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21/22 ワールドカップ関連

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21/22 スキージャンプW杯 Planica プレビュー

21/22 スキージャンプW杯 Planica プレビュー

W杯最終戦の地Planica。

言わずもがなのモンスターヒル。

長いシーズンもこれでようやく終了となります。

最大の注目は総合優勝の争い、Geigerと小林陵侑。

その差は66点。

Geigerとしては、かなり苦しい点差となりましたが

首の皮1枚といったところでしょうか。

状況は極めて厳しいです。

40点差以内に抑えられれば、2度の表彰台に乗りつつ陵侑を上回ることによって

総合優

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21/22 スキージャンプW杯 Oberstdorf フライング プレビュー

21/22 スキージャンプW杯 Oberstdorf フライング プレビュー

色々ありまして、毎日投稿を諦めました。

このシリーズも見れるかわかりませんが復帰です 笑

フライング3連発の真ん中、Oberstdorf。

ご存じジャンプ週間の開幕戦と同じ場所。

ここにはフライングヒルも聳え立っています。

現行、飛べるフライングヒルは世界に4箇所。

五輪シーズンにその3/4のフライングを周る

しかも3週続けて連チャン。

中々ぶっ飛んだスケジュールだと思います。。。

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Perfect day 〜Lillehummer 個人19戦 21/22スキージャンプW杯〜

Perfect day 〜Lillehummer 個人19戦 21/22スキージャンプW杯〜

一度は言ってみたい言葉

Perfect day

インタビューでKraftはそう言い放ちました。

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本当に得意なんだと脱帽するしかない。

2本目の陵侑、1本目もそうですが、僅かに踏み切る方向が上すぎたように私には見えました。

それ以外は、完璧だったと言っていいでしょう。

特に2本目のジャンプは、もっと飛んで行っても良かったと思っています。

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21/22 スキージャンプW杯 Lillehammer  プレビュー

21/22 スキージャンプW杯 Lillehammer  プレビュー

ノルディックスキーの国、ノルウェー。

男子は怒涛の11日間が始まります。。。

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さて、このLillehammer。

1994年にとんでもないドラマを巻き起こした地ですが

この場所を私はよく知りません。

時折、とんでもない追い風基調になることは知っているのですが

この地で行われるワールドカップは時間が遅すぎたり

タイミングが悪かったりで、ほとんど見たこと

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同点優勝 〜Lahti 個人第19戦 21/22スキージャンプW杯〜

同点優勝 〜Lahti 個人第19戦 21/22スキージャンプW杯〜

同い年

モンスターたる傑出度を見せられる二人。

小林陵侑とGranerud。

この先、何年も高めあっていくであろう

スキージャンプの現在と未来を担う2人が

表彰台の頂点を分かち合いました。

究極に仕上がったこの2人に、勝てる選手は地球上にいないでしょう。

ただ、究極に仕上がらないのがスキージャンプ。

今回はその序章かもしれません。

お互いベストな状態ではない中

世界の頂点を分け

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戦術Kraft 〜21/22スキージャンプW杯 Lahti団体戦〜

戦術Kraft 〜21/22スキージャンプW杯 Lahti団体戦〜

勝利に向かってコツコツとリードを積み上げたスロベニア。

五輪の団体戦の雪辱を目の前に

立ちはだかったのはオーストリアのKraft。

彼1人で27.5点のリードをひっくり返されました。。。

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プレビューではオーストリアは来ないと思っていました。

実際に、薄氷の勝利だった北京の団体戦メンバーから2枚替え。

普通の国であれば、2枚替えで戦力ダウンは免れません。

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見る覚悟 〜Lahti 個人第18戦 21/22スキージャンプW杯〜

見る覚悟 〜Lahti 個人第18戦 21/22スキージャンプW杯〜

見るのには覚悟が必要

長丁場の試合が予想される中、開始時間が遅いLahti

私には覚悟ができませんでした。。。
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勝ったのは今季2勝目となったKraft。

五輪では好調ながらも、やや持っておらず

個人のメダルからは見放されていました。

2本目にLahtiの荒れた風を完全に手懐けての圧勝。

ついでに個人のメダルにかすりもしなかっ

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21/22 スキージャンプW杯 Lahti プレビュー

21/22 スキージャンプW杯 Lahti プレビュー

北京五輪の団体戦から11日。

束の間の休みを挟んで再びワールドカップの戦いが再開されます。

ワールドカップの個人戦は,残すところ4箇所で6試合。

加えてフライング選手権も行われます。

風が吹き荒れ,試合時間が伸び,睡眠時間を削ってくるこのLahti

観戦には覚悟が必要です。

団体戦まずは小手調とばかりに,いきなり団体戦から始まるというスケジュール。

ここの地を得意とするのはノルウェー

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スキージャンプW杯21/22 Zakopaneプレビュー

スキージャンプW杯21/22 Zakopaneプレビュー

大荒れの札幌

タイミングが悪く、私は月曜日の試合から1本も飛ぶことなく

明日からの2連戦を迎えることとなりました。

土曜日の試合は全編Youtubeでライブ配信されます。

HTBさんはチャンネル登録者数が11万7千人と結構多いので

多くの方が見てくれると嬉しいですね。

ただ問題は、本日公式練習ができませんでした。

明日は9時から公式練習の予定ですが強風の予報。

今も、ドカドカ雪の降

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21/22スキージャンプW杯 Titisee-Neustadt プレビュー

21/22スキージャンプW杯 Titisee-Neustadt プレビュー

まあまあ荒れ気味の札幌。

そのため、午前中に宮の森で2本しか飛ぶことができませんでした。

今も、そこそこ風が吹いており

もしも今日、札幌でワールドカップを開いていたら初優勝が出ていたと思います 笑
#初優勝メーカー

Titisee-Neustadtサマー仕様になっていないこのジャンプ台。

ここ数年、雪不足に悩まされているイメージしかありません。

今年も格下のコンチネンタルカップは雪不

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バーンに吸い寄せられる 〜21/22スキージャンプW杯 Titisee-Neustadt予選〜

バーンに吸い寄せられる 〜21/22スキージャンプW杯 Titisee-Neustadt予選〜

今日は大雪の札幌。

午前中は練習を諦めました。今日なら良い試合が見れたはずです。

渋い予選、試合展開プレビューで

飛びやすそうなジャンプ台なものの、長距離飛行には技術を要するっぽいこのジャンプ台。

とコメントしましたが

雰囲気的に大倉山のように、向かい風なら簡単

追い風なら難しい、というような感じかもしれないです。
#プロフィールは全然違う

多くの選手が、飛びだしは悪くなさそうなの

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運か流れか 〜Titisee-Neustadt 21/22スキージャンプW杯 個人第17戦〜

運か流れか 〜Titisee-Neustadt 21/22スキージャンプW杯 個人第17戦〜

先日のコンチネンタルカップの高梨沙羅など

1番強い選手に1番良いかぜを吹かせちゃダメでしょう 笑

「そりゃそうなるわ」と言いたくなるような状況で飛んできた

GeigerとLanisek。

渋かった3日間。2人でHSオーバーのジャンプを見せ

ワンツーを獲得しました。

五輪を前にして、運を使ってしまったのか

はたまた良い流れを引き寄せているのか

五輪というところにフォーカスした時に

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21/22スキージャンプW杯 Willingen プレビュー

21/22スキージャンプW杯 Willingen プレビュー

今週は私も試合です。

明日がTVh杯

明後日が雪印メグミルク杯です。

TVh杯は1本目のみをYoutubeでライブ配信し

16時からテレ東系で放送されます。

今年も放送時間が他局に比べて嬉しいです。

一方で雪印メグミルク杯はHBC杯に引き続き、ライブ配信と

北海道ローカルのみの放送を行います。

今季、テレビ放送が行われる試合は全て

Youtubeで配信されることになりました。

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風はトモダチ、風を味方に 〜Willingen 個人第18戦 21/22スキージャンプW杯〜

風はトモダチ、風を味方に 〜Willingen 個人第18戦 21/22スキージャンプW杯〜

これほど強く「2本目よ中止になれ」思ったことはないかもしれない。。。

私自身の試合、去年、優勝のかかった雪印メグミルク杯ですら、昨日ほど強く思わなかったと思います 笑

伊東大貴さんの1本目。

110m付近から吹き上げてくる風を捉え

更に130m付近で吹き上げてきた風に対して暴れるスキーを押さえ込み

HSに迫るジャンプを見せました。

しかも、この吹き上げてくる風がうまくWFに反映されず

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