第5回:アンケートから
こんにちは、「DnoteLR⁺」のマーケティング・アプリDnoteLRのモニター、楽しんで頂いてますでしょうか?前回は「聞こえなかった音が聞こえる」について種明かしのお話をしました。
「なんか狐につままれたような話だなぁ」って。。。そうなんです、物理法則でスピーカーが空気を振動させて音楽を再生するのですが、その空気の振動から音場を再現しているのは人間の脳の中なんです。
さて、YahooのLODGEチームの協力で、今回のDnoteLRアプリのモニターに募集して頂いた方の数は、今日までに約60名に達しました。また、全ての方がモニター後のアンケートへの協力を快諾いただきました。本当にありがとうございます。
既に、モニターに応募して頂いた方の約20%の方からアンケートに回答を頂いていますので、今日までのまとめのチャートを、一部ご紹介させてください。
全般的に「DnoteLR⁺」の効果に肯定的なご意見をいただいており、「DnoteLR⁺」の最大特徴である「効果の感じ方に個人差が少ない」ことがアンケートの結果からも検証されているようです。
従来のサラウンド技術は、音源から両耳までの特性である、個人差の大きな頭部伝達関数(HRTF: Head Related Transfer Function)を使って、音場を再構成することを目指していたために、効果の感じ方の個人差が大きなことが課題でした。
つまり、テーラーメードの洋服のように個人に合わせてHRTFのパラメーターを最適化すると、サラウンド効果を強く感じるのだけど、フリーサイズの洋服のような最大公約数的なHRTFのパラメーターでは、サラウンド効果の感じ方が人によってマチマチになってしまうというジレンマです。
「DnoteLR⁺」では、個人差の大きなHRTFは一切使わずに、独自に開発した「DTSCエンジン」というスピーカーの振動板の数値エミュレーターを使って、左右のスピーカーから左右の耳に漏れる(本来は聞こえてはいけない)音を消した結果「脳が錯覚をおこす」ことを利用しています。
喩えて言えば、トリックアートの感じ方に個人差が少ないように、「DnoteLR⁺」のサラウンド効果の感じ方にも個人差が少ないのだとご理解ください。
これからも「DnoteLR⁺」技術を、優しく解説していきますので、よろしければスキ&フォローをよろしくお願いします!
アプリのモニター希望の方は、以下の GoogleForm から応募ください!。
https://forms.gle/5UAVmyo2Z7VL6AB76
以下のリンクからアンケートへ回答できます。
https://forms.gle/sNyHuovFwEF8UCN4A
最後まで読んで頂きありがとうございました。
もっと、詳しい理論的な背景を知りたい場合
以下の LinkedIn のページに技術論文がおいてあります。
https://www.linkedin.com/in/jun-ichi-okamura-6b8bb2b/
それでは、次回のコラムをお楽しみに。
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