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ベランダで本気で野菜つくってみる? ① ミニトマト編

4月。
この時期になるとなんか落ちつかない。
桜を見てああ、春だなぁ!と散歩するよりも、
園芸をなり合いとしてる私としては駆け足でこれから走るぞ〜とちょうどスタートラインを踏み出しダッシュしたところだから、、、

普段なら。

そして毎週金曜日になったら新幹線や、飛行機や車で全国各地を移動する毎日。
全国をドサまわりしている芸人のよう、、、ある時は青森。ある時は新潟。ある時は長崎、ある時は高松、、、と言ったように全国のホームセンターを回っては、園芸指導や、講演、イベント周りなどをして、日曜日に帰る。
この数十年、そんな日々だった。
それが、このご時世。
スタートラインが、どんどん見えなくなってきて、とうとう一番忙しいはずが4月5月のメインの仕事が休業となってしまった。

てなわけで、初心に戻って、、、
ガーデニングしてみる?シリーズができそうな日々です(笑)

まず第一弾が「ベランダで本気で野菜つくってみる?」シリーズ

ミニトマトを育ててみる?

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ミニトマトは、夏野菜の中でも一番人気ですよね?
赤くて甘くてお弁当にも必ず母さんが入れるやつ。
だって、それがあるだけで茶色の多いおかずの中でパッと彩りよく見栄えが良くなるんですもの。絶対に必要なおかずアイテム。母さんの味方。
それに健康ブームで、一躍有名になった「リコピン」が豊富に含まれている。
リコピンには非常に強い抗酸化作用があります。ちなみに抗酸化作用とは体内の活性酸素を消去する働きのこと。
活性酸素というのは普通の酸素に比べ、非常に酸化力が強い酸素のことで、元々は人間の体内に侵入する細菌などを退治したり、科学物質を無毒化する役割を持っているのですが、その強い酸化力は、体内で活性酸素が過剰になると、身体の正常な組織まで傷つけてしまうのです。こうした活性酸素の作用は、がんなどの生活習慣病や細胞の老化を進める原因になると言われているのです。てなわけで、リコピンはこの活性酸素を消去する作用が強く、がんや老化などの予防に効果がある、と言われるのです。

トマトってすご〜い!!!
となるわけですが、実はトマト嫌いの人って世の中に意外に多い。
なぜなら、あの口に含んだ時にぴゅっと出る汁が嫌い。
青臭いから。など嫌いな人にとってはトマトの赤い色を見るとお皿の中から避けて避けて、、、、、
もしくは、ファミレスに行っても写真を見てトマトがないことを確認して、運ばれてきたものにトマトが入っていたら、怒りだすほど嫌い。
実際に私の周りにもトマト嫌いは多いのです。
店頭で、トマト苗の説明をしながら、試食を進めると、子供たちは、お母さん、どうにかしてくださいっ!というくらい何回もやってきては食べるけれど、トマト嫌いの人は見ただけで足早に去っていく。
そして何故か男性に多い。何故????

そんな方に朗報!?
今回私が選んだミニトマト「純あま」は、このジェリー状のところが少なく糖度も高い。
プリッとした食感が葡萄のよう。
そしてグルタミ酸含有で旨み成分も豊富。
というわけで、とっても人気のミニトマトでリピーターも多い。
私も毎年いろんな菜園で栽培して楽しんでいて評判が一番良い苗なんです。
そして今年は、「純あま オレンジ」が初登場。
ほら、ますますお弁当の彩りがよくなる。

ミニトマトの苗の選び方は?

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この時期たくさんのトマト苗が出ている中で、良い苗の選び方を知らない人は意外にも多い。
ヒョロヒョロでも長くて大きい苗がいい、と思っている人も多し。
でもできたら、きゅっと締まった苗がいい。
やっぱりね、、、きゅっ、て大事、笑。

苗はポットの中央に植わっているか?主軸がまっすぐか?葉が生えている次の段までの間が短いか?(節と節の間が詰まっていてしっかりしている)葉の緑色が濃いか?
病害虫の被害に遭っていないか? できたら双葉が付いているか?
などいろいろあるけれど、もうひとつ、一番花(下の方に咲いている初めて咲く花)が咲いているあるいは蕾が付いているか?

実は一番花が咲いてから容器に植えるのがベスト。
今の時期は、低温に当たってせっかくの苗も枯れてしまったり、弱ってしまうことも多い。でも長い間店頭に置かれていたり、いろんな人が手にとって弱った苗を植えたくないので、今回は早めに購入。少し小さめの鉢で苗を前もって我が家のベランダにならさせておくことにした。
いわば、、、お泊まり保育?お試し保育?的な????

植える時期は?どうやって植える??

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トマトの植える時期は、できたら5月の連休前後が理想。でも今年は、全てが前倒しに気温が高くなっているような気がする。なのでちょっと早め、という勘!
先にお話をしているように最初の花が咲くタイミングをこれから待とうと思う。
その前に、根っこだけはもう少し伸ばしてしっかりとした苗づくりをしようかと。
選んだのは、スリット鉢と言われるもので、鉢底に穴がなく鉢の横にスリットのような水抜きがある鉢。ポット苗のひとまわりだけ大きな鉢を用意して、鉢底石(白い軽石)を入れずにそのまま土を入れて、植え替えてあげることにした。

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苗を抜くときには、無理やりはダメっ!
聞き手の人差し指と中指で株元を挟むようにして押さえて、そのままひっくり返してポットの下、お尻部分を優しく揉む。そうすると、自然にポットから苗が取り出せる。しっかりと苗本体は、ホールドしながら。

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ほら、、白くて新しい苗。
まだ、いっぱい張ってない。
さあ、ここで土はほぐして植えるかどうか、、、、

ここはほぐさずそのままで!!

野菜の苗は元気なのであっという間に根が張ってくるけれど、
基本は幼い苗、植え替えて多少ストレスを与えてしまうことを見越して
ほぐさないのが基本。
ポットに土を半分くらい入れて、そして優しく苗を置き、
その周りに土を入れる。割り箸などを使って新しく土を入れた隙間にしっかりと
土を入れ込んであげることがとても大切。
何故ならば、土は、植物を支える重要な役割を果たすので、隙間があってはダメ!
何よりも根っこが張れないし、風でグラグラとして倒れてしまう。
どうかするとせっかくの苗も折れてしまうことも。


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そして無事に植え替えし終わった姿はこちら。

気付きました???
実は、ベランダではなく部屋の中で作業を行なっている私。
理由は、、、寒いから。腰が痛くなるから。真向かいの家からベランダでゴソゴソしているのが丸見えだから。(笑)
無理しな〜い。

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植え替えが終わったら、このままベランダへ。
その際には、まだ朝晩寒い時もあるので、ビニールの袋などに入れて
保温をしておきます。
今回はまだ花が咲くまでに時間がありそうと思ったから一度植え替えましたが、
もちろんポット苗のまま管理をしてそのまま本番の鉢に植えるのでもよし。
その際も、ビニールの袋に入れて保温しておくといいですよ。
植え替えたばかり、幼苗の間は大事に大事に過保護に育てておくのです〜。
そしてある程度元気に育ったら、ば〜んと放り出す。

鳥のヒナ式子育て方式でっ!

今回の苗は近所のホームセンターにて。
サントリーフラワーズさんの 
純あまと純あまオレンジの赤とオレンジのミニトマト。

4月から順次店頭に並びゴールデンウィークがピーク。
苗はなくなり次第終了となるので気にいった苗は確保しておくと良いでしょう。
あっという間になくなることもあるので、要注意です🙂

またその時が来たら、更新します!

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