろう。  また、この問題が話題に上がると、合わせてオウム真理教の事件について触れる機会も増えた。(「

      • 「他者」について考えること

        みんなが好き勝手に生きていける社会  「みんなが好き勝手に生きていける」。これが理想の社会だと、私は思う。なんの制約もなく、ただ思ったことを行う。自分を常に満たせる。そして生涯を終える時「幸せだった」と心から言える。そんな社会であれば、どんなに素晴らしいだろう。私は、これを「自由」な社会だと感じる。  もちろん現実の社会は、そうではない。家柄、お金、学歴、職歴、国籍、ジェンダー、宗教など、さまざまな要因に現在も制約されながら、人々は日々生きている。「好き勝手生きている」と

        • マジョリティは、どうしたらマイノリティに目を向け、考えるようになる?-ジェンダー問題から思うこと-

          はじめに   私は、「男性」である。身体も男性として割り振られ、性自認も男性として生きている。つまり、シスジェンダーだ。また、ヘテロセクシュアルでもある。  このアイデンティティは、日本社会においてマジョリティである。(少なくとも私はそう感じている)そんな自分は、この社会で相当な優位性を無自覚的に与えられている。 ジェンダー問題は、「男性」の問題  それに気づいたのは、大学1年の時だ。授業の中で、上野千鶴子さんのある本を読む機会があった。それを読んだ私は、相当な衝撃を受けた

        政治的なことは、個人的なことである。~あまりに多元的な現代社会への一考~

          ただの若造が才能について語ってみた

          「何かを世に出したい、何かを外へ放出したい」という感情はあるものの、それの表現の方法が思いつかない。(もしくは表現するだけの技能がない)音楽を作れるわけでも、絵を描けるわけでも、とんでもなく発想力が豊かなわけでもない。また、身体が他の人よりも動くわけでもない。 そうしたことに関して、「天才」「奇才」ではない、ということは今までの人生が証明しているし、他の人よりどうとか言っている時点で、そうした 素質がないことは重々承知している。 ただ、その大体のことはある程度の努力をする

          ただの若造が才能について語ってみた