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【読書】「カッコいい」とは何か? 平野啓一郎氏

 「カッコいい」とは、一体何を意味するのでしょうか。この言葉は、日本のポップカルチャーに深く根ざしており、多くの人々が日常的に使っています。しかし、その実態は非常に曖昧で、個人の価値観や文化的背景によって大きく異なることがあります。

 平野啓一郎氏の著書「カッコいいとは何か」では、この抽象的な概念を掘り下げ、その起源と現代社会における意味を探求しています。平野氏は、カッコいいという価値観が民主主義と資本主義が組み合わさった世界で、どのように動員と消費に影響を与えてきたかを分析しています。また、カッコいいとは何かを理解することが、20世紀後半の文化現象を理解する鍵であるとも述べています。

 この本は、単なる流行や外見だけでなく、内面的な価値や人間性に焦点を当てています。カッコいいとは、外見のスタイルやファッションだけでなく、個人の行動や考え方、生き方にも関連していると平野氏は指摘しています。それは、自分自身をどのように表現し、他者とどのように関わっていくかということにもつながっているのです。

 平野氏の著書は、カッコいいという概念を深く掘り下げ、私たちがどのように自己表現を行い、社会とどのように関わっていくかという問いに対して、新たな視点を提供しています。それは、単に流行を追うことではなく、自分自身のアイデンティティを見つめ直し、自分らしい生き方を模索することにも繋がるでしょう。

 平野啓一郎氏の「カッコいいとは何か」は、現代社会における個人の価値観やアイデンティティについて考えるきっかけを与えてくれる一冊です。カッコいいという概念について深く考え、自分自身の生き方を見つめ直したいと思う方には、ぜひおすすめの書籍です。興味を持たれた方は、是非手に取ってみてください。


男性は「カワイイ」と言われると喜び、女性は「カッコいい」と言われると喜ぶ時代。


 時代の変化とともに、言葉の意味や受け取り方も進化しています。かつては、男性に「カワイイ」と言うことは珍しく、女性に「カッコいい」と言うことも同様でした。しかし、現代では、これらの言葉が性別を超えて使われるようになり、人々はそれぞれの言葉から異なる種類の喜びを感じるようになりました。

 「カワイイ」という言葉は、もはや女性だけに限定されるものではありません。男性が自分の趣味やファッション、行動を「カワイイ」と表現されることに喜びを感じるようになったのです。これは、男性が自分の感性や柔らかい一面を受け入れ、それを社会が認めるようになったことを示しています。

 一方で、「カッコいい」という言葉も新たな意味を持ち始めています。女性が自分の強さや独立性、成功を「カッコいい」と称賛されることで、自信と誇りを持つようになりました。これは、女性が社会での多様な役割を果たし、それが称賛される文化の発展を反映しています。

 このような言葉の変化は、社会のジェンダー観念の変化と密接に関連しています。人々は、従来の性別に基づくステレオタイプから離れ、個々の人格や能力を尊重する方向に進んでいます。これは、より包括的で多様性を受け入れる社会への一歩と言えるでしょう。

 このトピックについて、皆さんはどのように感じますか?そして、もし「カワイイ」や「カッコいい」と言われたとき、それがどのような意味を持つのか、どのように感じるのかを考えてみてください。言葉は単なる音の組み合わせではなく、それぞれの文化や時代の価値観を映し出す鏡なのですから。


 兼高かおる氏の「カッコイイ」の定義は知性があることだそうです。筆者の私から見て、3歳で知ったジョン・レノン、12歳で知ったジョニー・ロットン、20代後半で知ったカート・コバーン。歌詞やパフォーマンスから知性があってカッコよかった。

湧き上がる知性の塊。ジョニー・ロットン 弱冠20歳
ある時はチンピラ、ある時はインテリ。
日々、豹変する、アジテーターにしてオピニオンリーダー。

 兼高かおる氏は、知性を持つことを「カッコイイ」と定義していました。彼女自身が多くの冒険を経験し、世界中を旅したジャーナリストであり、その旅の中で得た知識と経験は計り知れないものがあります。彼女の人生は、知性という美徳を追求する旅そのものだったのです。

女王なんか人間じゃねえ!
英国にも、(下層階級の)お前らにも未来はない!
俺たちこそが未来なんだ!

 そして、筆者が挙げたジョン・レノン、ジョニー・ロットン、カート・コバーンのようなアーティストたちは、音楽を通じて自分たちの知性を表現し、多くの人々に影響を与えました。彼らは、ただのミュージシャンではなく、ファッション・リーダーであり、思想家であり、革命家でもありました。彼らの作品は、リスナーに深く考えさせ、時には社会を変える力を持っていました。

レノン・レノンとオノ・ヨーコ 
ジョンライドンとノラ・フォスター


カート・コバーンとコートニー・ラブ

 知性があることは、単に知識が豊富であるということではなく、その知識をどのように使うか、どのように表現するかにも関わってきます。

 兼高かおる氏や筆者が挙げたアーティストたちは、自分たちの知性を使って世界に新しい風を吹き込み、多くの人々にインスピレーションを与えました。それこそが、真の「カッコイイ」と言えるのではないでしょうか。。

 今なお、ジョン・レノン、ジョニー・ロットン、カート・コバーンの楽曲が好きです。

 音楽は時代を超えて人々の心に響くものであり、ジョン・レノン、ジョニー・ロットン、カート・コバーンの楽曲は特に多くの人々に影響を与えてきました。彼らの音楽は、それぞれの時代の空気を反映しながらも、個々のアーティストの独自の視点と知性を表現しています。

 ジョン・レノンは、ビートルズのメンバーとしてだけでなく、ソロアーティストとしても多くの名曲を残しました。彼の音楽は愛と平和のメッセージを伝え、今もなお多くの人々に愛されています。

 ジョニー・ロットンは、パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のフロントマンとして知られ、その挑戦的な姿勢と社会に対する鋭い批評は、音楽だけでなく文化全体に大きな影響を与えました。

 カート・コバーンは、グランジムーブメントの象徴的存在であり、彼の率いるバンド「ニルヴァーナ」は、90年代の音楽シーンを代表するバンドの一つとなりました。彼の歌詞は、若者の不安や孤独を代弁し、多くのファンの共感を呼びました。

 これらのアーティストが残した楽曲は、単なる音楽を超えて、リスナーの心に深く刻まれるものです。彼らの音楽は、聴く人それぞれに異なる意味を持ち、新しい発見や感動を提供し続けています。。

かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう


 一方で、こんな主張をされている偉大なアーティストも見逃せません。。。

 私の尊敬してやまない、元ジャックスの早川義夫さんです。

 また、ハヤカワかい!! wwww


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