上板橋・生花のリース作り(#50)
先日、苔のテラリウムを作りました。
「ひょっとして自分って、緑のインテリアが好きなのかも」
ということで、今度はリース作りにチャレンジします。
向かったのは上板橋にある「アトリエgreen」というお花屋さん。
駅を降りた瞬間、この町の「レトロな雰囲気」を感じ取りました。
というのも駅前にある美容室の名前が
「ビューテータナカ」だったから。ビューテーて……。
駅を出ると「上板橋銀座」をブラブラ。小さなお店が軒を連ねる、のどかな町でした。
駅から10分ほど歩くと「アトリエgreen」に到着。
緑に包まれたドアをくぐると、中はお花の香りでいっぱい!
まるで森の中にいるような香りに、思わず深呼吸してしまいます。
お店に入ると、講師の「遠山さん」にごあいさつします。
香りがふんわり。生花を使ったリース作り
さっそくリース作りの始まりです。
リースの作り方はいたってシンプル。ワイヤーの輪っかに、好きなお花・葉っぱをぐるぐると巻きつけるだけで完成します。
(左からスターチス・ヒムロスギ・ユーカリの葉)
お花の色合いや形のバランスを考えていると、これが奥深い。
わたしはヒムロスギのをベースにリースを編んでいきました。
テーブルの向かいでは、遠山さんも一緒にリースを編みます。
「お花屋さんは何年ぐらいやられているんですか?」
「このお店でしたら、もう12年になりますね」
そこから遠山さんのお話を聞いたのですが、このお話がすごく面白かった!
遠山さんは20代で脱サラし「お花を本格的に勉強したい!」と渡仏。
素敵なお花屋さんを見つけると、フランス語が話せないため身振り手振りで「ここで働きたいです!」という意思を伝えたのだそう。
脱サラした勇気はもちろん、言葉を話せないのにフランスに渡るガッツに脱帽です。
「そうやって好きなことに一直線の人生って羨ましいです」
そして作業を始めてから1時間ほどたち、リースが完成。
「ちょっといびつな円になっちゃいました」
とわたしが言うと、遠山さんは
「これでいいんですよ。丸くなくても、自分の意志を持って表現すれば、それが個性ですから」
と言ってくれました。波乱万丈の人生を送ってきた遠山さんに言われると、すごく深みがある気がします。
続いて遠山さんは、完成したリースをお店の壁に飾ってくれました。
「すごい!なんかすごくクオリティが上がった気がします!」
たくさんのお花がわーっと咲き乱れるような、素敵なリースだな、と感じました。
「こうして置けばほら、キャンドルホルダーにもなりますよ」
「めちゃくちゃおしゃれじゃないですか!」
インスタでしか見られないようなおしゃれさに、大満足のわたしでした。
「リースは時が経つと枯れてしまうけど、枯れたら枯れたでまた味があって良いんですよ」
と、遠山さん。お店の中にはお花の色が抜けたリースがあり、たしかに味のある作品になっていました。
時間の経過によって作品が変わるというのは、生花ならではの魅力だなと感じます。
ホット一息ティータイム
リース作りのあとはティータイム。実は「アトリエgreen」はカフェも併設しているのです。
お花の香りに包まれて飲むお茶は、格別の美味しさでした。
体験が終わると、時間に余裕があったので「葉っぱのリース」も作ってみることに。
これも簡単で、ユーカリの葉を針に刺していくだけで完成します。
体験を終えて
リースの出来栄えにすごく感動しました。講師の遠山さんのお話も面白くて、まるで友達とおしゃべりしているみたいに盛り上がれました。
今度はリース作りではなく、カフェのお客さんとして行こうかな。
店舗情報
店名:アトリエgreen
住所:東京都板橋区常盤台4-5-23
アクセス:東武東上線「上板橋駅」から徒歩約7分
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