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日光の貸切サウナ&アイスクライミングでととのう #52

当ブログでは「あそびのコーディネーター」の「せいじ」が、日本全国の面白い遊びを紹介しています!

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1泊2日の日光ツアー

わたしは毎年冬になると、スノースポーツを体験するという変わった習慣を持っています。

たとえば2021年はスノーカイト、2020年はスノーシュー、今年は……

「アイスクライミングをやってみよう!」

ということで2月のある日。わたしは電車を乗り継いで日光へ向かいます。

早朝の山手線に乗ると、爆睡するサラリーマンを発見。

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なんで早朝からこんな人がいるんだろう。まさか終電からずっと乗っていたのか?

日光の貸切サウナでととのう


3時間後、日光に到着。今日はこれから「日光サウナリゾート」という予約制・貸切のサウナに向かいます。

日光サウナリゾートまでの距離は約18km。移動手段は……レンタルサイクルです。

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18kmも自転車で移動するなんてバカげているかもしれません。

でも、レンタカーやタクシーを使うと1万円近くかかるため、どうしても安い手段でサウナまで行きたかったのです。(レンタルサイクルなら12時間2,000円)


自転車はアプリでレンタル。バッテリー残量が2/3の自転車(それしかなかった)を借りたら、いきなりトラブルが発生。

「バッテリーが40%しかない……」

しかもバッテリーはおんぼろで、走り出してすぐに残量が30%まで減ってしまいました。

「やばい急がないと」

こうしてサウナまでひたすら自転車を漕ぎます。道中には急な坂道があって、電動アシストがあっても登るのが辛い!

いつの間にか残りバッテリーは18%にまで減少。どうしよう、これじゃ帰り道のバッテリーが残らない。

そんなこんなで1時間以上自転車を漕いで、ようやく「日光サウナリゾート」に到着。

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スタッフの女性に「日光駅から自転車で来ました」と言うと、

「えっ、遠くないですか?」とびっくりされました。

そして念願のサウナ。自転車をたっぷり漕いで疲れたから、いっぱい汗をかいてリフレッシュしたい!

「うおー! 貸切サウナだ!」

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貸切サウナの開放感といったら! 周りを気にせず、ゆったり汗をかけてとても気持ちがいい!
サウナの中で寝転がっても良いし、ロウリュも可能だし、開放感がハンパじゃなかったです。

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サウナは薪ストーブ式で、パチパチと炎が燃える音を聞きながらのんびり。

汗をかいたら冷水浴です。水風呂はなんと……目の前に広がる泉です。

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おりゃーっと気合を込めて泉にダイブすると、冷たいけど気持ちいい!

泉を出たらキャンプチェアに座って外気浴。

「ああーととのう……」

日差しを浴びながら風を浴びていると、体中が羽のように軽くなってふわふわした気分。これすごく気持ちいい……

サウナの利用時間は2時間。たっぷり5セットのサウナを満喫しました。

帰り道。ついに自転車のバッテリーが切れてしまい「ただの自転車」に変貌。ペダルがものすごく重くて、足をパンパンにさせながら帰りました。

夜。お腹減ったな、駅近くの食堂で何か食べようかなとホテルを出てみたら驚愕。

時刻は午後6時なのに、ほとんどの飲食店が閉まっていたのです。

仕方がないので唯一空いていたラーメン屋で食事。

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アイスクライミングで高さ25mの滝に挑む

日光の旅2日目。今日はねんがんのアイスクライミング体験です。

朝。日光駅で送迎車に乗ると、主催者の「one-play-it」の店舗に集合。今日は男性3人のメンバーが集まりました。

ガイドさんの運転する車に乗り、しばらく移動したあとは徒歩で移動。そこには高さ25mの巨大な滝がそびえていました。

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「たっけー……」

これは崖の上から水をかけて作った人工の滝なのだそう。

アイゼンを履いてピッケルを両手に持つと、さっそくクライミング!

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「これメチャクチャ体力使うな……」

ピッケルを氷壁に突き立てると、体をぐいっと引き上げて登るのですが、とにかく疲れる。滝はほぼ垂直なので、登るには全身の体重を持ち上げる力が必要なのです。

そして滝を10mくらいまで登ったところでわたしは気づきました。

「これ、落ちたら死ぬ高さじゃん……」

そう思った瞬間、体中が恐怖に襲われました。命綱を着けている? そんなの関係ありません。怖いものは怖いです。

もう帰りたい、でも降りるには登りきるしかない!

登れば登るほど地面は遠のいていき、ますます恐怖が増していく。わたしはパニックを起こしかけながら、なんとか登り切りました。

「つ、着いた!」

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頂上に着いた時、やっと降りられるという安心感と、やり切ったという達成感が体中にこみ上げてきました。

降りるのは登るよりずっと楽で、命綱を下にたぐることで地上まで降りられます。

そしてセカンドクライム。今度は少し急なコースを登ることにしました。

コースを半分登った時のこと。ピッケルを氷に突き立てて、体を引き上げようとしたら…

「危ない!」

足が滑って、両手だけで壁に張り付く状態になってしまいました。

「落ちたら死ぬ、落ちたら死ぬ……」

必死にもがくけど、足が氷に固定できない、腕の力も抜けていく。もう本当にダメかと思いました。

なんとか踏ん張って安全を確保し、体制をととのえたものの……

「もう帰りたい……」

ピッケルを振り続けた腕の筋肉はパンパンだし、足もくたくた。それでも力を振り絞って頂上を目指します。

氷の壁は遠くから見ると美しいけれど、いざ登ってみるとあまりに残酷な存在でした。まるで、あらゆる生き物をはばむような冷たさにあふれていたのです。

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そして氷の壁の頂上にたどり着いた時、わたしは見ました。

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それは太陽です。目の前の景色がぶわーっと開けたかと思うと、太陽の日差しが目に入ったのです。

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「困難を体験した人にしか見られない景色……最高だな!」

あの時にみた太陽は一生忘れないと思います。

お昼休憩を挟んで最後のクライミング。頑張ったけど、腕の筋肉が限界で体を引き上げられなくなってしまったため、途中でギブアップとなりました。

こうして一泊二日の日光旅は終了。

それにしてもアイスクライミングは本当に怖かった。自然って本当に残酷だし、生き残るには登るしかないというスリルがヤバい!

命がけのスリルを味わえるアイスクライミング。あなたも体験してみませんか?

店舗情報(サウナ)

店名:日光サウナリゾート

利用料金:4,500円~

利用時間
・10:00~12:00
・12:30~14:30
・15:00~17:00

住所:栃木県日光市瀬尾3351

URL:https://www.nikko-sauna-resort.com/

店舗情報(アイスクライミング)

店名:one-play-it

開催期間:1月下旬~3月上旬

体験料金:13,000円

対象年齢:高校生以上

URL:https://oneplayit.com/outdoor/iceclimbing/iceclimbing01

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