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男の自画像に思い馳せて

久しぶりに実家へ帰るとあんた太ったわねと批評をされた

自覚症状はある 
相変わらずの飲み会漬けと、家でも飲んでしまうのでアルコールが諸悪の根源であるとわたしは信じている

とはいえ、いつでも常に痩せていたいと思っていて気が向けば運動をしているが、精々現状維持に貢献しているくらいである

酒の量を減らすべきだ
 
そう決断し、飲み会の席以外では飲まないように心がけている 
といっても、まだ一週間ほどの出来事であるが…

そんななか、読み返していた「男の自画像」でも主人公が悩むシーンが妙に私に突き刺さった


これは36歳の男が再度プロ野球で投手デビューを果たそうとする漫画だが、主人公は自分を律するために酒の接種を辞めている

あるとき、悲しみにくれる相方を見かねて自分もやけ酒に付き合ってあげたその翌日に調子がよかった身体がダルくなる…

そういう葛藤を描いたシーンである

努力する男は美しいものがあるが、自己犠牲もまた尊いものだと筆者は考えている

自分の信念を曲げ、未来を省みずに友のために酒に付き合う…
そういう無謀さがあってもいいし、そうあるべきだと思う

まだ酒を控えて日が浅いが、暑くなると飲みたくなることがしばしある
そういうときはノンアルコールビールか炭酸水を買って飲んでいる
この主人公には頭が上がらないが、現代の知恵としてそういう代替案を用いて乗りきっている

いま、執筆しているこの時点で酒を断って4日目(飲み会が5日前にあった)になるが、寝付きのよさと翌朝の元気は見上げたものがある

酒好きではあるが、私は何のために酒を飲んでいたのだろうか

本来の目的は酒を知ることであったが、いつしか酒に飲まれることが増えたような気がする

酒と友であり続けるには一定の距離も必要なのだろうな…

男の自画像の主人公ほどではないが、自分を律せられるように頑張ろうと改めて考えさせられました

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