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ハングハイプルとトラップバージャンプのどっちがいい?

オリンピックリフティングの段階的指導は重要です。
一気に床から挙上するパワークリーンは最初からできる人は少ないと思います。
段階的に難易度が低いものから選択をしていくのがいいかと考えます。

ハングハイプルとトラップバージャンプ

パワーエクササイズの導入で一番スキルを必要としないのがジャンプ系エクササイズです。
パワークリーンなどのキャッチの技術が難しく最大の力を出すことが難しい場合があります。
その中でもトラップバーと呼ばれる六角形のバーベルを使用したジャンプと膝上からのハングハイプルの関係について見ていきましょう。

トラップバー

2つのエクササイズの比較

18歳の水泳選手(男性:19.6±2.7歳、女性:21.4±3.0歳)
ハングクリーンプル 60〜70%1RMで3〜4回を4〜5セット
トラップバージャンプ デッドリフトの10〜35%1RMで2〜3回を4〜5セット

10週間の量が均一化された期分けしたプログラムを実施

両群間でスクワットジャンプ、カウンタームーブメントジャンプ、RFDが向上
両群間の差は認められなかった。

トラップバージャンプの方が若干ですが、ピークパワーが高いなど一長一短ありますが、どの選択をするかは経験も必要ですが、実際の論文をベースに考えることも必要です。
導入としてトラップバージャンプをすることでスキルの習得の時間なくトレーニングが可能です。
この辺りを考えていくことも重要かと思います。


トラップバージャンプとハングハイプルの比較

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このようにパワーエクササイズはどの要素を伸ばすために実施するかが難しい内容になります。
モニタリングをしながらエクササイズを実施することが重要になります。
速度、RFDなど見るべき視点を持ちつつ指導をしていくと質が向上します。


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