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【臨終図鑑】著名人・職業別死亡年齢と死因~沢村英治氏から安倍晋三氏まで。

みなさん、わたしのnoteをご覧いただきまして、ありがとうございます😀

職業と死因


  職業と寿命の相関関係はあるのかどうか。スポーツ選手の寿命は短いとか、政治家は長生きであるというようなことは、漠然と言われている。

森一、工藤倫夫の「職業と寿命の研究」の「各職業集団の平均寿命」を見ると、10の職種に分かれ、高い順に次の職業があげられている。

(括弧内は平均寿命)。宗教家(75.6)、実業家(73.2)、政治家(72.8)、医師・医学者、大学教授(67.7)、俳人(67.6)、歌人(66.9)、芸術家(64.7)、小説家(63.0)、詩人(57.7)。

これは1926年~1979年の資料によったものであり、この期間の職業全体の平均寿命は68.6歳である。

上記、資料に対して、筆者が情報を整理・確認して、令和5年現在まで追跡調査をして、加筆訂正を加えた。
特に、主だった著名人をランダムに限定することをご容赦頂きたい。

●スポーツ選手

  スポーツ選手は現役時代が短い。従ってその後の環境の変化にうまく適応することが長生きの秘訣となる。ホームラン王のベーブ・ルースは53歳、死因は喉頭癌。

沢村英治 27歳 野球選手。巨人軍のエース。魚雷攻撃を受け輸送船内で戦死。

円谷幸吉 28歳 マラソン選手。東京5輪銅メダル。頚動脈切断による自殺。

力道山 39歳 J.馬場とA.猪木の師匠。プロレスラー。
喧嘩の末、腹を刺され、入院先の病院で死亡。腸閉塞。

双葉山 56歳 35代横綱。69連勝。激症肝炎。

  横綱の寿命は、東富士・51歳、千代の山・51歳、吉葉山・57歳、玉の海・27歳と、現役時代に肥満度の高いものほど寿命が短いという。

大松博文 57歳 バレーボール監督。心筋梗塞。
水原 茂 73歳 野球監督。胃潰瘍。肝硬変。
嘉納治五郎 78歳 柔道家。アメリカから帰国の船内で死去。急性肺炎。
大西鐵之祐 79歳 ラグビー選手。胸部大動脈瘤破裂。
小谷澄之 88歳 現役唯一の柔道十段。肺炎。

 

●学者

  学者が長寿なのは、規則正しい生活が原因となっているのであろうか。アフリカで医療に従事したシュヴァイツァー博士は90歳(老衰)、帝国ホテルを設計したフランク・ライトは92歳。代表作であるグッゲンハイム美術館は、彼の死亡した年に完成している。

三木 清 48歳 哲学者。「哲学ノート」。豊多摩刑務所内で獄死。濃腎症。

岡倉天心 50歳 東洋思想家。「東洋の理想」。慢性腎臓炎に尿毒症を併発。

野口英世 52歳 細菌学者。アフリカで黄熱病に取り組み、自ら感染。黄熱病。

寺田寅彦 57歳 物理学者。随筆家。悪性腫瘍。

福澤諭吉 66歳 啓蒙思想家。教育家。慶應義塾大学創設者。
昭和59年(1984年11月1日発行分から日本銀行券一万円紙幣D号券E号券)表面の肖像に採用。脳溢血。

池田弥三郎 68歳 国語学者。肝硬変。
秋山さと子 68歳 心理学者。ユング研究。急性心不全。
内村鑑三 69歳 教育者。「キリスト教徒の慰め」。心臓肥大。
朝永振一郎 73歳 物理学者。ノーベル物理学賞。気管のガンから出血。窒息死。

南方熊楠 74歳 民俗学者。「十二支考」。萎縮腎に黄疽を併発。
湯川秀樹 74歳 物理学者。急性肺炎。心不全。
吉川幸次郎 76歳 中国文学者。癌性腹膜炎。
北里柴三郎 79歳 細菌学者。ペスト菌を発見。悪性腫瘍。
慧海 79歳 仏教学者。「西蔵旅行記」。脳溢血。
矢野健太郎 81歳 数学者。急性心不全。 
柳田国男 87歳 民俗学者。「遠野物語」。老衰。
新村 猛 87歳 言語学者。「広辞苑」編集。呼吸不全。
金田一京助 89歳 言語学者。「アイヌ叙事詩ユーカラの研究」。老衰。
今西錦司 90歳 生物学者。棲み分け理論。老衰。
寿岳文章 91歳 文学者。ダンテの「神曲」を翻訳。肺浮腫。
滝川政次郎 94歳 法律学者。「律令の研究」。老衰。
牧野富太郎 95歳 植物学者。「牧野日本植物図鑑」。循環系の虚脱。
諸橋轍次 99歳 漢文学者。「大漢和辞典」。老衰。 

 

●芸術家

  芸術家に見られる自由奔放な生き方は、早逝を招きやすいが、その一方でストレスがなく、生命力に恵まれているためか長寿も多い。

高野悦子 20歳 「二十歳の原点」作者。立命館大学在学生。左翼活動家。鉄道自殺。

樋口一葉 24歳 作家。「たけくらべ」。4月に風邪をひき11月に死去。
肺結核。 

滝廉太郎 24歳 作曲家。「荒城の月」で有名。結核。
北村透谷 26歳 詩人。「楚国之詩」。自殺。
石川啄木 26歳 詩人。「一握の砂」。肺結核。
中原中也 30歳 詩人。「山羊の歌」。結核性脳膜炎。
違水御舟 31歳 画家。「炎舞」。チフス。
正岡子規 35歳 俳人。「歌よむに与ふる書」。亡くなる前年より全身疼痛に苦しむ。脊椎カリエス。

有島武郎 35歳 作家。「カインの未裔」。心中。
芥川龍之助 35歳 作家。「河童」。服毒自殺。
牧 逸馬 35歳 作家。「丹下左膳」。脳溢血。
尾崎紅葉 36歳 作家。「金色夜叉」胃癌。
宮沢賢治 37歳 詩人。「雨ニモマケズ」。急性肺炎。
長塚 節 36歳 作家。「土」。咽喉結核。
国木田独歩 37歳 作家。「武蔵野」。肺結核。
岸田劉生 38歳 画家。「麗子像」。冑潰瘍。
太宰 治 39歳 作家。「斜陽」。愛人山崎富栄と心中。
高橋和巳 40歳 作家。「悲の器」。結腸ガン。
葛西善蔵 41歳 作家。「哀しき父」。肺結核。
上田 敏 42歳 詩人。「海潮音」。萎縮腎。
若山牧水 43歳 歌人。「秋風の歌」。肝硬変。
直木三十五 43歳 作家。「南国太平記」。脊椎カリエス。
二葉亭四迷 45歳 作家。肺結核で帰国の途中船内で死亡。
三島由紀夫 45歳 作家。「金閣寺」。
自衛隊市ヶ谷駐屯地にてアジ演説のあと、現地で割腹自殺。
詳細は、右リンク先。三島事件 - Wikipedia 
敵対勢力であった、新左翼の「東大全共闘」や「京都大学パルチザン」らも、追悼の意を表明している。


1970年(昭和45年)11月25日、三島は陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内東部方面総監部の総監室を森田必勝ら楯の会会員4名と共に訪れ、面談中に突如、益田兼利総監を人質にして籠城すると、バルコニーから檄文を撒き、自衛隊の決起を促す演説をした直後に割腹自決した。三島と彼を介錯して割腹した森田の死亡が確認された。三島由紀夫(本名・平岡公威)は享年45。森田必勝は享年25。

梶山季之 45歳 作家。「黒の試走車」。肝硬変症によって生じた食道静脈瘤の破裂。
原 民喜 46歳 作家。鉄道自殺。
中上健次 46歳 作家。「岬」。腎臓癌。
小山内薫 47歳 作家。自由劇場を始める。心臓麻痺。
夢野久作 47歳 作家。「ドグラ・マグラ」。脳溢血。
林芙美子 48歳 作家。「放浪記」。心臓弁膜症。
寺山修司 48歳 詩人。劇団「天井桟敷」主宰。肝硬変。
伊藤左千夫 49歳 作家。「野菊の墓」。脳溢血。
夏目漱石 49歳 作家。「明暗」。胃潰瘍。
堀辰雄 49歳 作家。「風立ちぬ」。結核。
坂口安吾 49歳 作家。「堕落論」。脳溢血。
山下 清 49歳 画家。脳溢血。
竹久夢二 50歳 画家。肺病。
向田邦子 52歳 作家。「思い出トランプ」。飛行機事故。
巖本真理 53歳 演奏家。乳ガン。
有吉佐和子 53歳 作家。「恍惚の人」。急性心不全。 
立原正秋 54歳 作家。「薪能」。食道ガン。
萩原朔太郎 56歳 詩人。詩集「月に吠える」。肺炎。
吉田 満 56歳 作家。戦艦大和より生還。
肝不全。「死の存在は、太陽のように明々白々であり、かつ測り難く奥深い。死は永遠の時を支配し、しかも人間の思慮をこえて唐突にやってくる。死にたいしては、ただ謙虚におのれを差し出して、一日一日を生きるほかないであろう」 『戦中派の死生観』より。

北原白秋 57歳 詩人。随筆「雀の生活」。腎臓病。
種田山頭火 58歳 俳人。松山市の一草庵で
心臓麻痺。

中里介山 59歳 作家。「大菩薩峠」。腸チフス。
五味康祐 59歳 作家。「柳生武芸帳」。肺ガン。
開高 健 59歳 作家。「オーパ!」。肺炎。
森 鴎外 60歳 作家。「舞姫」。萎縮腎。
菊地 寛 60歳 作家。「父帰る」。狭心症。
手塚治虫 60歳 漫画家。アニメーター。医師。スキルス性胃がん。
半蔵門病院にて死去。

石ノ森章太郎 60歳 漫画家。リンパ種による心不全。順天堂大学病院にて死去。

柴田錬三郎 61歳 作家。「眠狂四郎」。肺心。
川上宗薫 61歳 作家。「赤い月」。ガン。
中村八大 61歳 作曲家。「上を向いて歩こう」。心不全。
宮城道雄 62歳 作曲家。「春の海」。列車から転落死。
いずみたく 62歳 作曲家。肝不全。
与謝野晶子 64歳 歌人。「みだれ髪」。脳溢血。
山本周五郎 64歳 作家。「青べか物語」。肝炎。
菊田一夫 65歳 作家。「君の名は」。脳溢血。
泉 鏡花 66歳 作家。「高野聖」。ガン性腫瘍。
安井曾太郎 67歳 画家。肺炎。
壷井 栄 67歳 作家。「二四の瞳」。喘息の持病、
副腎萎縮。

貝谷八百子 68歳 バレリーナ。肺炎。
吉川英治 70歳 作家。「宮本武蔵」。肺癌。
サトウハチロー 70歳 詩人。「悲しくてやりきれない」。急性心不全。
江戸川乱歩 71歳 作家。「人間椅子」。パーキンソン氏病。
山岡荘八 71歳 作家。「徳川家康」。ホジキン氏病。
棟方志功 72歳 版画家。肝臓がん。
川端康成 73歳 作家。ノーベル文学賞。ガス自殺。
司馬遼太郎 73歳 作家。「竜馬がゆく」。腹部大動脈瘤破裂。
深沢七郎 73歳 作家。「楢山節考」心不全。
浜口庫之助 73歳 作曲家。「黄色いさくらんぼ」。咽喉癌。
滝口修造 76歳 詩人。シュルレアリスムの詩。肺炎。
谷崎潤一郎 79歳 作家。「細雪」。腎孟炎。
今 東光 79歳 作家。「お吟さま」。結腸がん。
大岡昇平 79歳 作家。「レイテ戦記」。脳梗塞。
幸田露伴 80歳 作家。「五重塔」。肺炎。
東郷青児 81歳 洋画家。心不全。
井上 靖 83歳 作家。「天平の甍」。急性肺炎。
岡本太郎 84歳 彫刻家。「太陽の塔」。パーキンソン病。
加藤唐九郎 87歳 陶芸家。心筋梗塞。
畑正憲 87歳 小説家。動物研究家。愛称・ムツゴロウ。心筋梗塞。
富岡鉄斎 88歳 画家。胆石の発作。
大江健三郎 88歳 ノーベル文学賞・芥川賞作家。老衰。
石原慎太郎 89歳 芥川賞作家・政治家。東京都知事。膵臓癌。
横山大観 90歳 画家。肺炎
芹沢光治良 96歳 作家。「人間の運命」。老衰。
梅原竜三郎 98歳 画家。肺炎。彼の健康法三カ条は、
(1)寝酒を少量飲んで熟睡を計る事
(2)日がながくなれば午睡する事
(3)腹のへるのを待って9分目に食う事

野上弥生子 100歳 作家。死の直前までペンを握りしめていた。
心不全。

 

●芸能人

  石原裕次郎、美空ひばりの2大スターがともに52歳で死亡している。喜劇王のチャプリンはスイスの田舎で死去。88歳、老衰であった。

岡田有希子 18歳 歌手。四谷の所属事務所屋上より飛び降り自殺。
赤木圭一郎 22歳 俳優。ゴーカートで事故死。
尾崎 豊 26歳 ロック歌手。若者世代の教祖。肺水腫。
夏目雅子 28歳 女優。「時代屋の女房」主演。急性骨髄性白血病。
三浦春馬 30歳 俳優。首吊り自殺。
園井恵子 31歳 女優。「無法松の一生」主演。広島巡演中に被爆。
hide(松本秀人) 33歳 X-JAPANのギタリスト。歌手。首吊り自殺。
松井須磨子 33歳 女優。「カチューシャの唄」。自殺。
神田沙也加 35歳 歌手。女優。歌手・松田聖子の実娘。飛び降り自殺。
沖田浩之 36歳 歌手。俳優。元竹の子族。首吊り自殺。
沖田だけでなく、弁護士の祖父、企業経営者であった父(1996年9月)、父の生前から経営を引き継いでいた兄(2002年4月)など、置鮎家は3代で4人の自殺者を出している。

市川雷蔵 37歳 俳優。「眠狂四郎」。直腸ガン。
佐田啓二 38歳 俳優。「君の名は」。自動車事故。
松田優作 39歳 俳優。「ブラック・レイン」。ぼうこう癌。
竹内結子 40歳 女優。首吊り自殺。
坂井泉水(ZARD) 40歳 歌手。元レースクイーン。
子宮頸がん治療中の慶應義塾大学病院において入院中、階段スローブより3m下に落下して脳挫傷による死亡。事故死か自殺かは不明。
本名は蒲池幸子で、松田聖子(本名・蒲池法子)の親戚説もあったが、誤報と思われる。1990年代で女性のCD売上1位を獲得している。

田宮二郎 43歳 俳優。「白い巨塔」「悪名」。発砲自殺。
坂本 九 43歳 歌手。「上を向いて歩こう」。日航機墜落事故死。
江利チエミ 45歳 歌手。「テネシーワルツ」。吐いたものが気管につまり窒息死。

古尾谷雅人 45歳 俳優。首吊り自殺。
津村 謙 48歳 歌手。「上海帰りのリル」。自動車の一酸化炭素中毒死。
逸見政孝 48歳 フリーアナウンサー。司会者。タレント。
1993年12月25日、末期のスキルス胃癌・再発転移による癌性悪液質のため、東京女子医科大学病院で死亡。

太地喜和子 49歳 女優。「雁の寺」。自動車事故死。
石原裕次郎 52歳 俳優。肝細胞癌。
美空ひばり 52歳 歌手。「東京キッド」。肺炎。
天知 茂 54歳 俳優。クモ膜下出血。
大川橋蔵 55歳 俳優。「銭形平次」。結腸癌。
越路吹雪 56歳 歌手。「ラストダンスは私に」。胃癌。
嵯峨三智子 57歳 女優。「こつまなんきん」。くも膜下出血。
松尾和子 57歳 歌手。「誰よりも君を愛す」。脳圧迫死。
岸 洋子 58歳「夜明けのうた」。敗血症。
藤山寛美 60歳 喜劇役者。肝硬変。
上島 竜兵(ダチョウ倶楽部) 61歳 自殺とみられる。
森 雅之 62歳 俳優。「雨月物語」。直腸ガン。
鶴田浩二 62歳 俳優。肺癌。
若山富三郎 62歳 俳優。急性心不全。
大河内伝次郎 64歳 俳優。「丹下左膳」。胃癌。
三橋美智也 65歳 歌手。「リンゴ村から」。多臓器不全。
榎本健一 66歳 俳優。「孫悟空」。肝硬変。
春日八郎 67歳 歌手。「別れの一本杉」。肝硬変による心肺機能不全。
田中絹代 68歳 俳優。映画「山淑太夫」。脳腫瘍。
志村けん 70歳 コメディアン。ザ・ドリフターズのメンバー。
2020年3月29日、国立国際医療研究センター病院に於いて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う肺炎の為に死去。

柳家金語楼 71歳 俳優。「おトラさん」。胃癌。
笠置シヅ子 71歳 歌手。「東京ブギウギ」。卵巣がん。
高峰三枝子 71歳 女優。「湖畔の宿」。呼吸不全。
木暮実千代 72歳 女優。「青い山脈」。心不全。
近江俊郎 73歳 歌手。「湯の町エレジー」。肝不全。
東海林大郎 74歳 歌手。「赤城の子守唄」。結腸がん。
長谷川一夫 76歳 俳優。出演映画301本。脳血栓。
三宅邦子 76歳 女優。「秋日和」。急性心不全。
嵐寛寿朗 77歳 俳優。「鞍馬天狗」。心不全。
ディック・ミネ 82歳 歌手。「ダイナ」。急性心不全。
笠 智衆 88歳 俳優。「東京物語」ぼうこう癌。
岡田嘉子 89歳 女優。演出家の杉本良吉と旧ソ連へ越境。老衰。

 

●実業家

実業家には、長命な人が多い。彼等は金銭感覚が発達しているだけでなく、人生の管理技術にも長けているのであろうか。

新島一紀 50歳 ツヴァイ社長。急性心不全。
大原総一郎 58歳 倉敷紡績社長。直腸癌。
豊田佐吉 63歳 企業家。自動織機を発明。急性肺炎。
服部謙太郎 68歳 服部セイコーグループ総帥。膵臓癌。
五島 昇 73歳 企業家。東急グループ総帥。呼吸不全。
田辺茂一 76歳 紀伊国屋書店経営。悪性リンパ腫。
安田 一 83歳 安田生命会長。心不全。
安田善次郎 82歳 安田財閥を築く。別邸で朝日力衛に短刀で刺殺。
正力松太郎 84歳 読売新聞社長。心筋梗塞。
吉田忠雄 84歳 吉田工業社長。肺炎。
本田宗一郎 85歳 本田技研設立。肝不全。
和田カツ 86歳 ヤオハンジャパン最高顧問。「おしん」のモデル。心筋梗塞。

渋沢栄一 91歳 実業家。
設立に関与した企業は第一銀行ほか600余り。直腸がん。

江草四郎 91歳 出版社有斐閣社主、心不全。
土光敏夫 92歳 企業家。石川島重工社長。悪性リンパ腫。
林正之助 92歳 吉本興行会長。心不全。
大倉喜八郎 92歳 大倉財閥を創立。大腸癌。
茂木啓三郎 94歳 キッコーマン社長。脳出血。
松下幸之助 95歳 企業家。肺がん。彼の人生観。「われわれは、いまこそ生成発展の原理にめざめ、死はおそるべきことでも、悲しむべきことでも、つらいことでもなく、むしろ生成発展の一過程にすぎないこと、万物が成長する一つの姿であることを知って、死にも厳粛な喜びを見い出したいと思います」『道は明日に』より。

是川銀蔵 95歳「最後の相場師」の異名をもつ。老衰。
出光佐三 95歳 出光興産。腸閉塞。
松永安左エ門 95歳「電力の鬼」。アスペルギルス病。
御木本幸吉 96歳 企業家。真珠王。老衰。
柳田誠二郎 100歳 日本航空社長。老衰。

 

●政治家

  生存競争に勝ち抜いてきた政治家たち。ちなみに外国ではスターリン(74歳・脳溢血)、ニクソン(81歳・脳卒中)、毛沢東(83歳・脳溢血)、チャーチル(91歳・心臓発作)、といずれも長寿である。

近衛文麿 54歳 総理大臣。自宅で青酸カリを飲んで自殺。
中川一郎 58歳 政治家。通称「北海のクマ」。自殺。
浅沼 稲次郎 61歳 日本社会党書記長、委員長を歴任。
日比谷公会堂において1960年10月12日、3党首立会演説会の演説中に右翼活動家の山口二矢(元・大日本愛国党員のやまぐちおとや)(17歳)により刺殺される。(浅沼稲次郎暗殺事件)。山口は少年鑑別所内で縊死。

山口の書いた、浅沼宛の「斬肝状」は下記の通り。
『汝、浅沼稲次郎は日本赤化をはかっている。自分は、汝個人に恨みはないが、社会党の指導的立場にいる者としての責任と、訪中に際しての暴言と、国会乱入の直接のせん動者としての責任からして、汝を許しておくことはできない。ここに於て我、汝に対し天誅を下す。
皇紀二千六百二十年十月十二日 山口二矢』

東条英機 64歳 総理大臣。極東裁判で絞首刑。
池田勇人 66歳 総理大臣。咽喉ガン。
河野一郎 67歳 政治家。腹部大動脈瘤の破裂。
安倍晋三 67歳 総理大臣。自民党総裁。令和4年8日、奈良市で応援演説中に議員在職のまま銃撃され死亡。詳細は下記、網掛け部をご参照。

伊藤博文 68歳 大日本帝国初代総理大臣。
韓国ハルピンにて銃撃され暗殺。

江田三郎 69歳 社会党書記長。肺癌。
太平正芳 70歳 総理大臣。心筋梗塞。
佐藤栄作 74歳総理大臣。脳出血。
田中角栄 75歳 総理大臣。85年2月、脳梗塞で倒れ入院。甲状腺亢進症に肺炎を併発。

鳩山一郎 75歳 総理大臣。肺炎による心不全。
犬養 毅 77歳 総理大臣。5月15日、首相官邸で射撃され死亡。
三木武夫 81歳 総理大臣。昭和63年11月14日、議員在職のまま死亡。
急性心不全。

鈴木貫太郎 81歳 終戦内閣の首相。肝臓癌。
高橋是清 83歳 総理大臣。二・二六事件で拳銃の弾を受けて死亡。
吉田 茂 89歳 総理大臣。自民党総裁。老衰。

安倍晋三氏への銃撃、そして死亡の経緯

11時31分6秒頃、安倍が「彼(佐藤)はできない理由を考えるのではなく…」と語った瞬間、被疑者は1発目を発射した。安倍と被疑者の距離は約7メートルであった。1発目は誰にも当たらなかったが、爆破音のような大きな音とともに白煙が上がり、安倍は左後方へ振り返った。

被疑者は1発目の発射から約2.7秒後の11時31分8秒頃、警察官が止めに入る前に更に安倍に近づいて2発目を発射。この時点で安倍と男の距離は約5メートルであった。2発目は、安倍のの右前部と左上腕部に着弾す。安倍はよろめきながら演壇から降りると、その場に倒れ込み、意識を失い、心肺停止状態になった。

警察の調べでは、被疑者が車道に歩き出してから1回目の発射までの間隔は「9.1秒」とされた。警察庁がまとめた報告書により、1発目と2発目の間隔は「2.7秒」とされた。

被疑者は奈良県警に取り押さえられ、11時32分に殺人未遂現行犯逮捕された。

死亡確認

搬送先の奈良県立医科大学附属病院

奈良市消防局が公開した救急隊員らの活動報告書によると、同日11時32分に救急車の出動要請があり、程なくして救急車2台、ドクターカー1台を含む車両計7台が出動した。その間、現場に居合わせた看護師らが救命措置を施し、11時37分に先発の救急隊が到着、11時41分には次の隊が到着した。

安倍は道路に仰向けの状態で倒れており、自動体外式除細動器(AED)を用いるなどして救命措置が行われていたが、この時点で心肺停止の状態であることを確認していた。

その後、11時43分、救急車が安倍を収容し、11時54分に現場からドクターヘリの着陸先である平城宮跡歴史公園に向かった。この時点で消防は右首の銃創、左胸の皮下出血を確認した。

12時9分に安倍がドクターヘリに収容され、12時13分、ドクターヘリが離陸。12時20分、安倍は橿原市内の奈良県立医科大学附属病院高度救命救急センターへ搬送され、100 単位以上にわたる輸血と、止血術蘇生的開胸術などの蘇生措置が行われた。

16時55分、一報を受けて東京都渋谷区富ヶ谷の安倍の私邸を出た昭恵が奈良県立医大附属病院に到着。

医師が輸血を大量に行うなど蘇生措置を実施したことおよび容態を告げ、最終的に「蘇生は難しい」と昭恵が判断。17時3分に死亡が確認された。

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