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刑務所を出るより就職が難しくなる…「高学歴難民」が抱えてしまう生きづらさの正体

博士号などの学位を取得しても、定職につけず、生きづらさを抱えている人たちがいる。そうした「高学歴難民」には、特有の困難がある。とりわけ深刻なのが家族との関係だという。犯罪加害者の家族を支援するNPO法人の代表で、『高学歴難民』(講談社現代新書)を書いた阿部恭子さんに聞いた―― 

プレジデントオンラインより

この問題について考えていきましょう。

「高学歴難民」が抱えてしまう生きづらさの正体


「高学歴難民」という言葉は、ポスドク、博士号などの高い学位を持ちながら、就職ができなかったり、希望する職に就けなかったり、低収入や非正規雇用に甘んじたりする人たちを指します。彼らは、自分の能力や価値が社会に認められないと感じたり、学歴に見合った生活ができないと悩んだりします。また、周囲の期待や偏見に苦しみ、孤立や自己否定に陥ることもあります。

🎓高学歴難民、なぜ増えてしまったのか?

高学歴難民とは、高い学歴を持ちながらも、就職や収入に困っている人々のことを指します。彼らは日本社会の「新しい弱者」とも呼ばれています。日本で高学歴難民が増えた理由は、以下のようなものが考えられます。

  • 経済の停滞と雇用の不安定化。バブル崩壊後の長期的な不況やグローバル化により、日本の経済は成長が鈍化し、正規雇用の減少や非正規雇用の増加など、雇用環境が悪化しました。これにより、高学歴者でも安定した職や収入を得ることが難しくなりました。

  • 教育の質の低下と学歴のインフレ。日本の教育制度は、戦後の高度経済成長期に合わせて、大量の高学歴者を生み出すように設計されました。しかし、経済の変化に対応できず、教育の質や内容が時代にそぐわなくなりました。また、大学や大学院の数や入学者の数が増えたことで、学歴の価値が下がりました。

  • 社会の価値観の変化と学歴の固定化。日本社会は、かつては学歴が人生の成功の基準とされていましたが、近年では、学歴以外の能力や経験、実績などが重視されるようになりました。しかし、一方で、学歴は就職や昇進などの人事評価において、依然として大きな影響力を持っています。これにより、高学歴者は、自分の学歴に見合わない職や待遇に不満を感じたり、学歴に囚われて自分の可能性を広げられなかったりすることがあります。

以上のように、日本で高学歴難民が増えた理由は、経済、教育、社会の複合的な要因によるものと言えます。高学歴難民の問題は、彼らだけでなく、日本社会全体の発展にも関わる重要な課題です。😊


🎓東大院卒でも平気で落とされる現実を知ろう

以前も書いたかと思うのですが、東大の院卒の方が面接に来られました。
また、早慶の院卒もかなり見えました。
中には現役の一流大学教授という人までが面接に来られるケースまで。
しかし、年齢を30オーバーすると、きちんとした職歴がないと、まず転職は困難となるでしょう。

ぶっちゃけて言いますと。

22歳~27歳のFラン大卒よりも、30歳以上という歳を取った一流大院卒のほうが価値が低い。これはどうしようもない現実です。
弊社は零細企業でしたが、それでも要らない人材。
取引先大手企業へ紹介しても、まず拒否されてしまいます。
どうしてもということであれば、完全出来高歩合制の営業職しか思いつきません。

🎓学歴よりも「若さ」が優先される社会

これはどの会社でもそうなのではないでしょうか?
少なくとも、知人の経営者はみなそう言っています。
結婚と同じです。
歳を取った美男美女よりも、普通のルックスの若い男女が選ばれるのと同じ。若さと期待値、伸びしろがないともう無理です。

「学歴」は若さとセットでこそ、威力を発揮している。
それに尽きます。
難関大であれば、2浪して、24とか25歳が限界年齢と知った方が良い。

勉強が出来ない大卒でも、2年努力を重ねて実績を付ければ、仕事上、余裕で25歳の高学歴を破ることは目に見えているからです。
そして、企業というものは、偏差値よりも会社に利益をもたらしてくれる人を最優先しています。
ですから、新卒が引っ張りだこなのです。

同様なことを東大医学部卒の経営者である、河野玄斗さんもおっしゃっていた。彼は医師免許、弁護士資格と公認会計士資格も保持している人。
かの人ですら、勉強よりも仕事の能力が必要になるのが社会人だと言い切っていましたね。全くそうなのです。

勉強が出来るという土台が土地であり、その上に諸々の能力というべき建物があって初めて住居(会社や組織)となる。そのような感じでしょうか。どちらが欠けても成立しない。ケーキ🎂あれば、スポンジ部分とクリーム部分のような関係。

もっと具体的に言えば「若さ+学力+職務遂行能力+コミュ力」でしょうか。
一般社員と、経営者目線では180度、思考が違うと認識しておきましょう。

勉強で結果を出すよりも、仕事で結果を出す方が遥かにハードでありシビア。これは間違いないですね。

マニュアルや参考書通りに、また、指導をただ受けるだけではなく、オリジナリティ、独創性、周囲の人間との協調性、体力、バイタリティ、様々な仕事に必要なスキルや知識、危機管理能力、人に好かれる要素、上に取り入れられる要素。また、イヤな付き合いも喜んで買ってでないといけないなど、理不尽な要求に応える能力も問われたりする。

勉強だけしている方が、どれだけ楽でカンタンかが理解できるというものでしょう。

それでは、せっかく努力して頑張ってきた、高学歴難民の支援方法を真摯に考えてみましょう。

🎓高学歴難民の支援にはどのような方法があるのか?

高学歴難民の支援の方法は、以下のようなものがあります。

  • 買って応援する。高学歴難民の人々が作った商品やサービスを購入することで、彼らの経済的自立や社会参加を促進することができます。

  • 企業と連携する。高学歴難民の人々に雇用機会を提供したり、彼らのスキルや経験を活かしたりすることで、多様性やイノベーションを高めることができます。

  • ボランティアする。高学歴難民の人々に生活スキルを教えたり、相談や交流の場を提供したりすることで、彼らの社会的なつながりや自信を強化することができます。

  • スタッフとして働く。高学歴難民の人々の支援に関わる団体や機関で、専門的な知識や経験を活かして働くことで、彼らの生活や権利の改善に貢献することができます。

  • お金を寄付する。高学歴難民の人々の支援に関わる団体や機関に、定期的にもしくは一時的にお金を寄付することで、彼らの教育や医療などの必要なサービスや物資を提供することができます。

高学歴難民の支援は、彼らだけでなく、日本社会全体の発展にもつながります。繰り返しますが、彼らに罪はないのですから、私たちはできることから始めてみましょう。😊

✅まとめ

私の意見としては、高学歴難民は、日本社会の構造的な問題の犠牲者であると思います。日本は、学歴主義や一度きりの就職活動、年功序列や終身雇用などの制度や文化が根強く残っており、高学歴者にとっても就職やキャリアの選択肢が限られています。また、高学歴者に対する偏見や嫉妬もあり、彼らが自分の学歴を隠したり、自分の能力を発揮できなかったりすることもあります。

高学歴難民の問題を解決するには、日本社会全体の変革が必要だと思います。学歴や年齢に関係なく、能力や適性に応じて就職や転職ができるようにするためには、採用や評価の基準を多様化し、柔軟な働き方を認める必要があります。また、高学歴者に対する偏見や嫉妬を減らすためには、教育やメディアを通じて、学歴や職業だけで人を判断しないという価値観を広める必要があることでしょう。

最後まで、お読み下さり、ありがとうございました。よかったらスキ、フォローよろしくお願いします😉

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